みなさん、写真データの記録ディスクには、どこのブランドのものを使っていますか?

よく言われているのが、「国産のものを使え」だと思います。

個人的には外国製のCD-Rとかは使ったことがないので、国産とそうでないものとが、どれだけ差があるのかはよく分かりません。

ですが、個人的に購入するブランドは、ただひとつ「That’s」だけでした。

なぜThat’sの光ディスクを買うのか

これには、ずっと以前の出来事が、未だに影響しています。

何か買うときに、一人で悩んで決めるというのもアリだとは思いますが、よく人にきいて参考にしたりしています。

また、どれがいか質問されて自分の意見を言ったら「よし、それを買おう!」となると嬉しくなったりもします。

そういうわけで、以前、はじめて外付けのCDドライブを買って、メディアはどこがいいか店員さんにきいてみたことがあります。

CDドライブなので、もうずいぶん昔のことですね。

そのお店は、全国チェーンの大規模な小売店で、パソコンパーツとかも充実していました。

若い男性スタッフにきいてみたら、一言。

「That’sのブランドの、太陽誘電がいいです」

そう笑顔で言って、店の奥の方に歩いていきました。

今考えると、いろいろなメーカーの製品を販売しているのに、特定のものがいいというのは勇気がいるかもしれないなーと思ったりもします。

そのお店がオープンして間もなくだったこととか、スタッフが若かったこととか、親切で正直にものを言う方だったからだとかいろいろ想像しましたけど、その一言は彼の笑顔とともにずっと残っていました。

実際にThat’sの光ディスクを使ってみて

あれから何年もたちました。

そのときは、彼のアドバイスどおり「That’sのCD-R」を購入して帰りました。

ちなみに、「That’s」も、「太陽誘電」も、はじめて耳にする名前でした。

そして時代はCDからDVDになっても、That’sの光ディスクばかりを買い続けましたが、一度として不具合はありませんでした。

主な用途は、写真データの保存です。

以前、1日に4GB写真を撮るというフォトグラファーの話が雑誌に出ていましたけど、撮影に出かけたときにはそれくらい撮ることもありました。

そうすると、1日に1枚使うことも珍しくなかった時期もありました。

今日、ひさしぶりに何年か前のDVDをパソコンに入れて写真を見ましたけど、1枚として不具合はありませんでした。

さすが、That’sのディスクです。

光ディスクからハードディスクへ

ただ、ここ1~2年は、DVDに保存することがまれになりました。

データ容量が多くなると、選別して1枚のDVDに収まるようにするのが手間がかかること。

それくらいなら、ハードディスクに入れたままでもいいかなあと。

ちょうど、外付けのハードディスクの値段が下がって、2GBのものでも1万円と少々で購入できるようになりました。

それで、何台か外付けのハードディスクを購入し、「データ保存用」と「バックアップ」として1台のPCに2台のハードディスクという構成で運用をしています。

そのため、DVDにデータ保存することがほとんどなくなってしまいました。

それでも、後でまとめて光ディスクに保存しようとは思っていました。

ブルーレイディスクへの保存を検討

そうこうするうちに、ブルーレイディディスクが広く普及してきました。

それで、ノートパソコン様として外付けのブルーレイレコーダーを購入しました。

もちろん、ディスクも必要です。

25GBのものもありましたが、50GBのほうが枚数が少なくすむかなと探してみて、次のものを買おうと思いました。

That\\\\\\\'s ブルーレイディスク BD-RE DL くり返し録画用 1-2倍速 360分 50GB 日本製 片面2層 ハードコート仕様 ワイドプリンタブル白 5mmPケース20枚入 BREV50WWP20S
※画像はAmazonのものを使っています

そして、カスタマーレビューが1件だけあったので読んでみました。

トップカスタマーレビュー

5つ星のうち 5.0最高画質最後の日本製のTHTS
投稿者 kunikichi7 投稿日 2014/2/14
Amazonで購入
最高画質最後の日本製のTHTS安い、繰り返しで分かる、超良品国産は海外製の2倍の耐久性もう無くなりますよ

「もう無くなりますよ」って、どういうこと??

太陽誘電が光ディスクから撤退

調べてみると、予想もしていなかったことが分かりました。

太陽誘電が、光ディスク事業からの撤退を発表していたのです。

記録製品事業からの撤退について(太陽誘電) [PDF/405KB]

(1) 事業撤退の背景と理由
当社は、1988年のCD-R開発以来、CD-R、DVD-R、BD-R等の光記録メディアを事業のひとつとして推進してまいりました。その間、海外メーカーの台頭による競争激化等もありましたが、高品質な製品を市場に供給し、安心して使用できる日本製の光記録メディアとして多くのユーザーから高い評価をいただいております。
HDD(ハードディスクドライブ)の大容量化やクラウドコンピューティングの普及に伴い、光記録メディア製品の市場は縮小を続けています。このような状況に対応するため、当社は原価低減の加速、生産性の向上およびアーカイブビジネスの推進などを進め、収益性の改善に努めてまいりました。しかしながら、想定を超える市場の縮小、および原材料価格の高騰等の影響により、さらなる収益改善は困難な状況であると判断し、記録製品事業からの撤退を決定いたしました。
今後は、電子部品、特に当社の成長戦略の要であるスーパーハイエンド商品に経営資源を集中して事業構造を変革し、収益体質の改善に取り組んでまいります。
(2) 今後の見通し
①スケジュール
2015 年 12 月末をもって記録製品の販売を終了する予定です。

以上、2015年6月11日のプレスリリースからの抜粋です。

ということで、Amazonではラスト1個だった上写真のブルーレイディスクを購入しました。お値段は7000円くらいだったと思います。

これからの予定

今のところ2台のハードディスク運用で、便利に使っています。ディスクを入れ替える必要もなく、データ活用ができますし、保存の手間もほとんど気になりません。

それでも、いずれディスクへの保存は必須だと考えています。

なぜかというと、ハードディスクは消耗品であり、使おう使わなくても5年が安心できるギリギリのところだと思っているからです。

実は、5~6台あるハードディスクのうち1台が、昨年、故障してしまいました。

いろいろ試してみたのですが、中に入っているデータは未だに取り出せていません。

いっぽう、上にも書いたように、DVDディスクに保存したものは今のところ1枚も不具合はありません。

ということで、ブルーレイディスクへの保存をこれから1ヶ月くらいで進めようと思っています。

なお、先日購入したThat’sのブルーレイディスクですが、ラスト1箱でしたが再入荷したのか現在(2016-03-06)はふつうに販売されています。

※「残り15点 ご注文はお早めに」との表記

ただし、プレスリリースにあったように、もうメーカーからの販売はされていないようですからショツプの在庫があるだけでしょうね。

使ってみていいようでしたら、追加で別の容量のものとかも購入してストックしておこうかなと思っています。

追記

この記事を読むと、購入を強く勧めるように感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで個人の感想を記しただけです。

今、思い出したのですが、かつてVHSのテープも、ビクターの最高級もの(2000~3000くらいのもの)を100本ほどストックしていました。

何本かは他の人にあげたり、自分でも使ったりしましたけど、結局使ったのは半分くらいです。

結局、たくさんストックしていても使うことがなければ宝の持ち腐れです。

流通在庫はそれなりにあるようですから、あわててまとめ買いをすることもないと思います。

また、他のブランドのものを使っている方は、特に不具合がなければそれを使い続けるのが安心かもしれませんね。

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