トキナーのサイトを見ていたら、こんな記事が掲載されていました。

  日食を撮る:太陽を撮るために必要な4アイテム

太陽は、望遠レンズを使っても意外と小さく写りますから、望遠レンズは必須アイテムです。

これは、日食時に限らず、夕日を写したり月を写すときも同様です。

ということで、アイテムその1は、「望遠レンズ」ということになります。

上記トキナーのサイトには、400mmレンズが掲載されていますが、確かにそれだけの焦点距離は魅力だと思うものの現実にはシャープに写る望遠レンズは高価です。

私は、別の物を写す目的で、400mmのレンズを何本か購入しまたが満足できる物はありませんでした。ズームレンズはもちろん単焦点レンズも買ったのですが、400mm域では満足な写りになりません。もちろん、L単のEF400F5.6Lとか、EF400F2.8Lであればシャープに写せたと思いますが、さすがに高価で今のところ購入には到っていません。

でも、KISS用の250mmとか300mmとかでもそれなりには写りますから、試してみる価値はあると思います。

また、個人的にはフォーサーズマウントの望遠レンズを幾つか試してみて、50-200mmとか70-300mmとかはわりあい好みの描写でした。

さて、次のアイテムですが日食の場合ですと「NDフィルター」は必須でしょうね!

太陽の光は強烈なので、そのままでは撮影が難しいと思います。一般的に使われる「ND8」(光量を1/8にするフィルター)等ではぜんぜん太刀打ちできません。「ND400」でも力不足でしょうね。トキナーのサイトには「ND100000」という光量を10万分の1に減光するフィルターが掲載されていますが、そのフィルターを持ってしてもf8まで絞った状態でシャッタースピードは1/2000になるそうです。

このフィルターがけっこう高価なので、日食を撮るのはコストがかかるんだなあと感じました。

あと2つのアイテムは、「3脚」と「リモートレリーズ」です。

これらは、写真撮影が趣味の方は持っている場合が多いと思いますし、特に説明の必要はないでしょうね。

ただ、シャッタースピードが速い場合には必ずしも必要ではないような気もします。

肝心の日食ですが、次に日本で見ることができるのは、2012年の5月21日(月)です。

実は、日本で日食が見られるのは1987年の沖縄金環日食以来25年ぶりだそうです。

さらに、2012年の5月21日の「金環日食」は首都圏近郊で観測することが可能ですが、首都圏近郊で「金環日食」を見ることができるのは、1939年9月以来173年ぶりのことだそうです。

そんなに珍しい「金環日食」なら、アマチュア写真家の方でも高価な「ND10000」を買ってでも撮る価値があるのかもしれませんね。実は、この記事を書きながら私も「撮影に挑戦しようかな」と思ってしまいました。

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