コンデジなのに「有効画素数4600万画素」の「DP2 Merrill」が7月12日に発売されました。

ネット上には、既に幾つかのレビューが掲載されていますね。


リンク集からリンクさせて頂いている「デジタル一眼を比較してみるブログ」には、発売日の7月12日に、早くもレビューが掲載されていました。

DP2 Merrill & RX100 換算45mm遠景解像テスト(デジタル一眼を比較してみるブログ)

△天候があまりよろしくありませんので、今回は解像に関する予備実験で、主に DP2 Merrill での解像ピークとなる絞りF値を調べるのが目的の撮影となります。のちに他機種とまとめて解像テスト行うための予備テストです。

△どちらも絞り開放ですと少し甘いですので、中心部の解像ピークはほぼF4で、F5.6でもそれほど変わりませんが周辺部はここまで絞った方が良さそうです。F8まで絞ると全域明らかに小絞りボケで解像が低下します。

△DP2M のレンズは単焦点だけあり解像力が非常に高く、1段絞るだけでほぼ全域等倍結像となります。

△レンズ優秀ですので、この条件ですと明らかに RX100 より DP2M の方が優れますが、RX100 の広角端で現像条件を揃えると正直解像感で大差無い気がしなくもありません。

△DP2M はいろいろと癖の強い機種なのは間違いありませんが、解像感に関してはやはり素晴らしいものがあります。


次は、「SD1」をお使いの方のレビューです。シグマのカメラには大変お詳しい方のようです。

DP2 Merrill ファーストインプレッション (写真あれこれ)

△まず全体の使用感ですが、前のDP2よりさらに使い勝手が良くなりました。起動はとても早く、電源入れたらすぐにシャッターが切れます。

△全体の動作もキビキビしてます。

△さらにデータの書き込み時間もSD1よりかなり速くなってます。

△SDカードはサンディスクのエクストリーム(30MB/s)とエクストリームプロ(95MB/s)を持っているのですが、書き込み速度を調べた所、大きな差はありませんでした。DP2 MerrillのSDカードはサンディスクのエクストリームで十分だと思います。それでも十分サクサク撮れます。

△気になるのは画質ですが、正直言ってすごいです。画面の隅々まで収差も流れもない完璧な解像をしています。正直な感想は、「こんな絵今まで見たことがない」です。信じられない画質です。

△DP2 Merrillと同じ焦点距離の30mm F1.4 EX DCをSD1に付けて比較をしてみましたが、中央だけならいい勝負です。でも一番の違いは周辺画質です。もう全く別次元です。しかもこれDP2は開放F2.8ですから本当にすごいレンズです。

△一番の不満はMFダイヤルの使いにくさです。DP2 Merrillのダイヤルは速度が遅くて何度もグルグル回さないと狙ったピントに行き着きません。

△おそらく誰も期待していなかった動画機能ですが、自分はちょっとだけ期待してました。それは、録画中にフォーカスの変更が可能になるんじゃないかという期待です。ですが、DP2 Merrillでも残念ながら録画中にフォーカスの変更はできません。

△あとはやはりバッテリーですね。100枚行かないのはちょっと厳しいので、バッテリーが2つか3つ入るようなパワーグリップを作ってもらえると本当に助かります。

△いくつか細かな不満はありますが、全体としては本当にすごいカメラだな、というのが正直な感想です。SD1に最高のレンズを付け、厳密なピント合わせやミラーアップをしてようやく手に入る画質が、DP2 Merrillなら、ブレないように構えてシャッターを押すだけですぐに手に入ってしまうというのは驚異的です。

△日々遭遇する小さな驚きを気軽に写真に収める。そして、それがそのまま最高画質であるというのは、普段の生活が変わってしまうくらいの、大きなインパクトがあります。


GANREFに投稿されたレビュー記事です。

DP2 Merrillファーストインプレッション

△有効4,600万画素(4,800×3,200×3層)。中判カメラ相当の画素数となります。135 formatのD800Eや、1DXの、約3,630万画素、約1,810万画素に比べても遜色が無いですし、645Dとほぼ同じ画素数となっています。もちろん、写真の写りにはレンズもありますから、センサーだけでは一概には語れないのですが、DPシステムはレンズ固定です。つまり、Merrill素子に最適にボディからレンズまでの設計ができてしまうということですね(そうなっていることと期待しているわけですが)。

△SD1で撮影した写真をA3ノビに印刷したものを見せてもらい、その解像感の高さに圧倒され、購買意欲が非常に高まったことは事実です。ただ、Qを持っているので、使い道がほぼ同じということと、値段や、センサー以外の性能の件もあって(手振れ補正なし等)、最後の最後まで迷っていました。

△使い道はスナップが主となるので、起動が早くなければしばらくはQで我慢しようと、ヨドバシヘ。発売日だし、それなりに目立つ場所にあるかなと思ったのですが、見つかりません (^_^;。何とか見つけて、電源を入れて、即、購入決定。

△コンデジだからとたかをくくっていたのですが、問題無しでした。まあ、主観なのでヒトによっては遅いと感じるかもしれませんが、僕にとっては十分すぎる早さでした。笑いが自然とこみ上げてくるくらい、爆速でした。もちろん、Qも早いですけどね。

△通勤時の急ぎの中で撮影したものですが、個人的にはびっくりしています。


「DP2 Merrill」を「SD1」のサポートプログラムで手に入れられたMASAさんの記事です。

顧客サービス(MASAのブログ 偏愛する車・カメラ・楽器たち)

   シグマSD1が今春大幅に価格を下げて発売、
   それでは昨年高い価格で買った人に申し訳ないとシグマ製品40万円分のポイントをもらった。
   それだけでもすごい顧客サービスと思ったが、
   今回それを利用してDP2という新発売のカメラを注文したら

   「いつもSD1のご愛用誠にありがとうございます。
   また、この度はDP2Merrillのご用命を頂き重ねて御礼申し上げます。

   早速ですが、この度ご用命いただいたカメラは佐川急便
   にて昨日発送をさせていただきました。
   おそらく発売日の12日にはお届け出来ると思われます。

   お受け取り頂き、何かございましたら当サポートまでご遠慮なく
   お申し出ください。

   取り急ぎご報告を申し上げますとともに今後とも、
   弊社製品ご愛用のほどなにとぞ宜しくお願い申し上げます。」
   発売日に受け取れる様に送るとは・・・・至れり尽くせり


シグマの顧客サービスは、あちこちで賞賛されているのを読みました。「サポートプログラム」は、「SD1」ユーザーには感激でしょうね。

ところで、先ほどの「写真あれこれ」の記事をいろいろと読んでいると、山木和人シグマCEOインタビュー と言う記事があり、興味深く読ませて頂きました。

メーカートップの方のインタビューは、その会社のスタンスを知ることができるような気がして、面白いですね。

関連記事 シグマの山木和人 社長 男だなぁ

        DP2 Merrill (SIGMA)

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