ここのところ気になるデジカメは、ネオ一眼。

最近、電子ファインダーのデキが良くなってオリンパスなんて一眼レフの開発を止めてしまいましたし、ネオ一眼の性能も良くなったし、これで十分かなって。

あっ、ここでいう「十分かな」というのは、お散歩のお供とかそんな感じです。気合いの入った撮影には、一に「一眼レフ」二に「ミラーレス」、三四がなくて五に「コンデジ」っていう感じです、個人的には。

でも、最近は、「一眼レフの画質を越えるコンデジ」が登場しています。

とまあ、その話はおいといて、最近のマイブームである「ネオ一眼」について今年もまとめてみました。

なお、製品画像はネットショップのものを使っている関係で、実際の大きさを反映しておりません。あらかじめ、お知らせしておきます。

Canon デジタルカメラ PowerShot SX510 HS 広角24mm 光学30倍ズーム PSSX510HS

まずは、キヤノンの「PowerShot SX510 HS」。

とっても小型のネオ一眼です。

他のものとは一回り以上ちがうというか、コンパクトでいい感じ。

キャッチコピーは、「Wi-Fi対応 光学30倍ズーム 手のひらサイズモデル」。

スペック
・広角24mm-望遠720mm相当 30倍ズーム
・レンズ F3.4-5.8
・1/2.3型(裏面照射型)CMOS 有効約1280万画素
・モニター 3.0型TFTカラー液晶(約46.1万ドット)
・電子ファインダー なし!!
・連射 通常:約3.8枚/秒、ハイスピード連写:約10.5枚/秒
・大きさ 104.0×69.5×80.2mm
・重さ 約349g(本体)/約316g(電池等含む)

いきなりですけど「EVFなし」のネオ一眼です!

「いや、それってネオ一眼っていわないのでは?」という突っ込みも当然ながらあるでしょうが、でも一眼レフみたいな形をしていませんか。

ということで個人的な種類分けは、ネオ一眼なのです!

画質とかについては、公式ページまたは、PowerShot SX510 HS レビュー集などをご参照ください。

操作性もいいし、オートフォーカスも速いし、小さいながらもグリップはしっかりと持てるし好感触なデジタルカメラです。

発売からまだ半年もたたないのでまだ高値ですが、値段が落ち着いたら購入してもいいかなと思っています。

ただ、ひとつだけ気になる点をあげると、小型化とのトレードオフかもしれませんが「バリアングル液晶」だと嬉しかったかな。

現在(2014-01-04)の販売価格は、Amazonで「20800円」でした。

価格情報
Canon PowerShot SX510 HS 広角24mm 光学30倍ズーム(Amazon)

Canon PowerShot SX510 HS の検索結果(楽天市場)



OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS 1 28-300mm 全域F2.8 光学10.7倍ズーム ブラック STYLUS-1 BLK

あははは、どう見ても一眼レフにしか見えないでしょう?

オリンパスの「STYLUS 1」です。

キャッチコピーは、「憧れの光学系を手に入れた、究極のプレミアムコンパクト誕生」。

スペック
・広角28mm-望遠300mm相当 10.7倍ズーム
・レンズ F2.8
・1/1.7型 CMOSセンサー 有効1200万画素
・モニター 3.0型可動式 約104万ドット(3:2) 静電容量方式タッチパネル
・電子ファインダー 約144万ドット
・連射 7fps 最大撮影コマ数 JPEG:70枚 RAW:25枚
・大きさ 116.2mm × 87mm × 56.5mm(奥行きはレンズキャップLC-51A装着時)
・重さ 約402g(電池等含む)

こちらも、「ネオ一眼」というには少々疑問の声もあるモデル。何が理由かというと、ズーム倍率がたった10.7倍だからのようです。

でも、「1/1.7型センサー F2.8通し」というスペックで、画質のよさは「分かる人にはわかる」といった感じかな。

個人的には、広角が24mm以下だったらと思いました。

こちらも発売間もないということで、高値止まり。
現在(2014-01-04)の販売価格は、Amazonで「58457円」でした。

価格情報
OLYMPUS STYLUS 1 28-300mm 全域F2.8 光学10.7倍ズーム(Amazon)

OLYMPUS STYLUS 1 の検索結果(楽天市場)

関連記事 STYLUS 1 レビュー集(OLYMPUS)



Panasonic デジタルカメラ ルミックス FZ70 光学60倍 ブラック DMC-FZ70-K

パナソニックの「FZ70」です。

このカメラ、何がスゴイって、広角が20mm相当からなんですよ!

ネオ一眼って、何かと望遠側に注目されがちだと思いますが、個人的には広角の性能って使い勝手に大きく影響しますから、重要ポイントです。

キャッチコピーは、「世界初光学60倍ハイズーム」です。

スペック
・広角20mm-望遠1200mm相当 60倍ズーム
・レンズ F2.8-F5.9
・1/2.3型 総画素数1680万画素MOSセンサー
・モニター 3.0型 46.1万ドット TFTモニター
・電子ファインダー 約20.2万ドット相当
・連射 メカシャッター時:約9コマ/秒 最大3コマ(スタンダード / ファイン)
    AF追従連写:約5コマ・約2コマ/秒
    高速連写モード時:約10コマ/秒・3M(4:3)など
    フラッシュ連写
・大きさ 約130.2 x 97.0 x 118.2mm(突起部を除く)
・重さ 約562g(本体)/約606g(電池等含む)

現在(2014-01-04)の販売価格は、Amazonで「40770円」でした。

価格情報
Panasonic ルミックス FZ70 光学60倍(Amazon)
Panasonic FZ70 の検索結果(楽天市場)




SONY デジタルスチルカメラ Cyber-shot RX10 2020万画素COMS/光学8.3倍 DSC-RX10

こちらは、一眼レフっぽくないデザインだと感じるかもしれませんね。

ソニーの「DSC-RX10」です。

キャッチコピーは、「高性能ズームレンズを手の中で操る」。

関連記事 1型センサーF2.8の「RX10」発表(SONY)

スペック
・広角24mm-望遠200mm相当 8.3倍ズーム
・レンズ F2.8
・1.0型(13.2mm x 8.8mm) CMOSセンサー アスペクト比3:2 約2020万画素
・モニター 3.0型(4:3) チルト式液晶 約122.9万ドット
・電子ファインダー 144万ドット
・連射 速度優先連続撮影時: 最高約10コマ/秒
    連続撮影時: 最高約2.5コマ/秒 (AF-S時)
・大きさ 129.0 x 88.1 x 102.2mm
・重さ 約755g(本体)/約813g(電池等含む)

光学ズームは、たったの「8.3倍」です。ただし、センサーは「1型」と、かなりの大きさ。もちろん画質は、ひときわ良好だと思います。

その画質を支えるのは、センサーの大きさもさることながら、「計7枚の非球面レンズ」を使ったという光学系だと思います。

大口径「ズーム全域で開放F値2.8の明るさ」という点に注目がいくと思いますが、カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズは、コーティングも含めて卓越した描写を実現していると感じました。

た・だ・し、「大きさ重さ」もさることながら、実売価格も抜きんでていますからねー。ハッキリ言って、エントリー一眼レフの「ダブルズームキット」よりも高価なのは、購入に際して考えるところ。

もちろん、レンズ交換が要らないというネオ一眼ならではのメリットはありますけど、画質については、やっぱり一眼レフのほうが有利ですから。

参考までに現在(2014-01-04)の販売価格は、Amazonで「109980 円」でした。

価格情報
SONY Cyber-shot RX10 光学8.3倍(Amazon)
SONY Cyber-shot RX10 の検索結果(楽天市場)




Nikon デジタルカメラ COOLPIX P520 光学42倍ズーム バリアングル液晶 ブラック P520BK

ニコンのコンパクトデジタルカメラ、「COOLPIX P520」です。

キャッチコピーは、「表現力を進化させた1000mm光学42倍」です。

スペック
・広角24mm-望遠1000mm相当 42倍ズーム
・レンズ F3-F5.9
・1/2.3型原色CMOS 有効1808万画素
・モニター 約92万バリアングル方式
・電子ファインダー 約20万ドット相当
・連射 連写H[約7コマ/秒で最大7コマ(18M:NORMAL時)]
    連写L[約1コマ/秒で最大30コマ(18M:NORMAL時)]
    先取撮影
    高速連写120fps(約1/125秒以上で60コマ連続撮影)など
・大きさ 約125.2×84.1×101.6mm(突起部除く)
・重さ 約550g(電池等含む)

そつのないスペックというか、とりたてて「あっ」と驚くようなものは感じませんでした。でも、他の機種と比べて見劣りするようなところもないかな、という感じです。

登場したとき-「COOLPIX」史上最高のズーム倍率-ということでしたけど、デジカメ全体では50倍以上のものもありますし、でもかなりの高倍率というのは確かだし。

ただ、実際に使ってみると、意外とオートフォーカスに時間がかかってしまいました。連射が「7コマ/秒」でも、ピントが合わないとシャッターチャンスをものにできないかも。

ただ、そのあたりが気にならなければ、値段もこなれてきたので購入しやすくなったと思います。

現在(2014-01-04)の販売価格は、Amazonで「26275円」でした。

価格情報
Nikon COOLPIX P520 光学42倍ズーム バリアングル液晶(Amazon)
Nikon COOLPIX P520 の検索結果(楽天市場)




FUJIFILM デジタルカメラ X-S1 光学26倍 F FX-X-S1

富士フイルムの「FUJIFILM X-S1」です。

キャッチコピーは、「その一台に、何台分の才能を授けたのだろう」。

実は、「ネオ一眼」という名前は富士フイルムが初めて使ったネーミングです。ただ、現在は広く「一眼レフのような外観のレンズ一体型デジタルカメラ」を、そう呼ぶことが多いようです。そういう意味では、富士フイルムのこういった製品こそ真の「ネオ一眼」と呼べるのかも?

さて、この「FUJIFILM X-S1」の発売は2011年12月ですから、かなり時間が経っています。

登場したときに、ずいぶんと話題になったモデルで、理由は当時としてはハイスペックだったからだと思います。いや、今でも十分なスペックですね。画質を優先して、ズーム倍率を抑えたネオ一眼が、最近のトレンドのひとつですが、その先駆けとなった機種と思います。

スペック
・広角24mm-望遠624mm相当 26倍ズーム
・レンズ F2.8-F5.6
・2/3型 CMOSセンサー 有効1200万画素
・モニター 約46万ドット チルト方式
・電子ファインダー 144万ドット
・連射 超高速:約10コマ/秒[サイズM、S]   高速:約7コマ/秒 など
・大きさ 35mm×107mm×149mm
・重さ 約905g(本体)/約945g(電池等含む)

「2/3型」という大型センサーに、「有効1200万画素」という画素数を抑えた余裕ある仕様。レンズは「非球面4枚 ED2枚 9枚絞り羽根」と、贅沢な構成です。

特筆すべきは、一眼レフと同じようにレンズの「ズームリング」をまわしてズームできることが挙げられます。一般的なコンパクトカメラは、レバーでズームしますから、ずいぶん感触が違います。広角から望遠にスパッとズームできる操作性の良さは、まさに一眼レフを彷彿とさせます。

実際の写りについては、リンクさせていただいているmonoXさんのサイトで詳しくレポートされているので、ご参考まで。

富士フイルム X-S1 ~Xシリーズの名を冠した究極のネオ一眼(monoX)

価格情報
FUJIFILM X-S1 光学26倍 X-S1(Amazon)
FUJIFILM X-S1 の検索結果(楽天市場)





追加情報

RICOH XG-1 1,600万画素 超広角-超望遠52倍ズームレンズ センサーシフト式手ぶれ補正 高速連写 XG-1 07986

ペンタックスブランドで、8月8日に発売されたネオ一眼「PENTAX XG-1」です。

「光学52倍ズーム」に加えて「9コマ/秒の高速連写」が特長。

スペック
・広角24mm-望遠1248mm相当 52倍ズーム
・レンズ F2.8ーF5.6
・1/2.3型 CMOSセンサー 有効1600万画素
・モニター 3.0型可動式 約46万ドット
・電子ファインダー 約20万ドット
・連射 9コマ/秒 高速連写約30コマ/秒(記録画素数4M) など
・大きさ 約119×89×97.5mm
・重さ 約567g(電池等含む)

光学52倍ズームはかなりのもの。しかも、9コマ/秒の連写と、スペックは十分といった感じです。

ただし、「1/2.3型」という比較的小さなセンサーに、「有効1600万画素」というのは画質は不利なような気がします。レンズも望遠端で「F5.6」ですから、光の回折現象で心配。ただ、この機種だけでなく、他のいくつかのモデルも同様のことが懸念されます。

もっとも、あまり細かいことを言わなければ、比較的オールマイティに使える「ネオ一眼」だと思います。

また、前モデルの「X-5」は、実売価格がかなり安かったので、こちらのモデルもCPは高い状態が続くかもしれませんね。

価格情報
RICOH XG-1 52倍ズームレンズ(Amazon)
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OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS SP-100EE 世界初ドットサイト照準器搭載 光学50倍ズーム SP-100EE

オリンパスから3月20日に発売された「STYLUS SP-100EE」です。

スペック
・広角24mm-望遠1200mm相当 50倍ズーム
・レンズ F2.9ーF6.5
・1/2.3型 CMOSセンサー 有効1600万画素
・モニター 3.0型可動式 約46万ドット
・電子ファインダー 約92万ドット
・連射 約7コマ/秒の速度で最大6枚(撮影画素数:16Mまで可能) など
・大きさ 121.2×91.3×133.2mm
・重さ 589g(電池等含む)

最大の特長は、世界初という「イーグルズアイを搭載」したこと。

イーグルズアイは、「ドットサイト照準器」と訳されていますが、フレーミングを容易にするための装置。

その効果は、次の動画サイトで紹介されています。

比較動画 イーグルズアイ無デジカメ vs イーグルズアイ搭載デジカメ(youtube:OlympusImagingCamera)

遠くの被写体を確実に捉えることが容易になるという「イーグルズアイ=ドットサイト照準器」は、高倍率なネオ一眼にはぴったりなアイテムかもしれません。

なお、「ドットサイト照準器」は単体でも販売されていて、一眼レフなどと組み合わせて使われます。

価格情報
OLYMPUS STYLUS SP-100EE(Amazon)
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Panasonic デジタルカメラ ルミックス FZ1000 2010万画素 光学16倍 ブラック DMC-FZ1000

パナソニックから7月17日に発売された「LUMIX DMC-FZ1000」です。

スペック
・広角25mm-望遠400mm相当 16倍ズーム
・レンズ F2.8ーF4.0
・1型 MOSセンサー 有効2010万画素
・モニター 3.0型 92万ドット
・電子ファインダー 約236万ドット
・連射 約12コマ/秒(AFS) 約7コマ/秒(AFC) 電子シャッター50コマ/秒
・大きさ 約136.8 x 98.5 x 130.7mm
・重さ  約831g(電池等含む)

最大の特長は、ネオ一眼で初めて4K動画撮影に対応したこと。

現在(2014-09-06)、本体のみで4K動画に対応しているのは同じパナソニックの「LUMIX DMC-GH4」とこのFZ1000だけです。

動画の高精細さは、実は、「動画から切り出した静止画」にも反映します。

以前、デジタル一眼での動画撮影が珍しかったころに、よくこんな質問をされました。

  この動画で撮った画像を静止画にして保存したら、作品に使えますか?

「作品」というのは、コンテストなどの応募という意味だったと思います。

質問されるのは、年配の方が多かったと思いますが、もちろんハイビジョンとかフルハイビジョン程度では切り出した静止画でのコンテスト応募は難しいワケです。なにしろ200万画素程度しかありませんから。それに、もともと静止画で撮影された画像とは精細さが違いますから。

でも、4K動画なら約800万画素ですから、ある程度のクオリティで静止画を切り出すことができます。

そのあたりは、DMC-FZ1000リンク集 (Panasonic)からも参考となるサイトにリンクしていますから、ご参照ください。

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