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高級コンデジの価格を比べて~やっぱり割安だった「XQ1」(FUJIFILM)

今回は、お値段というか販売価格の話になります。価格は常に変動しているので、2014年8月31日における情報ということでお読みください。

先日、8月25日に、次の記事をアップしました。

「PowerShot S120」と「FUJIFILM XQ1」を比べてみました

そして記事の最後に、こんなことを書きました。

大きな差がある実売価格
ということで、正直なところ性能的には若干「XQ1」の方が優れているのかな、と思いました。
そして、この2機種はどちらもよく売れているのですが、実売価格にはけっこう差があります。
おおまかに言うと、「S120」が約3万円。「XQ1」が約2万4千円という程度です。
この価格差は、ちょうど半年前に同じような比較記事を書いたときにも生じていました。理由はブランドによるものなのかは分かりませんが、相対的に「XQ1」は割安だと思います。

ということで、「XQ1」は割安だなぁと思っていたら、8月29日に「日経トレンディネット」に次のような記事が掲載されました。

価格下落で大混戦の高級コンデジ、富士フイルム「XQ1」がトップに

記事の中で、「XQ1がズバ抜けて安いことが分かる」とありますが、個人的にもそのとおりだと思います。

FUJIFILM プレミアムコンパクトデジタルカメラ XQ1 シルバー F FX-XQ1S

 ※画像はネットショップにリンクしています

ということで、今回は2機種の比較ではなく、ライバルになるであろう高級コンデジ全体ではどうなのか、調べてみました。

1 前提としての「高級コンデジ」について

以前は高級コンデジというと「1/1.7型」のセンサーを搭載していたものが多かったのですが、ここ数年はもっと大きな「APS-Cサイズ」のセンサーとか「1型」のセンサーを搭載したモデルも多くなってきました。

でも、特にズームレンズを搭載したコンデジに限れば「1/1.7型」のセンサー搭載機って、いくつも販売されていますね。

逆に、「APS-Cサイズ」のセンサーを搭載したコンデジは、ほとんど単焦点レンズであまりライバル関係にはならないように思います。

2 ズームレンズ搭載の高級コンデジ

では、現在販売中の高級コンデジは、どんなものがあるのでしょうか。

ライバルになるであろう条件を絞って、調べてみました。

◆ 「1/1.7型」のセンサーを搭載しているもの。
◆ ズームレンズを搭載したもの。
◆ ポケットにすっと入る大きさのもの。
  ※ラインナップにないメーカーは、近いスペックのもの。

3番目の条件は、やや主観的ですが、いわゆるネオ一眼などはジャンルが違うと思いますから。

ということで、上の条件を満たした高級コンデジの一覧です。
※以下画像はネットショップにリンクしています

機種名 有効画素数 厚さ の順です。
厚さを記載したのはコレが一番かさばるかどうかに影響すると思うからです。

キヤノン

Canon デジタルカメラ PowerShot S120(ブラック) F値1.8 広角24mm 光学5倍ズーム PSS120(BK)

PowerShot S120 1210万画素 29mm

Canon デジタルカメラ PowerShot S200(ブラック) F値2.0 広角24mm 光学5倍ズーム PSS200(BK)

PowerShot S200 1010万画素 26.3mm

ニコン

Nikon デジタルカメラ P340 開放F値1.8 1200万画素 ブラック P340BK

COOLPIX P340 1219万画素 32mm

オリンパス

OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS XZ-2 1200万画素 裏面照射型CMOS F1.8-2.5レンズ ブラック XZ-2 BLK

STYLUS XZ-2 1200万画素 48mm

パナソニック

Panasonic デジタルカメラ ルミックス LX7 光学3.8倍 ブラック DMC-LX7-K

DMC-LX7 1010万画素 45.6mm

富士フイルム
FUJIFILM XQ1 1200万画素 33.3mm

ペンタックス

PENTAX デジタルカメラ PENTAX MX-1 クラシックブラック 1/1.7インチ大型CMOSセンサー F1.8大口径レンズ PENTAX MX-1 BK

PENTAX MX-1 約1200万画素 51.5mm

こうしてみると、高級コンデジって、画素数がみんな控えめですね。
普及型のコンデジは、1600万画素とか2000万画素とかなのに、多くても1200万画素クラスですから。

もっとも、そのあたりが高画質の秘訣だったりして。

2 高級コンデジの販売価格

上のラインナップした高級コンデジの販売価格を調べてみました。

ショップはいつものAmazonです。2014年8月31日の販売価格

キヤノン
PowerShot S120 31,321円
PowerShot S200  17,671円
ニコン
COOLPIX P340 26,997円
オリンパス
STYLUS XZ-2 22,800円
パナソニック
DMC-LX7 35,000円
富士フイルム
FUJIFILM XQ1 30,200円
ペンタックス
PENTAX MX-1 28,510円

あれっ、8月25日に記事を書いたときとは、微妙に変化しているような感じですね。

ダントツに安いのは、「PowerShot S200」ですが、これは下位機種でRAW保存もできないからちょっとジャンルというかクラスが下のような気もします。

次に安いのは、「STYLUS XZ-2」ですね。

実は、2月4日(2014年)にアップした記事にも、「STYLUS XZ-2」の割安さのことは書きました。

「STYLUS XZ-2」と「PENTAX MX-1」を比べてみました

まとめ

こうして一覧で比べてみると、一番割安なのはオリンパスの「STYLUS XZ-2」のような気がしてきました。この価格は、実は記事をアップした2月4日から半年以上あまり変わっていないと思います。

次に、先日このサイトで記事をアップした「XQ1」について。

上に書いたように「日経トレンデイネット」に掲載され、それが人気記事になった「XQ1」は、Amazonでは値上げしたのが、現在は他の機種と比べて安いということはありませんでした。※日経トレンデイネットの人気記事ランキング(デジカメ)で1位(2014-08-31)

念のため楽天市場で調べても、29,000円台でしたから、値上げしたのだと思います。これも「日経トレンデイネット」の影響かと推測すると、やっぱり大手サイトの影響力はすごいですね。

逆に言えば、当サイトの8月25日の記事を読んで「XQ1」を購入された方は24000円くらいでしたから、ずいぶんリーズナブルなお買い物ができたのではないでしょうか。

ということで、最後はちょっぴり負け惜しみのようになってしまいましたが、つくづくデジカメ購入はタイミングが大事だと思いました。

なお、キヤノンの「PowerShot S200」(17,671円)は、特別に安いというほどでもないとは思いますが、普及型のデジカメの新製品を買うよりも長い目で見たら満足感は高いと思います。

意外と身近な方で、高級コンデジをお持ちの方は少ないですよ。


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「PowerShot S120」と「FUJIFILM XQ1」を比べてみました

メーカーは違うけれど、なんだかよく似ているふたつのデジタルカメラ。

Canon デジタルカメラ PowerShot S120(ブラック) F値1.8 広角24mm 光学5倍ズーム PSS120(BK)

PowerShot S120

FUJIFILM プレミアムコンパクトデジタルカメラ XQ1 ブラック F FX-XQ1B


FUJIFILM XQ1 

そう感じたのは、「PowerShot S120」と「FUJIFILM XQ1」です。※画像はネットショップのものを使っています。

最初は、そうも思わなかったのですが、次の記事を読んで背面写真をくらべると確かにそんな感じがしました。

それにしても似てるねえ(Phot of the Day)

そういったワケで前々から気になっていた2機種を比べてみました。

機種名 PowerShot S120 FUJIFILM XQ1
発売日 2013年9月12日 2013年11月23日
センサー 1/1.7型 裏面照射型CMOS 2/3型 裏面照射型CMOS
 有効1210万画素  有効1200万画素
感度(ISO) 80-12800 100-12800
手ぶれ補正(静止画) 光学手ブレ補正(IS):3.0段(テレ端) 光学式(レンズシフト方式)
レンズ(換算) 24-120mm 25-100mm
F1.8-5.7 F1.8-4.9
AF合焦速度 約0.1秒 約0.06秒
レリーズタイムラグ 0.1秒以下(撮影タイムラグ0.13秒) 0.015秒
液晶モニター 3.0型 92.2万ドット タッチパネル 3.0型 約92万ドット(視野率約100%)
連射(1秒間) 12.1枚/秒 6枚目以降9.4枚/秒 12枚/秒 9枚まで
動画記録 1980×1080 60fps ステレオ録音 1980×1080 60p ステレオ録音
内臓メモリー 約66MB
起動時間 1.2秒 0.99秒
撮影可能枚数 約230枚 約240枚
大きさ 100.2×59.0×29.0mm 100.0×58.5×33.3mm
重さ(電池等含む) 約217g 約206g
そのほか RAW記録 Wi-fi
星空モード など
RAW記録 Wi-fi
前後撮り連写 など

いつものように表にして比べてみました。

センサー
画質に大きな影響を与える撮影センサーですが、「S120」は高級コンパクトカメラに多く使われている「1/1.7型」。普及期によく使われているセンサーよりもやや大きめで、なおかつ画素数を1210万画素に抑えているため、高感度にも強いと思います。

「XQ1」のほうは、されよりもさらに大きな「2/3型」の撮影センサー。画素数は1200万画素とほぼ同じなので、こちらの方がさらに高感度に強いでしょうね。

レンズ
「S120」は、24-120mm相当の5倍ズーム
「XQ1」は、25-100mm相当の4倍ズーム
ということで、広角も望遠もどちらも「S120」が強いという結果です。

AF合焦速度
「S120」は、先代よりも速い約0.1秒を達成!かなり速くなりました。
「XQ1」は、像面位相差AFにより、それをも上回る世界最速の0.06秒を達成。
どちらも十分な速さだと思います。

液晶モニター
どちらも「3型」「約92万ドット」と、十分な性能。
タツチパネルに対応している分、「S120」の方が便利かもしれません。
ただし、タッチパネルは好き嫌いが分かれるかも。

連射
どちらも、「約12枚/秒」ですが、枚数制限を越えても連写速度があまり落ちない「S120」にアドバンテージを感じました。
ただし、「XQ1」には、前後撮り連写という機能がありますから、場合によってはこちらの方が便利かもしれません。

動画
どちらも、フルハイビジョンでステレオ録音。しかも、60pという高いスペックで撮影できます。
ただし、「XQ1」のフルハイビジョンは、連続最大約14分まで。
「S120」は、30分03秒までですから、こちらのほうが便利に使えるでしょうね。

そのほか
動作に関するスペックは、「XQ1」の方が速いという結果です。ただ、「S120」が遅いわけではなく、「XQ1」が素晴らしい性能だということ。
大きさについては、「S120」の方が薄くて、ポケットなどにおさまりがいいと思います。

大きな差がある実売価格
ということで、正直なところ性能的には若干「XQ1」の方が優れているのかな、と思いました。
そして、この2機種はどちらもよく売れているのですが、実売価格にはけっこう差があります。
おおまかに言うと、「S120」が約3万円。「XC1」が約2万4千円という程度です。
この価格差は、ちょうど半年前に同じような比較記事を書いたときにも生じていました。理由はブランドによるものなのかは分かりませんが、相対的に「XQ1」は割安だと思います。

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