「DMC-SZ5」は、先日このサイトで紹介したDMC-FZ200（パナソニック）等と共に、７月２５日（2012）に発表されたデジタルカメラです。
Wi-Fi®搭載 広角25mm 光学10倍（超解像iA20倍）ズーム
デジタルカメラ LUMIX DMC-SZ5発売
スマートフォンで操る！スリムズームカメラ（パナソニック プレスリリース）
発売日 2012年8月23日
主な特長
・25mm-250mm相当の光学10倍ズームレンズ搭載
・Wi-Fi®通信機能を搭載
・スマートフォンからの簡単で快適な操作を実現
スマートフォンへの保存
写真や動画をスマートフォンからSNSへアップロードが可能
スマートフォンでライブビュー画面を見ながらワイヤレス操作し写真撮影
・ワイヤレスプリント機能搭載
・撮影後の静止画と動画のデータ管理に便利な「PHOTOfunSTUDIO 8.4 SE」付属
DMC-SZ７との比較
| 機種名 | DMC-SZ7 | DMC-SZ5 |
| センサー | 1/2.33型 MOSセンサー | 1/2.33型 CCDセンサー |
| 有効 1410万画素 | 有効 1410万画素 | |
| 感度（ＩＳＯ） | 100-6400 | 100-12800 |
| レンズ（換算） | 25-250mm | 25-250mm |
| F3.1-5.9 | F3.1-5.9 | |
| 液晶モニター | 3.0型 46.0万ドット | 3.0型 23.0万ドット |
| 連射（１秒間） | メカシャッター時：約10コマ/秒 | フリー連写：約1.5コマ/秒 |
| 動画記録 | 1920×1080（AVCHD）ステレオ録音 | 1280×720（MP4） |
| 内臓メモリー | 約70MB | 約55MB |
| 撮影可能枚数 | 約220枚 | 約250枚 |
| 大きさ | 約104.1 x 57.6 x 20.8mm | 約99.0 x 59.4 x 21.0mm |
| 重さ | 約120g（本体） | 約116g（本体） |
| そのほか | 約0.1秒高速AF | スマホでリモート撮影 |
コメント
最大の特徴である「Wi-Fi®搭載」と「スマホとの連携」は、最近のデジタルカメラのトレンドで、本機の大きな魅力となっています。
特に、スマートフォンからシャッターなどの操作ができるのは画期的ですね。
似たような機能の製品は、デジタル一眼レフ用ではあったのですが、ワイヤレスではありませんし、その製品を買う価格で「DMC-SZ5」が買えそうです。
詳しい機能については、スマホで便利（パナソニック） を御覧ください。
さて、大変魅力的な本機ですが、上位機種「DMC-SZ7」とどう違うのが、ということが気になりました。
はじめは「DMC-SZ5」は、上の表で比較した「DMC-SZ7」に通信機能を強化したモデルだと思っていました。二つのデジカメのスペックは、パッと見る限りではかなり似ています。
でも、いつものように表にして比べてみると、「やっぱりDMC-SZ7は上位機種なんだなぁ」と思いました。
まず、動画撮影が「SZ7」はフルハイビジョンでステレオ音声ですが、「SZ5」はハイビジョンでおそらくモノラル録音だと思います。
これだけで購入意欲はダウンしてしまったのですが、連射速度も「SZ7」は10コマ／秒でしかも「メカシャッター」なのに対して、「SZ5」はたったの1.5コマ／秒です。（いちおう「SZ5」には「高速連写モード時：約10コマ/秒」とあるのですが、３Ｍ記録ですから）
さらに、液晶モニターはサイズこそどちらの機種も3.0型ですが、「SZ7」は46.0万ドットなのに対して「SZ5」は23.0万ドットです。
ついでに書いておくと、通信機能というかデータ保存に限れば、Eye-FiカードとかFlashAirを買えば「SZ7」でも実現できます。
ということで、「スマホでリモート操作」に大きな魅力を感じるのならともかく、そうでなければ実売価格のこなれた「DMC-SZ7」の方が現在（2012-8）はお買い得のような気がします。
（価格差でEye-Fiカードが買えそうです）
