初心者のみならず、プロカメラマンにも愛されている「EOS Kiss」ですが、この4月(2017-04-17)に新型が発売されました。
ニュースリリースより
おもな特長と解説
○「デュアルピクセルCMOS AF」搭載により世界最速のAF合焦速度を実現
これ、ライブビュー撮影時の話です。
すでに「EOS80D」などに搭載されていましたが、キヤノンが誇る「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載したことで、ライブビュー撮影時に世界最速の高速AFを実現。
○オールクロス45点AFを採用
ただし、これは最大45点でクロス測距が可能ということ。
たとえばキットレンズの「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」使用時にはクロス測距点は15点です。
装着するレンズや撮影時のアスペクト比(3:2とか)の設定により変動するようです。
○有効画素数約2420万画素
○最新の映像エンジンDIGIC 7の搭載により、最高ISO25600の常用感度を実現
ただし、動画撮影時は最高ISO12800の常用ISO感度です。
○最高約6コマ/秒の高速連写撮影が可能。
○Wi-Fi / NFC / Bluetooth®対応
以上は、「EOS Kiss X9i」「EOS 9000D」のどちらにも共通したところです。
また、大きさ、重さもほとんど一緒。
じゃ、何が違うのかというと、「EOS 9000D」にはカメラの右肩に「サブ液晶」があって便利。
もうひとつ、「EOS Kiss X9i 」は、背面にあるのが四方向のボタンなのに対して「EOS 9000D」のほうは「サブダイヤル」が搭載されています。
何が便利かというと、たとえば設定をかえるのに、「サブ電子ダイヤル」をグリグリまわせばOK。
撮影した画像を表示させて次々と切り替えるときには、「サブ電子ダイヤル」をこれまたグリグリまわせば、瞬時に画像が切り替わってかなり便利です。
かように便利な「サブ電子ダイヤル」なので、実はエントリー機種の「EOS Kiss」には付いていませんが、以外の中級機とか上級機とかハイエンド機には付いています。
ということで、「EOS Kiss」のコストダウンされているところですね。
他にも細かな違いはありますけど、独断で書かせてもらうと、より操作性がいいのは「EOS 9000D」で、低価格なのは「EOS Kiss X9i」です。
じゃ、どちらを選ぶかというと、考え方は2つかな。
ひとつは、ムズカシイコトはさておき、オートで撮るから安いほうがいい場合は「EOS Kiss X9i」。初めて一眼レフを買う人なら、特に不便は感じない気がします。
もうひとつは、「Kiss」という名前じゃなくてカワイクナイ(かもしれない)けど、使い慣れたキヤノンのデジタル一眼レフと同じような操作性の「EOS 9000D」。ま、こちらのほうを選んで特段のデメリットはないと思います。
あとはお値段ということで、現在(2017-05)は約1万円の差。実際の販売価格は、次のリンク先でご確認ください。