パナソニックは、デジタル一眼として世界最小ボディの、ミラーレス一眼カメラ「LUMIX GM(DMC-GM1K)」を発表しました。
発売日 2013年11月21日
ボティカラー オレンジ ブラック ホワイト シルバー
主な特長
○デジタル一眼として世界最小のボディサイズ
約98.5×54.9×30.4mm
○解像度と感度を両立して向上させた16MデジタルLive MOSセンサーを採用
※センサーは上級機の「DMC-GX7」と同一スペック
○剛性感と軽さを備えたマグネシウム合金ボディ
○AF性能はセンサー駆動/レンズ制御240fps化を実現 さらなる高速化を達成
○Wi-Fi®機能を搭載
○高精細 約104万ドット3.0型タッチパネルモニター(静電容量方式)搭載
○「ローライトAF」を強化し-4EVまで対応
○「AVCHD/MP4フルハイビジョンムービー」対応
コメント
発表前から、これ以上の小型化はマウントサイズを考えるとどうやって実現するのか?と言われていた「LUMIX GM」ですが、ついに「世界最小」の大きさで登場です。
この「LUMIX GM」で、びっくりしたことが3つあります。
一つは、ボディの小ささです。
「世界最小」を標榜していても、さすがに「PENTAX Q」よりも大きいのに……と思って比べてみました。
PENTAX Q 98.0×57.5×31.0mm
LUMIX GM 98.5×54.9×30.4mm
ええっ?もしかして、「PENTAX Q」よりも小さい?
二つめは、暗所でのAF性能です。これは、AF輝度範囲「-0.5EV~+18EV」といった感じて表し、左の数字が小さいほど暗所性能に優れていることを表します。
そして、つい先日の記事「PENTAX K-3」を発表(PENTAX)で、こんなことを書きました。
○AF輝度範囲-3EV~+18EV
(-3EVは他社フラッグシップなどと共に世界一のスペック)
ところが、それから10日もたたないうちに、しかもフラッグシップでもない「LUMIX GM」のスペックが次のとおり発表されましたから。
「ローライトAF」を強化し-4EVまで対応
これって、ほとんど「三日月+星明かり」くらいの明るさでは?
あと、「センサー駆動/レンズ制御240fps化を実現」も意外でした。マイクロフォーサーズ機は、静物撮影に限れば「世界最速」を名乗る機種の発表が幾つもあったのですが、「120fps」での性能だったように思います。(ちょっとうろ覚えですが)
それが、倍の速さでの制御ですから、ほとんど瞬時にAFができるでしょうね。
発表前までは、単なる大きさ競争というか、どれだけ小さなボディが実現できるかくらいに考えていたのですが、意外にも基本性能も高いことが分かりました。
あっ、3つめびっくりしたことを書いていませんでしたね!
3つめにびっくりしたことは、プレスリリースの次の記述です。
センサーに光を集める「オンチップレンズ」の形状を最適化したことで、
従来機種(DMC-GX1)に比べ感度レベルを10%改善。
さらに、センサー内部回路の低ノイズ化により、S/Nを25%改善
(DMC-GX1比)し、さらなる高画質を実現しました。
いやー、「LUMIX GM」って、あの「GX1」の後継機だったんですね!これって、個人的にはかなり意外でした!!
ついでに、ボディデザインは富士フイルムの「XF1」みたいですね。
いや、これは4つめのびっくりしたことではなく、ただの感想ですけど……。
価格情報 Panasonic デジタル一眼カメラ ルミックス GM1 レンズキット ホワイト(Amazon)
現在(2013-10-17)、89800円の表示が出ています。リンク先は「ホワイト」ですけど他のボディカラーも同一でした。
プレスリリース
デジタルカメラ LUMIX GM発売(2013-10-17:パナソニック)
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