現在人気のニコンのCOOLPIX S9300と、富士のFinePix F800EXR とを比べてみました。
この二つのデジカメの共通点としては、次のことがあげられます。
○25mmスタートの高倍率ズーム
(ここでの25mmというのはフルサイズにおける25mm相当の意味です)
○比較的コンパクトなボディサイズ
(ネオ一眼ほど大きくない)
○約1600万画素
○液晶モニターが3型
○フルハイビジョンの動画撮影が可能
○ステレオ音声が記録できる
外観は、こんな感じです。(Amazoneの画像を使っています)
大きさ・重さは、ほぼ同程度と言えそうですが、富士のFinePix F800EXRの方が厚みがあります。
ポケットに入れるなら、ニコンのCOOLPIX S9300の方が、収まりがいいかもしれませんね。
センサーサイズについては富士のFinePix F800EXRの方が大きく、画素数は同程度なので、画質面はF800EXRの方が有利かもしれません。
また、F800EXRはコンデジにしては珍しく「RAW記録」ができるので、手間さえおしまなけれぱ更に高画質が期待できそうです。
二つの機種の主要スペックについては、いつもの比較表を作ってみました。
黄色く色づけした部分が、アドバンテージがあると思ったポイントです。
機種名 | COOLPIX S9300 | FinePix F800EXR |
センサー | 1/2.3型 CMOS | 1/2 CMOS |
1600万画素 | 1600万画素 | |
感度(ISO) | 125-3200 | 100-12800 |
レンズ(換算) | 25-450mm | 25-500mm |
F3.5-5.9 | F3.5-5.3 | |
液晶モニター | 3型 92万画素 | 3型 約46万画素 |
連射(1秒間) | 6.9コマ 最大7コマ など | 11コマ(サイズM.S) 8コマ など |
動画記録 | 1920×1080 ステレオ録音 | 1980×1080 ステレオ録音 |
内臓メモリー | 約26MB | 約30MB |
撮影可能枚数 | 約200枚 | 約300枚 |
大きさ | 108.7×62.3×30.6mm | 105.1×63.3×36.0mm |
重さ | 215g | 234g |
そのほか | 3D撮影 など | 前後撮り連写 など |
上に書いた以外の主な違いは、富士のFinePix F800EXRの方が電池の持ちがいいこと。
(約300枚 撮影可能)
また、ニコンのCOOLPIX S9300の方が、液晶モニターが高精細だということだと思います。
(画素数が約92万ドット)
個人的な選択
どちらを購入しても、画質面でも機能面でも大きな不満はないと思います。どちらも広角25mmからスタートの高倍率ズームですし、フルハイビジョンでステレオ録音可能というポイントも押さえています。
ただ、現時点(2012-11)でどちらを購入するかと考えてみると、たぶんニコンのCOOLPIX S9300にするか別の機種を検討すると思います。
なぜFinePix F800EXRを選択しないかというとその理由は、富士のFinePix F800EXRの前機種であるF770EXRが、かなり安い価格で販売されているからです。
個人的によく利用するAmazoneでは、現在(2012-11)の価格が次のようになっています。
ニコンのCOOLPIX S9300 14,180円
富士のFinePix F800EXR 24,750円
富士のFinePix F770EXR 16,920円
これだけ価格差があると、F800EXRではなくF770EXRの方を選びますね。
なお、FinePix F800EXRとFinePix F770EXRの違いや COOLPIX S9300 については、以下の関連記事をご覧ください。
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