パナソニックの「DMC-FZ1000」は、4K動画が撮影できるネオ一眼型のデジタルカメラとして、発表直後から話題となったカメラです。

※プレスリリースは2014年6月12日(木)
 発売は2014年7月17日(木)

大型(1型)のイメージセンサーや、F2.8-4.0と明るい16倍ズームレンズ。

そして、4K動画から、約800万画素の静止画写真を切り出すことができるとあって、ある意味「夢の動画デジカメ」といってもよいデジカメかもしれません。

発売から約2ヶ月、ここで「リンク集」として一気にネット上の有益情報をご紹介したいと思います。


まずは公式サイトから

Lumix FZ1000

特長や仕様がよく分かります。ただ、撮影サンプルが掲載されていないのは残念です。

主な仕様

機種名 DMC-FZ1000
センサー 1型MOS 有効2010万画素
感度(ISO) 125-12800 拡張:80-25600
レンズ(換算) 25-400mm(16倍ズーム) F2.8-F4.0
ファインダー 液晶ビューファインダー 約236万ドット アイセンサー
液晶モニター 3.0型 92万ドット  視野率約100%
連射(1秒間) 約12コマ/秒(AFS) 
約7コマ/秒(AFC) 電子シャッター50コマ/秒
動画記録 4K(30p 約100Mbps) フルHD(AVCHD 60p 約28Mbps) ステレオ録音
内臓メモリー
撮影可能枚数 約360枚
大きさ・重さ 約136.8 x 98.5 x 130.7mm 約831g(電池等含む)
そのほか レンズシフト式(光学式)手ブレ補正 Wi-Fi NFC RAW現像可能

続いて、発表時のプレスリリースです。

世界初4K動画撮影が可能なレンズ一体型デジタルカメラ
デジタルカメラ LUMIX DMC-FZ1000発売
(2013-06-12:パナソニック)

主な特長がテキストでまとめてあります。


さて、ここからは

レビュー集および紹介記事

です。

1型センサー搭載の4K対応400mmズーム・ネオ一眼(monoX)

△この機種の特長は、1型センサーと明るい400mmズームを搭載した4K動画対応のネオ一眼であるという点です。
△前機種となるDMC-FZ200に搭載されたイメージセンサーは1/2.3型でしたので、一気に4倍以上に大型化されたことになります。
△LUMIX DMC-FZ1000(左側)とFZ200(右側)。液晶パネルはどちらも3型ですが46万ドットから92万ドットへと高精細化されました。バリアングル可動方式も踏襲されており、タッチ操作には対応していません。
△新たにWi-FiとNFCも搭載しました。スマートフォンでのリモート操作にも対応しています。

ついにレンズ一体型でも4K動画が! DMC-FZ1000 (AV Watch)

△まさかのネオ一眼で! レンズ一体型のコンパクトじゃないカメラの事を、「ネオ一眼」と呼ぶ…(中略)…そんなネオ一眼の中で、4Kが撮影できるモデルが登場した。パナソニック「DMC-FZ1000」(以下FZ1000)がそれである。
△ではさっそく4Kで撮影してみよう。4Kは1モードしかないので、画質モードなどの選択の余地はない。
解像感としては相当よくチューニングされており、アザミの細かい種や蝶の触覚など、細い線も綺麗に出ている。発色はやや強く高コントラストだがそのぶん印象もよく、コンシューマ機としては喜ばれる絵づくりだ。
△AFの応答速度は、GH4と同じ空間認識AFを採用したことで、狙ったところにスピーディにフォーカスが来る。ただこれは静止画撮影時にしか効かないので、動画撮影前にシャッター半押しして、いいところにAFを持ってくるという使い方がいいだろう。顔認識もきちんと動き、向かってくる人物も終始顔認識を外さない。
△手ぶれ補正のテストでは、動画でも5軸補正を行なうため、かなり優れた性能を発揮する。ただ三脚を使う場合は意識してO.I.SをOFFにしないと、気がつかないレベルでゆっくり動いている。おそらく違和感がないようにセンター位置に戻っているのだろう。普通に再生していては気づかないかもしれないが、早送りなどすると動いているのがわかる。

1型センサー×高倍率ズームの“すごい”カメラ(ITmediaデジカメプラス)

△パナソニックの「LUMIX DMC-FZ1000」を見たとき、正直驚いた。かなり驚いた。え、こんなすごいスペックありなん? って感じ。
△連写性能はAF-S時で秒12コマ、AF-C時で(つまりAF追従で)秒7コマ。十二分に実用的だ。電子シャッターにすると秒50コマまで行ける。そして望遠時は高速で正確なAFが欲しくなる。それも快適。同社のハイエンドモデル「LUMIX DMC-GH4」と同じ「空間認識AF」機構を搭載。コントラスト検出AFとしてはとても速くて安定しており、AF-Cモードにしても違和感なく使えるレベルだ。
△今のところ、スチル系デジタルカメラで、本体のみで4K動画を撮れるのはパナソニックの「LUMIX DMC-GH4」とこのFZ1000だけである(2014年8月中旬現在)。ソニーの「α7s」は単体では撮れないし。しかも、MP4形式で4K動画を撮れるのでPCでも扱いやすい。これがなかなかきれいなのである。
△家に4Kディスプレイがないから意味がない、と思う人もいるだろうが、考えてみたらデジカメも600万画素の頃「A4サイズにプリントしても十分。これ以上画素数が増えても意味は無い」といわれてた訳で、動画もそんな感じになってきたのかもしれない。
△FZ1000は広角から望遠までまんべんなくいけるし、動画もコンデジとしては最高レベルで、操作性もレスポンスもよいし、EVFを覗いてしっかり撮ることも、モニターを開いてフリーなアングルで撮ることも、スマホをリモコンとして撮ることもできる。そして1インチセンサーならではの、その辺のコンデジとは一線を画すハイエンド機画質なのである。

肉眼では見えない決定的な瞬間も撮れる”4Kフォト”の実力を検証(マイナビニュース)

△DMC-FZ1000の4K動画は、フルHDのちょうど4倍にあたる3840×2160ピクセルのサイズを持ち、フレームレートは30p。つまり、約829万画素の静止画を秒間30コマで高速連写していることに相当する。
△結果は、実際にキャプチャした写真を見てほしい。下のカットは、DMC-FZ1000で撮影した4K動画をPCに取り込み、付属ソフト「PHOTOfunSTUDIO 9.5 PE」を使って静止画として切り出したもの。ピントを合わせた部分はシャープに解像。一方で背景部分には滑らかなボケが生じ、立体感のある描写となった。
△動画からの静止画キャプチャは、付属ソフトだけでなく、DMC-FZ1000のカメラ内でも行える。手順は、動画を再生し、切り出したいコマを一時停止にした状態で「MENU/SET」ボタンを押すだけ。
△操作面ではストレスなく作動するAFの速さが気に入った。一眼レフには及ばないものの、高倍率ズーム機の中ではトップ級のAFスピードといっていい。
△残念なのはタッチパネルを搭載していないこと。同社のミラーレスカメラのタッチパネルが便利で快適であるだけに、本モデルがタッチパネル非対応なのがもどかしく思える。


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