パナソニックは、世界初4K動画撮影が可能な、大型1.0型センサーと光学ズーム16倍(25mm-400mm)レンズを搭載したデジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ1000」を発表しました。

DMC-FZ1000

ニュースリリースより

本製品は、フルHDの4倍の解像度を持つ4K動画撮影機能をレンズ一体型デジタルカメラにおいて世界で初めて実現し、高精細で臨場感溢れる動画撮影が可能です。

また、4K動画から約800万画素の静止画を切り出す新たな写真撮影方法を提案します。

センサーは従来機(DMC-FZ200)より4倍大きい1.0型高感度MOSセンサーを採用し、高感度撮影や被写界深度の浅い撮影も可能です。

当社は、高精細な4K動画撮影と一瞬を切り出す『4K PHOTO』、高い描写力による静止画撮影を実現したFZ1000を写真も動画もこだわりの撮影ができる高倍率モデルの決定版として提案します。

発売日

 2014年7月17日

希望小売価格

 オープン価格

主な特長

○4K動画撮影機能をレンズ一体型デジタルカメラにおいて世界で初めて実現
○約800万画素の『4K PHOTO(静止画として切り出す)』が可能
○従来機(DMC-FZ200)よりも4倍大きい1.0型高感度MOSセンサーを採用
○光学ズーム16倍レンズ(25mm-400mm)
○レンズ開放F値はF2.8-F4.0
○約0.09秒空間認識AF 約0.66秒高速起動
○0.39型 約236万ドット有機EL(OLED)ファインダー
○約12コマ/秒の高速連写

主な仕様

・1.0型MOSセンサー 有効2010万画素
・光学16倍ズーム(35mm 判換算: 25-400mm)  F2.8–4.0
・ISO感度 80~25600
・液晶モニター 3.0型 約92万ドット
・マイク/スピーカー ステレオ/モノラル
・連写
 メカシャッター時(AF固定):約12コマ/秒
 メカシャッター時(AF追従):約7コマ/秒
 電子シャッター時(AF固定):約50コマ/秒
 電子シャッター時(AF追従):約7コマ/秒
・電池寿命(CIPA規格) 約360枚
・大きさ 約136.8×98.5×130.7mm(突起部を除く)
・重さ 約831g(バッテリー等を含む)

公式サイト

  http://panasonic.jp/dc/fz1000/index.html

コメント

パナソニックの「ネオ一眼」は、実用になる連写性能と軽快な撮影レスポンスで、特にスポーツ撮影において便利です。
いくらカタログ上の連写性能が良くても、ピント精度や1枚撮った後のレスポンスがいまいちだと実用的ではないのですが、FZシリーズはかなり「使える性能」という印象を持っています。
また、動画撮影においては音声も含めて、かなり良好な性能を持っていて、一眼レフを持ち出すまでもないときには一台でオールマイティに使えるモデルだと思います。

最新モデルとなる、この「FZ1000」は、そういった特長を受け継ぎつつ「1型」という大きめのセンサーを搭載したデジタルカメラです。

「1型」のモデルとしては、SONYの「RX」シリーズが有名ですが、RX10とセンサーサイズやボディサイズが似ていますね。

どちらも「1型センサー」で、重さが800gオーバー。画素数も、どちらも2000万画素オーバー。たぶん、販売価格も、近いのではないかと思います。

レンズの明るさだと、全域F2.8の「RX10」でしょうが、「4K動画撮影」がコンパクトデジタルカメラでしたいなら現状この「FZ1000」しか選択肢はありません。

個人的には動画から切り出すという『4K PHOTO』に興味がありますが、これって多くのフォトグラファーが夢に思い描いていたのではないでしょうか?

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