シグマ(社長:山木和人)は、4,600万画素(4,800×3,200×3層)Foveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載した高画質コンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP1 Merrill」を発表しました。

   SIGMA DP1 Merrill 発表(2012-08-31:シグマ)

「SIGMA DP1 Merrill」は、新開発の4,600万画素大型イメージセンサーをコンパクトなボディに搭載した、次世代の高画質デジタルカメラです。

高性能28mm相当F2.8広角レンズを搭載し、45mm相当F2.8のレンズを搭載した「SIGMA DP2 Merrill」と、撮影スタイルによって使い分けができるとのこと。

発売予定日 2012年9月14日(金)

希望小売価格 オープン価格

公式サイト SIGMA DP1 Merrill

主な特長
 ・Foveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載
 ・有効画素数4,600万画素、記録画素数4,400万画素を実現
 ・センサー能力を最大限に引き出すために開発された専用設計の高性能レンズ
 ・蛍石と同等の性能を誇るFLDガラスやグラスモールド非球面レンズを採用
 ・マニュアルでのピント調整が可能
  レンズ側のフォーカスリングを回してピント調整が可能
 ・スナップ撮影に便利な両吊りストラップを採用
 ・ホットシューを標準装備
 ・専用バヨネットレンズフードの装着が可能
 ・動画撮影も可能
  動画はVGA(640×480)サイズで30fpsの撮影が可能

主な仕様

機種名 SIGMA DP1 Merrill
センサー Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー(CMOS) 23.5×15.7mm
有効 約4600万画素
感度(ISO) 100-6400
レンズ(換算) 約28mm F2.8
液晶モニター 3型 約92万ドット
連射(1秒間) 4コマ 最大7コマ
動画記録 VGA:640×480(映像範囲640×426)
内臓メモリー
撮影可能枚数 約97枚
大きさ・重さ 121.5×66.7×64.3mm 360g(電池、カード除く)
そのほか 充電池が2個付属

スペシャルサイト SIGMA DP1 Merrill:スペシャルコンテンツ

コメント
誤解される方がいらっしゃるといけないので、最初に書いておきますが、いわゆる「出力画素数」は「4,704×3,136」の約1475万画素です。

有効画素数は約4600万画素、「RAWでの記録画素数」については「4,704×3,136×3層(約45MB)」の約4400万画素です。

どうしてこうなるのかについては、長くなりそうですので、ここでは書きませんが、とにかくPC等で等倍鑑賞して画像の小ささを不思議がらないように……。
(そうは言っても1475万画素もあれば十分大きいかもしれませんけど)

しかし、解像度は、被写体にもよりますけど一般的なデジタルカメラの2500~3000万画素に相当すると思います。こちらも、説明すると長くなるので書きません。

くどくど述べるよりも、作例を見ていただいたほうが早いと思うので、上のスペシャルサイトからご覧ください。シグマの他のデジカメと同じように、唖然とするくらい高画質だと感じました。

なお、既に発売されている「DP2 Merril」と同じく、従来のモデルよりも大幅に使い勝手が向上していると思います。

レンズについては、28mm相当の単焦点ですが、この画角はけっこう使いでがあると思います。個人的には、4~5倍ズームのデジカメを使っていて、最も使用頻度が高いのがこの28mm相当です。

前モデルよりも少し大柄なボディになったのが気になりますが、それでもこの大きさでD800Eに匹敵する画質が得られる唯一のコンパクトデジタルカメラだと……いや、訂正します。「DP2 Merril」と併せて、唯一のコンパクトデジタルカメラのシリーズだと思います。

ちなみに「画質」の「評価」は、個人的な主観に基づいています、念のため。

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