光学20倍ズームのデジタルカメラは、昨年のトレンドでした。各社から、このクラスのデジカメが登場して大人気でしたね。

さて、発売から約1年たって未だに人気の2つのモデル。
パナソニックの「DMC-TZ30」と、キヤノンの「PowerShot SX260 HS」を比べてみました。


Panasonic デジタルカメラ ルミックス GPS搭載 高倍率 ホワイト DMC-TZ30-W
Panasonic DMC-TZ30

Canon デジタルカメラ PowerShot SX260HS 光学20倍ズーム GPS機能 PSSX260HS
Canon PowerShot SX260HS

機種名 DMC-TZ30  PowerShot SX260 HS
センサー 1/2.33型 MOS 1/2.3型
 1410万画素  1280万画素
感度(ISO) 100-6400 100-6400
レンズ(換算) 24-480mm 25-500mm
F3.3-6.4 F3.5-6.8
液晶モニター 3型 46万画素 タッチパネル 3型 約46.1万画素
連射(1秒間) 60コマ 40コマ 10コマ など 10.3コマ 2.4コマ
動画記録 1920×1080(AVCHD)ステレオ録音 1920×1080 ステレオ録音
内臓メモリー 約12MB
撮影可能枚数 約260枚 約230枚
大きさ 104.9×58.9×28.2mm 106.3×61.0×32.7mm
重さ 206g 約208g
そのほか GPS機能&地図表示 マルチアスペクト など

どちらも昨年(2012)3月に発売された人気モデルです。
こうして、当サイトの基準に従って性能を一覧表にしてみると、ずいぶん似たスペックです。
微妙に「DMC-TZ30」の方にアドバンテージがありますが、わずかな差のように思えます。

実は、海外サイトでも、似たような比較をしているページが見つかりました。

Canon PowerShot SX260 HS vs Panasonic Lumix TZ30

こちらのサイトでも、「98(Canon SX260HS) VS 100(Panasonic TZ30)」ということで、わずかな差という結果です。

選ぶポイント 1 画質・デザイン・大きさなど

ここからは、まったく個人的な意見です。迷わず「コーイングマイウェイ」という方は、遠慮なくスルーしてください。

まずは画質について、いろいろなサイトで写真を見比べてみました。広角・ズーム端、ISO100・ISO800・ISO1600とか、色合いとかもじっくり比較してみたのです。ついでに、中心画像と周辺画像とかも確認したのですけど、結論から書くとあまり差は感じられませんでした。

パナソニックとキヤノンということで、それなりに色合いと違うだろうと予想していたのですけど、はっきり言ってブラインドテストをされたら区別できないと思います。ということで、画質チェックの結果はイーブンです。

次はデザインです。ボディデザインで選ぶというのも、デジカメ選びの立派な理由だと思います。手にしたときの満足感って、こういうところで差が付くのかもしれませんし、好みの外観かどうかは重要だと思いますから。

ただ、これもイーブンです。個人的な好みはケレン味のないシンプルなデザインですが、どちらのデジカメも嫌いなデザインではないし、かといって特別に惹かれるものもありません。しいていうなら、キヤノンの「PowerShot SX260 HS」の方かな。ただ、「DMC-TZ30」の方はレッドとホワイトも選べます。

もう一つ重視したいのは「大きさ・重さ」です。はっきり言って、どちらも大きめ・重いモデルです。もちろんコンデジとしては、ですけど。ポイントとしては、個人的に重視しているのは「薄さ」ですので、これは「DMC-TZ30」のほう!薄さのアドバンテージって、ポケットに入れるとかなり感じますよ。

選ぶポイント 2 バッテリーチャージャー

付属品ですが、バッテリー充電器がパナソニックの「TZ30」のほうには付属しません。電池の充電は、カメラに入れたままUSB接続で行います。こちらのほうが便利だという方もいらっしゃるでしょうし、そうでない方もいらっしると思います。

私の場合は、予備電池を使いますから「カメラを使っているときにも充電できる」ということで「SX260HS」が好ましく思います。なお、「TZ30」も別売りの充電器を買うことはできます。

選ぶポイント 3 起動時間

起動時間については、比べたわけではないのですが、けっこう重視すべきポイントだと思います。

選ぶポイント 4 ユーザーインターフェイス

操作性で大きく違うのは、パナソニックの「TZ30」はタッチパネルを採用しているということです。私は前モデルのパナソニック「TZ20」を持っているのですが、ピント位置をカンタンに変更できて便利です。

また、起動スイッチが、キヤノンは「ボタンを押す」方式でパナソニックは「ボタンをスライドさせる」方式という違いがあります。慣れの問題かもしれませんが、気になる方もいらっしゃるでしょうね。

価格情報

どちらも、発売された1年前には3万5千円くらいで売っていたと思います。それからすると、現在(2013-1)の販売価格はバーゲンセールですね。この値段で売って、利益が出るのかな?

Panasonic DMC-TZ30(Amazon)

Canon PowerShot SX260HS(Amazon)

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