CASIO デジタルカメラ EXILIM ZR1000 ホワイト 高速連写 ハイスピード 快適シャッター EX-ZR1000WE

EX-ZR1000 は、カシオから2012年11月9日に発売された、EXILIMシリーズのフラッグシップモデルとなるデジタルカメラです。

新GUIと新機構を採用した第3世代の“ハイスピードエクシリム”(2012-10-23:カシオ)

ニュースリリースによると、「タイムラグ、ピンぼけ、手ブレを限りなくゼロに近づける「TRIPLE ZERO」の開発テーマのもと、新“サクサク感”を実現した第3世代の“ハイスピードエクシリム”です」とのこと。

主な特長
○0.99秒の高速起動
○0.15秒の高速オートフォーカス
○最短0.26秒の撮影間隔
○180度まで開くチルト液晶
○全焦点マクロ
 (至近距離から背景までの全域にピントの合った撮影が可能)
○モーションシャッター
 (カメラに向かって手を振るとタイマーが作動)
○HSナイトショット(最大ISO25600相当の高感度撮影)
○スライドパノラマ
 連写合成で雄大な360度パノラマ
○RAW撮影が可能

コメント
先日のインタビュー記事で、当分の間、大きめのセンサーを搭載したデジカメを発売しないことが判明したカシオですが、この「EX-ZR1000」は「誰もがカンタンにきれいな写真が撮れること」を狙ったカメラだと思います。
カメラメーカーの中には「狙うところは画質です!」とキッパリ言い切るところもありますが、カシオが追求しているのは究極の高画質というよりも、軽快感や失敗のなさでしょうね。

 起動が速い……シャッターチャンスを逃さない
 高速オートフォーカス……シャッターチャンスを逃さずピンボケが少ない
 小サイズセンサー……被写界深度が深くピンボケが少ない
 撮影間隔が短い……軽快に撮影できる
 HDR技術……明暗差が大きくてもそれなりに撮れる
 HSナイトショット……暗いところでも撮れる

ある意味、シグマのDPシリーズとは対局にあるデジカメではないでしょうか?どちらが良いとかいうことではなく、使い方や目的による選択肢があるのだろうと思います。

特長の多いデジカメですが、個人的に感心したのが「全焦点マクロ」です。

背景をボカすことに熱心な写真家の方は多いのですが、画面の隅々までピントが合った写真がいい場合も多々あると思います。そういった写真を、プロの方なら「絞りを絞って遠距離から撮影する」などの工夫で撮影されるのでしょうけど、まったく違う発想で実現したところにカシオらしさを感じました。

なお、画質を確認しようと「撮影サンプル」を見ると、無理なくまとめてあるという印象でした。たぶん、それなりに良いレンズを使っているのだろうと思います。

公式サイト EX-ZR1000

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