E-3-001

いつものように、各社のニュースリリースを順に閲覧していたら、オリンパスのサイトにこんな記事が掲載されていました。

適時開示情報
当社に関する一部報道について(2013-02-13:OLYMPUS)

リンク先のPDFファイルを読むと、次のように書いてあります。

昨日(2月12日)、一部報道機関において、デジタル一眼レフカメラからの撤退、および大幅な縮小等を検討しているとの報道がありましたが、そのような事実はございません。
当社は、今後強化するミラーレス一眼カメラと共に、デジタル一眼レフカメラについても従来と変わらず継続してまいります。

どうやら、どこかの報道機関が、「オリンパスは、デジタル一眼レフカメラからの撤退、および大幅な縮小等を検討している」という内容の報道をしたようです。

リサーチしてみると、情報発信したのは、スポーツニッポンということのようでした。

一眼レフ、大幅縮小へ オリンパス、カメラ再建策(2013-02-12:スポニチ)

 オリンパスは12日、製品群の縮小を柱とするデジタルカメラ事業の再建策を、今春策定することを明らかにした。デジタル一眼レフカメラ事業を大幅に縮小するほか、高性能カメラ付きスマートフォン(多機能携帯電話)の普及で苦戦している小型デジカメも一段と絞り込む。巨額損失隠し事件を受けて事業の再構築を進める中、さらに追加のリストラに踏み込む。
(以下略…リンク先でご確認ください)

オリンパスの一眼レフは、現在も3機種がラインナップされていますが、実際に売れているのはフラッグシップ機のE-5だけだろうと思います。E-5は登場したときには前モデルとさほど変わり映えのしないスペックだったため、あまり評判が芳しくなかったのですが、実際の撮影画像が公開されると絶賛に近い評価に転じたモデルです。

※その後のミラーレス「オリンパスペンシリーズ」でも、同様の薄ローパスによるファインディテール処理が高く評価されていました。

ただ、E-5は、さすがに2010年10月の登場ですし、価格も比較的高価なため販売台数は少ないと思います。それで、一昨年頃から「オリンパスは一眼レフから撤退するのでは?」というウワサは根強いものがありました。そのたびに、オリンパス側は一応は否定しているわけですが、今回もそういった延長での報道と、それに対するオリンパスのプレスリリースだと思います。

ただ、個人的にはさまざまなメディアでオリンパスの見解を読んでいるのですが、今回のニュースリリースでホッとした思いがあります。オリンパスに限らず、カメラメーカー全体として一眼レフは機種というかメーカーが絞られてきたように感じます。

オリンパスも、一眼レフから撤退するかも?という一抹の不安があっただけに、安堵したニュースリリースでした。

なお、トップ画像は、ワタクシの雨の日用の一眼レフであるオリンパスE-3です。
撮影したときに使ったのは、1DMark2Nです。

このE-3は高かったし(でも1Dほどじゃなかったし)、重たいし(でも1Dほどじゃないし)、画素数も少ないし(でも…以下略)、などといろいろありますが良いカメラです。

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