「EX-ZR1100」と、旧モデル「EX-ZR1000」との違い

2013年10月5日 2013年10月6日

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「EX-ZR1100」は、自分撮りが容易にできるチルト液晶を搭載した「EX-ZR1000」の後継機です。

カシオのニュースリリースには、次の説明が記載されていました。

今回ご案内いたします『EX-ZR1100』は、好評の「EX-ZR1000」をベースに、失敗写真の大きな要因である手ブレをゼロにすることを目指して、手ブレ補正を強化した“ハイスピードエクシリム”です。

コンパクトなボディに広角24mm・光学12.5倍ズームレンズを搭載。HS手ブレ補正モードで撮影した場合、カメラを構えた時に起こる上下左右などの5つ（5軸方向）の手ブレを高度に補正します。また、光学手ブレ補正（1.5段）と高速連写合成（最大9枚）の組み合わせで、4.5段の手ブレ補正効果を実現しました。

ということで、注目の改良点は「手ぶれ補正の強化」のようです。

「光学手ぶれ補正」が1.5段分というのは、やや非力な印象ですが、組み合わせで4.5段分はかなり強力だと思いました。ただし、5軸の手ぶれ補正は、他のデジカメもそうだと思いますが「静止画」に限ります。

さて、いつものように主な仕様を比べてみましょう。

機種名	EX-ZR1100	EX-ZR1000
センサー	1/2.3型CMOS(裏面照射型)	1/2.3型CMOS(裏面照射型)
センサー	有効1610万画素	有効1610万画素
感度（ＩＳＯ）	ISO 80 – 3200相当	ISO 80 – 3200相当
レンズ（換算）	24-300mm相当	24-300mm相当
レンズ（換算）	f/3.0-5.9	f/3.0-5.9
液晶モニター	3型　約92万ドット　チルト液晶	3型　約46万ドット　チルト液晶
連射（１秒間）	30/秒　15枚/秒　10枚/秒　など	30/秒　15枚/秒　10枚/秒　など
動画記録	FHD(1920×1080 30fps)　MOV形式	FHD(1920×1080 30fps)　MOV形式
内臓メモリー	約48.9ＭＢ	約52.2ＭＢ
撮影可能枚数	約470枚約590枚（エコモード時）	約470枚
大きさ	約107.5×61.5×36.7mm	約107.5×61.5×36.7mm
重さ	約256g（電池等含む）	約255g（電池等を含む）
そのほか	RAW記録タイムラプス動画	RAW記録

上に書いた「手ぶれ補正の強化」の他には、次のような違いがあります。

違い－その１
液晶モニターが「約46万ドット」から、「約92万ドット」へと高精細になったこと。

約46万ドットでも、大きな不満は感じないと思います。例えば、高級コンパクトで有名な「PowerShot Ｓ」シリーズでも、最新の「S120」こそ約92万ドットになりましたが「S110」までは約46万ドットでした。それでも、液晶モニターに不満という声は聞こえてこなかったので、それなりに満足できる性能だと思います。

ただし、46万ドットと92万ドットの差は確実にありますから、液晶モニターにこだわる方には「EX-ZR1100」がいいでしょうね。

違い－その２
「エコモード」の搭載。

エコモードは、端的に言えば「省電力モード」です。カシオの公式サイトには、次の説明がありました。

エコモードでは、液晶モニターの明るさを低くするなど、一部の機能を若干低い電力で動作するように切り替えることにより、電池の消耗を抑えることができます。

これにより、最大撮影枚数が590枚に増えます。まるで、一眼レフ並の枚数ですね。

ただし、通常モードの470枚というのも、なかなかのスペックです。簡単に言うと、普通のデジカメの2倍まではいかないけれど・・・というくらいです。人によっては、３ヶ月～半年くらいバッテリーが持つという方もいらっしゃるかも!?

違い－その３

「タイムラプス動画機能」の搭載。

この機能については、文字での説明よりも実際に撮影された動画をご覧になった方が、分かりやすいと思います。

カシオの公式サイトから　タイムラプス作品集　CASIO EXILIM Time Lapse タイムラプス

こうしたタイムラプス動画を撮影しようとすると、写真から動画へとパソコンで行うのが一般的だと思いますが、デジカメ本体でカンタンにできてしまうというのが注目ポイント!!

違い－その４