富士フイルムは、高精細236万ドットの電子ビューファインダーを搭載たコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X30」を発表しました。
ニュースリリースより
位相差AFを搭載した大型の2/3型「X-Trans™ CMOS II」センサー(1200万画素、ローパスフィルターレス)、高速処理を可能とする画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」との組み合わせにより、世界最速約0.06秒の高速AFを実現。
高性能なフジノン光学式4倍マニュアルズームレンズも搭載し、快適な操作性で「Xシリーズ」ならではの高画質撮影を楽しんでいただけます。
発売日 平成26年9月20日(水)
主な特長
○新開発の「リアルタイム・ビューファインダー」を搭載
・高精細236万ドットの有機ELディスプレイ
・0.65倍の大型表示倍率
・表示タイムラグは世界最短0.005秒
・シーンに応じてファインダーの明るさを自動で制御
・機能のON/OFFを切り替え可能
○コントロールリングやチルト式液晶を搭載し操作性が向上
・レンズ鏡筒にマニュアルズームリングとコントロールリングを装備
○新開発のカラーモード「クラシッククローム」を搭載
○世界最速約0.06秒の高速AFなど高速レスポンス
・起動時間0.5秒
・シャッタータイムラグ0.01秒
・撮影間隔0.3秒
○レンズ5枚をシフトさせる独自の手ブレ補正機構を搭載
・約3.0段分の手ブレを補正
○スマートフォンからリモート撮影ができる「ワイヤレス通信」機能
○インターバルタイマー撮影が可能
・撮影間隔(1秒~24時間)
・回数(999枚まで)
・タイムラプス動画などのユニーク表現を楽しめます
主な仕様
・センサー 2/3型CMOS 1200万画素
・レンズ 28mm~112mm相当 F2.0~F2.8
・感度 ISO100-12800
・液晶モニター 3.0型 約92万ドット チルト式
・連射 フル画素で12コマ/秒(連続11コマ)
・動画 フルHD(60p) ステレオ音声
・撮影可能枚数 約470枚
・大きさ 118.7×71.6×60.3mm
・重さ 約423g(電池等含む)
公式サイト FUJIFILM X30
コメント
約1年前に登場した「X20」から、センサー・レンズを引き継ぎ、電子ビューファインダーなどを強化したモデルです。
電子ビューフアインダーは、富士フイルムのフラッグシップ「X-T1」と同等のスペックを誇ります。
また、世界最速というAFや素早い起動・シャッターラグの少なさも「X20」同様に特筆モノですね。
「X20」に対しての明確なアドバンテージは、「約46万ドット→約92万ドット」と高精細となった液晶モニター。ようやく高級コンパクトらしいスペックとなりました。また、チルト液晶となったことで、撮影の幅が広がります。ただし、180度ではないので、流行の自撮りには対応していませんね。
個人的に残念なのは、広角が28mmからのスタートだったこと。そろそろ24mmスタートにしてもいい時期だとは思いますが、画質優先で無理の無いレンズ設計だからでしょうか。
レンズのF値は、望遠側でもF2.8と立派なものだと思います。
製品画像