DMC-FZ200（パナソニック）

先日、海外発表された「DMC-FZ200」が、国内でも発表されました。

世界初 600mmでF2.8の明るさを実現！全域F2.8 LEICA DC レンズ搭載
デジタルカメラ LUMIX DMC-FZ200発売
瞬間を捉える高倍率ズームモデル（パナソニック　プレスリリース）

発売日　2012年8月23日

主な特長と仕様
　・ズーム全域でF2.8の明るいレンズ
　・光学24倍ズーム（25-600mm相当）
　・高速約0.95秒起動
　・メカシャッターで世界最速約12コマ/秒の高速連写
　　（レンズ一体型デジタルカメラのメカシャッターとして）
　・約131.2万ドット相当の高精細EVF
　・「AVCHD Progressive動画（1920×1080/60p）」を搭載
　・外部マイク接続可能
　・ケーブルレリーズ対応

公式サイト　DMC-FZ200（panasonic）

コメント
このカメラの特長は、何と言っても600mm相当でF2.8の明るいズームレンズを搭載していることです。

これに相当するレンズは、デジタル一眼レフ（APS-Cサイズセンサー）だと、おおよそ400mmということになります。でも、果たして400mmでF2.8などというレンズはあるのでしょうか？

海外発表の時にも書きましたが、「ズームレンズで400mmのF2.8を実現しているレンズ」は私の知る限り一つだけあります。もちろん、市販されているレンズです。

　　APO　200-500mm　F2.8

ただし、リンク先の情報をご覧になるとお分かりのように、一般的なアマチュアフォトグラファーが扱えるようなものではありません。

スペックを見ると、フィルター径が意外と細いと思ったら「Ø72mm(リアフィルター)」、リアフィルターでした。

　　最大径 × 全長　Ø236.5mm×726mm(フード含む)
　　重量　15,700g
　　希望小売価格（税別）　2,500,000円

どなたかが雑誌で書いてらっしゃったのですが、仮に買ったとしてもこのレンズを載せる三脚が自宅にあるのか？ということを考えないといけません。

ということで超大型三脚を用意し、さらに「12コマ/秒」のメカシャッターというとでキヤノンかニコンのフラッグシップ機を持ち出し・・・。いや、ほとんど現実味のない話ですね、ワタクシにとっては。

でも、そういったスペックのカメラを、センサーサイズの小さなコンパクトデジタルカメラとはいえ、おそらく１０万円以下で販売というところに「DMC-FZ200」の特長があります。

そういえば、ずっと昔、パナソニックは「DMC-FZ1」という当時としては画期的なスペックのデジタルカメラを発売しました。

　　DMC-FZ1（パナソニック）

あの当時、スペックはともかく写りは・・・と思いましたが、使ってみると意外と実用的でした。少なくとも、Ｌサイズのプリントでは。（そういえば、「DMC-FZ1」もズーム全域でF2.8でしたね）

今回発表された「DMC-FZ200」も、デジタル一眼レフとは「等倍」での画質は比べるべくもないとは思いますが、２Ｌ版とかＬ版のプリントだと良好な画質が得られるのではないかと思います。

また、このズームレンズは動画撮影時には、かなり力を発揮するのではないでしょうか。

実際の画質については、国内発表前ですが海外サイトに撮影サンプル画像が掲載されていますので、下の関連記事から訪れてみてください。

関連記事
ズーム全域F2.8　LUMIX「DMC-FZ200」　レビュー集
DMC-FZ200 を発表（パナソニック）

なお、全くの余談ですが、「APO　200-500mm　F2.8」を使っている方は見かけたことがないのですが、単焦点の「EF400　F2.8L」については使っている方がいらっしゃいました。確か、室内イベントでお隣に座った中年男性がカバンの中からそのレンズを付けたEOSを取り出したので、「なんて大きな白レンズ」と思いました。被写体は地元のアイドル歌手グループだったと思います。マニアの方ってスゴイなぁと思いました。

価格情報

　　DMC-FZ200（楽天市場）

　　Panasonic ルミックス DMC-FZ200（Amazone）