キヤノンは、プロおよびハイアマチュアユーザー向けに、フルサイズカメラとして世界最高画素数の約5,060万画素CMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「EOS 5Ds/EOS 5Ds R」を発表しました。
ニュースリリースより
“EOS 5Ds”は、キヤノン独自開発の有効画素数約5,060万画素のCMOSセンサーを搭載し、圧倒的な高解像度の撮影を実現しています。
また、“EOS 5Ds R”は、偽色やモアレの抑制よりも解像度を優先するユーザー向けに、“EOS 5Ds”からローパスフィルター効果をキャンセルしたさらなる高解像モデルです。
発売日
2015年6月
主な特長
○キヤノン独自開発の有効画素約5,060万画素の35mmフルサイズCMOSセンサー
○映像エンジン2基からなるデュアルDIGIC 6
○カメラ内部の振動ブレを低減するカム駆動方式「ミラー振動制御システム」
○疑似望遠効果を得られる「クロップ撮影」機能
○最長2分※までの動画を自動的に作成する「タイムラプス動画」機能
※ NTSC規格で最長2分、PAL規格で最長2分24秒を記録可能。
主な仕様
・センサー 約36.0×24.0mm CMOSセンサー
・有効画素数 約5060万画素
・液晶モニター ワイド3.2型(3:2)/約104万ドット
・連射
最高約5.0コマ/秒
・連射枚数
JPEGラージ/ファイン:約31枚(約510枚)
RAW:約12枚(約14枚)
RAW+JPEGラージ/ファイン:約12枚(約12枚)
・大きさ 約152.0 × 116.4 × 76.4mm
・重さ 約約930g(バッテリー等を含む)/約845g(本体のみ)
公式サイト
コメント
キヤノンの高画素機は、何年か前から「出る出る」と言われながらも、発売されませんでした。それは、数年前からキヤノンの方針が「高画素から高感度対応へ」と舵取りがされたからのようです。「いつでも高画素機は出せるがあえて今は出さない」そんな感じでしょうか。
※キヤノンは数年前に自社開発の1億画素センサーを発表済みです。
ただ、様々なインタビュー記事を読むと、高画素機を求めるユーザーのニーズは把握していたようなので後はタイミングを待っていたのかなと思いました。
そして、その「高画素機」のネーミングは、ファンの期待もあって「EOS 3D」になるというウワサでしたが意外なことに「5D」の派生機種としての登場です。ただし、ポジションとしては、かつての「EOS 1Ds」に近いのではないかという評判もありますね。
そうすると、約45万~という予約価格(2015-02-06)は、それほど高くないのかもしれません。
いやいやいやいや、それって欲しいから自分を納得させているダケでしょう!!
そんな突っ込みもあるかもしれませんが、画素数からいうと中判デジタルの領域でしょうし、ハンドリングは手軽なフルサイズの一眼レフカメラということで、特に風景撮影とかスタジオでのポートレート撮影で比較的手軽に高画素データがほしい方にとっては唯一無二の存在かもしれません。
なお、画素数増加による高感度撮影への対応が不安かもしれませんが、画素ピッチはAPS-Cカメラとほぼ同じ程度なので、それくらいが許容範囲内であればOKだと思います。
価格情報
現在(2015-02-06)の予約販売価格は、Amazonで「¥454,896」(5DS)「¥484,056」(5DSR)と表示されています。最新の価格については、以下のリンク先でご確認ください。
追記
上記Amazonのページでは、発売日が具体的に表記されていました。
この商品の発売予定日は2015年6月30日です。
ということで、いつものコトながらネットショップの方がハッキリと書けるようですね。
ついでに、「EOS 5Ds」と、「EOS 5DsR」とではどちらが予約が多く入るのか気になっていたのですが予想は「EOS 5DsR」と思いました。
これには理由があって、個人的にクルマのブログもやっているのですが、新型車が出ると最初にわっと売れるのは上位のモデルなんです。デジカメもたぶんそうだと思って、値段の高い「EOS 5DsR」が最初は多く売れるだろうと予想しました。上のAmazonのページで確認してみると、次のように出てました。
新商品情報1位- カテゴリ デジタル一眼レフカメラ
との表示は「EOS 5DsR」に載っていたので、予想的中です!
ただ、後出しと思う方もいるでしょうから、今後の予想も載せておきます。それは、1年後には「EOS 5Ds」のほうが売れているだろうということ。
こちらもクルマの売れ方に基づく予想です。当たるかなぁ。