キヤノンは、超望遠ズームレンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」を発表しました。

ニュースリリースより

ef100-400l-is-ii

「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」は、最高水準の性能を追求したプロフォトグラファー向けの「L(Luxury)レンズ」です。

同製品は、発売当初から高い評価を受け続けるロングセラー製品「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」(1998年12月発売)の16年ぶりの後継機で、最新の光学設計により従来機種から大幅に画質が向上しています。

発売日 12月下旬

価格 30万円(税別)

主な特長
○蛍石レンズ1枚とスーパーUDレンズ1枚を含む16群21枚からなる最新の光学設計
○新開発コーティング技術「ASC(Air Sphere Coating)」を採用
  フレア・ゴーストを大幅に抑制しています。
○IS(手ブレ補正機構)が従来機種の1.5段分から4段分に向上
○不規則な動きの動体撮影時に最適な「ISモード3」を新たに搭載
○ズーム方式を直進式から回転式へと変更
○ズームリングのトルクが好みのレベルに調整が可能
○レンズをカメラに装着したまま取り外せる独立構造の新三脚座を採用

主な仕様
・焦点距離 100-400mm
・明るさ F4.5-5.6
・最短撮影距離 0.98m
・絞り羽根枚数 9枚
・フィルターサイズ 77mm
・手ぶれ補正 4.0段分
・大きさ φ94×193mm
・重さ 1,570g

公式サイト EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

コメント
陸上撮影に行くとよく見かけるのが、「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」です。超望遠レンズとしては、比較的手頃な大きさで、直進ズームで素早いズーミングが可能。価格も20万円を切っていて比較的手頃なLレンズです。

ただ、発売が1998年11月ということで、かなり古い設計。画質も特に望遠側でイマイチ甘いという評判で、リニューアルが待たれていました。

数年前から、近いうちにリニューアルされるという噂が出ては消える状態だったと思いますが、
ようやく新発売です。

画質は、公式サイトのMTF曲線を見る限り、特に望遠側での画質が向上しているようです。最短撮影距離も、従来機の全域1.8mから全域0.98mへと大幅に短縮。

価格は、メーカー発表が30万円で、大手通販だと27万円程度のようです。従来機が約17万円なのでその差は約10万円。

キヤノン望遠レンズの定番となっている「EF70-200mm F2.8L IS II USM」が約22万円程度なので、それよりも5万円程度の廉価となりますね。

実は、望遠レンズは300mmまではけっこう種類があるのですが、400mm以上となると、とたんに選択肢が少なくなります。最近はサードパーティ製の超望遠レンズも販売されていますが、数少ない「手の届く超望遠レンズ」として期待は大きいと思います。

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