富士フイルムは、広角25mmからの光学式20倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「FinePix F800EXR」を発表しました。

光学式20倍ズームレンズ搭載、超解像技術で40倍までくっきり美しく撮影可能
EXR CMOSセンサー搭載 デジタルカメラ 「FinePix F800EXR」

(富士フイルム ニュースリリース)

発売日 平成24年8月11日(土)

主な特長
 ・撮影画像をスマートフォンに30枚まで一括送信して友達とシェアできる「スマートフォン送信」機能
 ・撮影効果を加えてアートのような写真表現を楽しめる「アドバンストフィルター」機能
 ・広角25mmから光学式20倍ズームレンズ
 ・1600万画素の裏面照射型「EXR CMOSセンサー」を搭載
 ・オートフォーカス速度は最短で0.16秒
 ・撮影と撮影の間のインターバルも最短0.8秒
 ・撮影画像に位置情報を記録することも可能

FinePix F770EXR との比較

機種名 FinePix F800EXR FinePix F770EXR
センサー 1/2 CMOS 1/2 CMOS
1600万画素 1600万画素
感度(ISO) 100-12800 100-12800
レンズ(換算) 25-500mm 25-500mm
F3.5-5.3 F3.5-5.3
液晶モニター 3型 約46万画素 3型 約46万画素
連射(1秒間) 11コマ(サイズM.S) 8コマ など 11コマ(サイズM.S) 8コマ など
動画記録 1980×1080 ステレオ録音 1980×1080 ステレオ録音
内臓メモリー 約30MB 約30MB
撮影可能枚数 約300枚 約300枚
大きさ 約105.1×63.3×36.0mm 約105.1×63.3×36.0mm
重さ 約234g(バッテリー等含む) 約232g(バッテリー等含む)
そのほか GPS機能 など スマートフォン送信機能
 など

いつもの比較表ですが、ふたつの機種でほとんど違いがありません。重さがわずか2g、「800EXR」のほうが軽くなっています。(ちなみに、本体だけだと1gです)

ただ、機能については、幾つか違いがあります。詳しくは、次のコメント欄に書きました。

コメント
「FinePix F800EXR」は、「FinePix F770EXR」(2012年2月18日発売)の後継機です。

大雑把に説明を書くなら、「FinePix F770EXR」に「アドバンストフィルター」機能と「スマートフォン送信」機能を加え、「GPS」機能を省略したものが「FinePix F800EXR」だと思います。

   ※アドバンストフィルター…オリンパスから「アートフィルター」の名前で出ているものと同様の
     レタッチ機能のようです。ちなみに、キヤノンも当初はその名称を用いていましたが、
     現在は「クリエイティブフィルター」に名称変更しています。
     デジタル一眼レフカメラ「EOS 60D」をご使用のお客さまへ(キヤノン)

ただし、「撮影時にスマートフォンが持っている位置情報をカメラに送信する」ことで「撮影画像に位置情報を記録することも可能」となっているので必ずしもスペックダウンとはいえないと思います。

ただ、前機種発売からわずか約半年で新機種を発売というのは、早いなぁと思います。(この機種に限ったことではないのですが)

なお、「F800EXR」と「F770EXR」とは撮影機能についてはほとんど差がないと思うので、販売価格が安くなっている「FinePix F770EXR」と価格を比較してから購入を検討するとよいと思います。

公式サイト  FinePix F800EXR

価格情報

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発売前の2012年8月7日現在、「FinePix F800EXR」は35,000円前後の価格、「FinePix F770EXR」は19,000円前後と、ダブルスコアに近い価格差です。何ヶ月かするとこの差はかなり縮まるとは思いますが、「スマホとの連携」に多大な魅力を感じないなら「FinePix F770EXR」の方がCPは高いと思います。

なお、Amazoneでは、さらに旧機種となる「F600EXR」や「E550EXR」そして「F300EXR」も新品販売していて、それなりにリーズナブルです。ただ、個人的には「FinePix F770EXR」が良く出来た高倍率ズーム機だと思います。

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