オリンパスは光学24倍ズームレンズと世界初となる光学式5軸手ぶれ補正を搭載した「OLYMPUS STYLUS SH-1」を発表しました。

olympus-stylus-sh-1

発売日 2014年4月下旬

価格 オープン

ニュースリリースより

OLYMPUS PENとの世界観を共有する上質なデザイン

広角25mmから望遠600mmの光学24倍高性能ズームレンズを搭載

世界初となる静止画、ムービーいずれにも対応した光学式5軸手ぶれ補正

スマートフォンとの連動で画像のシェアやワイヤレス撮影を快適にする内蔵Wi-Fi

進化したアドバンスムービーモードで、4種類のムービー撮影が可能

主な仕様

・有効画素数 1600万画素
・センサー 1/2.3型CMOSセンサー
・レンズ 25mm~600mm相当 F3.0-F6.9
・モニター 3型 約46万ドット
・連写 11.5コマ/秒(16枚)
・撮影可能枚数 約380枚
・大きさ・重さ 108.8×63.2×42.4mm 271g

コメント
スリムなデザインに20倍クラスの高倍率ズーム、そして強力な手ぶれ補正と動画性能に優れたモデル。この条件にぴったり当てはまるのが、キヤノンの「Power Shot SX280 HS」そしてこの「STYLUS SH-1」です。

センサーのサイズも、どちらも「1/2.3型」。ただし、ズーム倍率も画素数も「STYLUS SH-1」の方が高スペックです。

ただし、最近のコンパクトカメラにおいては、多画素は必ずしも高画質と結びつかないだけに気になるところです。が、それ以外は動画に強いデジカメとして魅力的な感じがしました。

さて、このデジカメのニュースリリースを読んで、「おっ」と思ったのが「光学式5軸手ぶれ補正」です。

確かオリンパスの「OM-D E-M5」で世界初の「5軸手ぶれ補正」を出したときには、レンズシフト式では不可能だとアナウンスしていたような気が・・・。

個人的にも、レンズシフト方式で「回転ブレ」を補正するのは難しいと思ったので、なんとも不思議な気がしました。

ニュースリリースの説明を読んでも、よく分からなくて、公式サイトの動画をみると、オリンパスお得意の「センサーシフト式」との組み合わせのようです。そして、もう一度ニュースリリースの説明を読みました。

3.世界初※1、静止画もムービーにも対応した光学式※2 5軸手ぶれ補正
「OM-D E-M1」で好評の5軸のセンサーシフト式手ぶれ補正が進化し、ムービーにも対応しました。一般的なコンパクトカメラの手ぶれ補正は、前傾後傾(ピッチ)、左右回転(ヨー)の2軸の角度ぶれを補正するのみでしたが、従来機の「STYLUS SH-50/60」から、静止画では、ピッチ、ヨーの2つの角度ぶれに加えて、レンズの中心軸まわりの光軸回転ぶれを補正する3軸手ぶれ補正を搭載し、ムービーではカメラが上下に動く並進ぶれと左右に動く並進ぶれを電子的に補正し、光学補正と電子補正のハイブリッドで5軸の手ぶれ補正を実現しました。「STYLUS SH-1」では「E-M1」の光学式※2手ぶれ機構をベースに進化させ、デジタルカメラ、ビデオカメラを含めて世界初となる、静止画・ムービーの両方に対応した光学式※2 5軸手ぶれ補正を搭載しています。2軸の角度ぶれ、レンズの中心軸周りの光軸回転ぶれに加え、マクロ撮影で起こりやすいカメラが上下や左右に動くことにより生じる並進ぶれを光学的に補正することで、合計5つのぶれを高精度に抑えるので、暗い場所でも手持ちやフラッシュなしで撮影でき、自然な雰囲気を表現できます。ムービー撮影時は、この光学式※25軸補正に加えて、電子的にも5軸の補正を行う新ハイブリッド手ぶれ補正により、従来機より強力な手ぶれ補正が可能。その性能は最新のビデオカメラに匹敵します。子供を追いかけながらの撮影や揺れる乗り物からの撮影でも思い通り美しく残すことができます。

イマイチわからない・・・。

と思っていたら、こんな説明が書いてありました。

※2 光学式ブレ補正はカメラ映像機器工業会(CIPA)ガイドラインにて定義されており、センサーシフト式を含みます

はい、この「光学式」というのは「センサーシフト式」でした~!

でもですねえ、「光学式」って聞いたら、ほとんどの方が「レンズシフト式」だと思うのではないでしょうか?う~ん、イマイチ納得できないような。

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