オリンパスは、2013年1月31日に7機種のデジタルカメラを発表しました。それらの中で、「高画質コンパクト」のキャッチコピーで発表されたのが、この「XZ-10」です。
型番からお分かりのように、「一眼に迫る高画質を追求」した「XZ-2」と同じシリーズになります。
「XZ-2」との主な違いは、センサーサイズが「XZ-2」は「1/1.7型」なのに対して、「XZ-10」は、一般的な「1/2.3型」を使っていることです。
ただし、ズーム比は「XZ-2」が「28mm~112mm(4倍)」なのに対して、「XZ-10」は「26mm~130mm(5倍)」と、よりワイドになっています。
また、重さも「XZ-2」が336gなのに対して、「XZ-10」は221gですから、約2/3の重さですね。「XZ-1の高画質は分かっているけど、あの大きさ・重さはちょっと」という方にはピッタリかもしれません。
ところで、肝心の画質ですが、次の公式サイトでご確認ください。
公式サイト STYLUS XZ-10
メーカーの「実写サンプル」ですから、それこそ「プロが条件の良い場面で撮影」したサンプルでしょうが、それにしてもクッキリした写りです。センサーサイズが1/2.3型ということで、あまり画質には期待していなかったのですが、コンデジにしては珍しく「等倍観賞」に耐えうる画質だと感じました。
現在、1/2.3型クラスのセンサーを搭載したコンデジで「画質を追求したモデル」は、この「XZ-10」の他には、ニコンの COOLPIX P310 くらいしか思い浮かびません。「COOLPIX P310」は、明るいレンズを搭載したコンパクトで高画質なモデルとして、ヒットしたデジカメです。
この「XZ-10」も、デザインが好評ならヒットするのでは?と思いました。
なお、「COOLPIX P310」はRaw記録には対応していませんが、こちらの「XZ-10」はRaw記録ができます。撮影後にホワイトバランスの調整などで色調を合わせることを考えると、一眼レフのサブモデルとしては「XZ-10」はかなり向いていると思いました。
主な仕様
XZ-10 主な仕様 | ||
センサー | 1/2.3型 CMOS 有効画素:1200万画素 | |
レンズ | 26-130mm相当 f/1.8-2.7 | |
液晶モニター | 3型 約92万ドット 抵抗膜方式タッチパネル | |
感度(ISO) | 100-6400 | |
連射(1秒間) | 約15コマ/秒(高速連写)、約5コマ/秒(連写) | |
動画記録 | 1920×1080(MOV:約29分まで) 音声:ステレオ | |
手ブレ補正 | センサーシフト式手ぶれ補正(動画時は電子手ぶれ補正) | |
内蔵メモリー | 約39MB | |
撮影可能枚数 | 約240枚 | |
大きさ・重さ | 102.4×61.1×34.3mm(突起部除く) 221g(バッテリー等を含む) | |
そのほか | ワイヤレスフラッシュコントロール機能 |
価格情報
発売前の現在(2013-02-05)、Amazonの販売価格は「¥35,820 通常配送無料」と表示されています。上位機種の「XZ-2」の価格は「¥ 49,599 通常配送無料」と表示されていますから、新製品販売直後の「逆転現象」は起きていませんね。むしろ、これだけの価格差は意外でした。
ただし、「XZ-2」の前モデルの「XZ-1」は、「¥ 22,260 通常配送無料」と表示されているので、コストパフォーマンスは「XZ-1」の方が高いかもしれません。
ちなみに「XZ-1」は、2012年末頃には「オリンパスオンラインショップ会員限定アウトレット」での価格が2万1千円台でした。買おうかと迷っているうちに、すぐに SOLD OUT してしまいました。
オリンパス XZ の検索結果(Amazon)
オリンパス XZ の検索結果(楽天)
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