ニコンは、デジタル一眼レフカメラの新たなフラッグシップモデル「ニコン D4S」を発表しました。

D4S

プレスリリースより

「D4S」は、従来機「D4」をベースに、AF(オートフォーカス)性能、画質、ワークフローと操作系、動画など、プロフェッショナルフォトグラファーの厳しい撮影条件下で必要とされる機能を見直すことで、フラッグシップモデルとしての完成度を高めています。

AF性能は、プロフェッショナルの高度なカメラワークを想定し最適化したアルゴリズムを採用。撮影画面内に突然入ってくる被写体を正確に掴むAF初動と、被写体が高速で接近し、フレームいっぱいの構図になっても追従し続ける正確性を高めています。

また、「グループエリアAF」を新たに搭載したほか、AF・AE追従で約11コマ/秒の高速連続撮影により撮影ワークフローの高速化を実現しました。

画質は、新画像処理エンジン「EXPEED 4」、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーにより、従来よりも高い鮮鋭感と立体感、自然な肌のトーンを実現しました。

常用感度域はISO 100からISO 25600となり、全域でさらにシャープなラインとざらつきの少ない美しい色を実現、オートホワイトバランスの精度も向上しています。

さらに、プロフェッショナルが求める高度なワークフローを考慮し、改良を重ねることで利便性を高めました。連続撮影時の像ブレを抑え、像消失時間を短縮させることによりファインダーの見えを改善したほか、グリップ形状とボタン類のレイアウトを改良するなど、よりスムーズでストレスの少ない操作性とワークフローを実現。

有線LAN通信では1000BASE-T対応し、撮影後のPCでの編集をスピーディに行える「RAWサイズS」(12bit、非圧縮)も導入しました。

動画では、1920×1080:60p/50pのフレームレートに対応。「EXPEED 4」により、全感度域(ISO 200-25600)でノイズを抑え、なめらかで豊かな階調表現が可能です。また、「1920×1080クロップ」では特に鮮鋭感の高いクリアな映像を実現します。

発売日 2014年3月6日予定

価格 オープンプライス

主な特長

○進化したAF性能
 極限の状況での捕捉性能・追従性能が進化

○常用感度域はISO 100からISO 25600
 (ISO 50相当までの減感、ISO 409600相当までの増感も対応)

○ミラーバランサーなどの改良によりファインダーの像ブレを低減

○画像モードにRAWサイズS(12bit、非圧縮)
 画素数をRAWの1/4にして記録する「RAWサイズS」を新たに追加

○フルHD動画撮影機能「Dムービー」
 1920×1080:60p/50p対応

主な仕様

・センサー フルサイズ(36.0×23.9mm)サイズCMOSセンサー
・有効画素数 1623万画素
・記録媒体 XQDメモリーカード、コンパクトフラッシュカード
・ファインダー 上下左右とも約100% 倍率 約0.7倍
・連射 1コマ/秒~11コマ/秒
・ISO感度 推奨露光指数:ISO 100~25600
・AF検出範囲 -2~+19 EV
・大きさ 約160×156.5×90.5mm
・重さ 約1180g(本体のみ)

公式サイト D4S

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