当サイトは、検索エンジン経由でアクセスされる方が多いのですが、このところ「キーワード」の変化がありました。

以前は、「F770EXR」と「TZ-30」が圧倒的に多く、また当サイトを通じて購入される方も何名かいらっしゃいました。

ところが、さして注目していなかったオリンパスの「SZ-14」が最近は検索語の上位に登場しています。
ついに今日(2012-5-28)の夕方時点では、ここ1週間のトップに躍り出ました。

でも、少し不思議に思うのは新製品の「SZ-31MR」ではなく、また旧モデルの「SZ-30」でもなく、なぜ「SZ-14」なのかということです。

上の画像は、「SZ-14」ですが、「SZ-31MR」とか「SZ-30」も外見はそっくりです。

ついでに、最大のウリである「光学24倍ズーム」も同じです。

新製品の「SZ-31」は価格的に高価ですが、旧製品の「SZ-30」と、「SZ-14」を比べてみると、価格差はわずかですが「ZS-30」の方が安いケースがありました。

ただ、これら3モデルは、いったいどんな違いがあるのでしょうか?

いったい何が違うのか、いつものようにリサーチして表にまとめてみました。

機種名 SZ-31MR SZ-30MR SZ-14
センサー 1/2.3型CMOS 1/2.3型CMOS 1/2.3型CCD
 1600万画素  1600万画素  1400万画素
感度(ISO) 80-6400 80-3200 80-1600
レンズ(換算) 25-600mm
F3.0-6.9
液晶モニター 3型 約92万画素 3型 約46万画素 3型 約46万画素
連射(1秒間) 約60コマ など 約15コマ など 約10コマ など
動画記録 1920×1080 1920×1080 1280×720
ステレオ録音    
内臓メモリー 43MB 59MB 59MB
撮影可能枚数 約220枚 約200枚 約220枚
大きさ 106.3× 69.2×39.7mm 106.3× 68.7×39.5mm 106.5×68.7×39.5mm
重さ 244g 226g 216g
そのほか マルチレコーディング など マルチレコーディング など マジックフィルター など

こうして比べてみると、機能的には「SZ-31MR>SZ-30MR>SZ-14」といったところでしょうか。
現在のシリーズ最上級の31MRが最も機能が充実しているのは、予想どおりです。

「SZ-31MR」と「SZ-30」とは、あまり差はありませんが、「フルハイビジョン対応」「マルチレコーディング機能」はチェックすべきポイントだと思います。
特に、「SZ-31MR」は、動画撮影時にステレオ録音ができますから、押さえるべき所をキッチリ押さえてあるっていう印象ですね。

さて、価格はどうでしょうか?

現在のところ、新製品の「31MR」が約4万円、「30MR」と、「SZ-14」とは17000円程度でした。(2012-5-28)

タイムリーな価格は下のリンクをクリックして、ご確認ください。(ネットショップにリンクしています)

  OLYMPUS SZ-31MR

  OLYMPUS SZ-30MR

  OLYMPUS SZ-14

さて、新製品でもなく、また機能的にはたいしたことはない「SZ-14」が3モデルの名かで一番検索が多いのでしょうか。

いろいろ考えていたら、ひとつ思い当たることが浮かびました。

それは、センサーのことです。

3機種とも「1/2.3」という大きさのセンサーですが、「SZ-31MR」と「SZ-30」は、「CMOS」を採用しているのに対して、「SZ-14」は今では珍しくなった「CCD」が採用されています。
カメラファンの中には、画質は「CCDセンサー>CMOSセンサー」と考えてらっしゃる方も多いようですし、ディスコンになる前に「SZ-14」をリサーチして、良いようだったら購入しようと考えている方が多いのかもしれませんね。

ということで、CCDにこだわりがある方にとっては、在庫があるうちに「SZ-14」をゲットすると良いかもしれません。価格も現在はほとんど底値だと思いますし。

ただ、CCDじゃなくてもCMOSでもかまわないよっていう方は、機能が豊富でマルチレコーディング対応の「SZ-30MR」がお買い得だと思います。

追記

SZ-14について、あらためて調べていて、自分の勘違いに気がつきました。

確かに、この時点での最新機種は「SZ-31」なのですが、同時に「SZ-14」も「現行機種」でした。

  「SZ-30」が、「2011年4月22日」に発売。
  「SZ-14」が、「2012年 2月24日」に発売。
  「SZ-31」が、「2012年5月24日」に発売。

ということで、「SZ-14」と「SZ-31」は似ているけれど別のシリーズのようです。

ただし、5月にこの記事を書いた時点からつい最近までは「SZ-14」と「SZ-30」の販売価格は拮抗していました。特にこだわらなければ、旧型の「SZ-30」がCPは高かったと思います。

なお、現在(2012-08-12)は、在庫整理が一段落したためか「SZ-30」は大きく値上げしています。現時点で購入するなら「SZ-14」かな、と思いました。

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