たぶん、このサイトの記事で単行本の書籍をご紹介するのは、初めてだと思います。
著者の赤城耕一さんは、プロのカメラマンです。月刊『カメラマン』でも活躍していて、人間味のある本音トークが面白くて、個人的にも読むのが楽しみな感じです。
で、その赤城さんが書いた本が、2015年3月16日に発売されました。タイトルだけを読むと、過激というか、「つかみ」のために編集者がこういうのにしたのかな?という印象。
赤城さん本人は、ブログの中で次のように書いてらっしゃいます。
内容はそのままタイトルの通りですが、3万円以下で購入することができる単焦点交換レンズを最新の現行品から古いものまで50本あまりを選択して、廉価なレンズでもすげー立派によく写りますぜ、ということを作例写真をもって検証した本であります。
タイトルについて、発売前から一部で賛否両論があるようですが、このシャレのわからない人にはまったくおすすめできません。本書はズームを否定する本ではありませんので念のため。
ちなみにズームレンズを捨てる場合は私の前でお願いします。責任を持って拾い、次作の「単焦点レンズは捨てなさい!」に役立たせます(笑)。
というのは冗談ですが、どうぞよろしくお願いします。
ということで、タイトルは一種の「シャレ」のようですね。
また、この本を読んで面白く感じるのは、ズームレンズばかり使っている人よりもたぶん単焦点レンズの愛好者かな?と思いました。
単焦点レンズの描写のすばらしさについては、たぶん使ったことがある人でないと分からないのではないかと想像します。
ワタクシも、「撒き餌レンズ」などと呼ばれている「EF50 f1.8」を使ったら、一眼レフらしい画質が得られました。なんとなく雰囲気があるというか、ボケるというか、「ダカフェ」というか。
マイクロフォーサーズでも、「LUMIX G 20 F1.7」とかは、解像感もボケもキットレンズとはぜんぜん違いましたね。
ただ、現在は高級ズームレンズだったら、匹敵するほど高画質の画が得られると思います。たとえば、「EF70-200 F4」とか。
追記 赤城耕一トークショー&サイン会(ケンコートキナー)
3月26日(木)ですが、「本に書けなかった裏話もご紹介いたします」ということなので、面白いトークが聴ける?