FZ1000の印象から
最近、パナソニックのFZ1000を買ったというので見せてもらったのですが、予想以上にすばらしいデジタルカメラでした。
※画像はネットショップのものを使っています。以下の画像も同じ。
パナソニックの「ネオ一眼」は、以前からオートフォーカス性能がすばらしいと思っていたのですが、きびきびした動作と相まって全くと言っていいほどストレスを感じさせないカメラという印象です。
しかも、センサーサイズが1型ということで、高感度撮影にも強いと思われます。画素数も2010万画素と、多すぎるくらい。
個人的には1200万画素くらいのほうが使いやすく感じますけど、大型ポスター用など多画素のほうが好ましい場合も多々あるでしょうね。
意外とよかったのが、マニュアルフォーカスができること。最近の「ネオ一眼」では珍しい仕様です。もっとも一眼レフのような手動ではなく、手動っぽい電動ズームというのが少々物足りなく感じたところですが、これはもちろん個人的な感想です。
もうひとつ、よかったというか、期待が大きいのが4Kフォトです。
4Kフォトってどうなの
最近流行の「4K動画」については、個人的には少々オーバースペックです。何と言ってもモニターが対応していないのでフルハイビジョンで充分なのです。
さらに、将来に備えて保存しておこうとしても、ブルーレイでもDVDでも対応していないし宝の持ち腐れかなと。(もちろんデータとしては保存できますけど)
ただ、動画から切り出す「4Kフォト」は、かなり便利だろうと思います。
以前も書きましたけど、フルハイビジョンの出始めというか、数年前によくきかれたのが「動画で撮って写真にできるのか」「その写真はコンテストに使えるのか」という質問です。
年輩のフォトグラファーによくきかれたのですが、結論から言うとクオリティ不足ですね。ブログに使うのさえためらう画質でした。(GH2でそうだったので他の機種は推して知るべし)
ただし、「4Kフォト」となると、フルハイビジョンの4倍の画素数があるので、もしかしたら写真として充分なクオリティがあるのではないかと期待して調べてみました。
※フルハイビジョン…1920×1080 4K…3840×2160
よく、4Kフォトは800万画素と言われていますが、それは16:9のアスペクト比をフルに使った場合のこと。
デジタル一眼レフの場合は3:2ですから、そのアスペクト比で切り出すと3420×2160の7387200画素。つまり、約700万画素となります。
また、コンパクトカメラに多い4:3のアスペクト比で切り出すと、2880×2160の6220800画素。つまり、約600万画素ということになります。
それで、さまざまなサイトから4Kフォトをダウンロードし、3:2及び4:3に切り出してみました。結論から言うと、ブログはもとより2L版やWDSC版にプリントする程度のクオリティはあるという印象でした。
ということで、個人的にも使ってみたいと思いました。
4K動画が撮れるデジタルカメラ
そうなると、まず4K動画が撮れるデジタルカメラを入手しないといけません。調べてみると、本格的に4Kフォトに対応しているデジタルカメラは、パナソニックの4機種でした。
GH4
言わずと知れたパナソニックのフラッグシップ
マイクロフォーサーズのミラーレスカメラ
現在(2015-10)の価格は11万円程度
LX100
マイクロフォーサーズのコンパクトカメラ
焦点距離は24mm~75mm相当
現在(2015-10)の価格は6万円台といったところ
FZ1000
1型センサーを搭載した「ネオ一眼」
焦点距離は25mm~400mm相当の16倍ズーム
現在(2015-10)の価格は6万円程度
FZ300
一般的な1/2.3型センサー搭載の「ネオ一眼」
焦点距離は25mm~600mm相当の24倍ズーム
現在(2015-10)の価格は7万円台といったところ
調べてみると、約1年前に発売されたFZ1000よりも発売間もないFZ300のほうが高価ですね。意外でした。
もっとも、FZ300のほうが望遠に強く、防塵某滴というアドバンテージがありますから、そういった性能を求めるなら唯一無二の存在かもしれません。
LUMIX DMC-GX8
今年(2015)の8月20日に発売されたミラーレスカメラ
マイクロフォーサーズ規格
レンズ内手ブレ補正とボディ内手ブレ補正を組み合わせた「Dual I.S.」を搭載
現在(2015-10)の価格は12万円台といったところ
長くなるので、続きはまた。