ペンタックスリコーイメージング株式会社は、RICOHブランドのコンパクトデジタルカメラ「GR」を発表しました。
GRシリーズ最高画質のコンパクトデジタルカメラ「GR」新発売
ニュースリリースの概要
「GR DIGITAL IV」の後継機として、基本性能、機能を高めたモデルとして開発。
新開発のレンズを搭載し、「新型APS-CサイズCMOSイメージセンサー」「高性能画像処理エンジン」「ローパスフィルターレス仕様」を組み合わせることで、高い解像度等を実現。
GRシリーズのコンセプトであるポケットに入る携帯性や高いデザイン性はそのままに、所有する喜びを感じられるモデルに仕上げている。
発売日 2013年5月下旬
主な特長
○28mm相当画角(35ミリ判換算)のGRレンズを搭載
○APS-CサイズCMOSイメージセンサーを採用
○有効約1620万画素
○最高ISO感度25600
○ローパスフィルターレス
○約0.2秒の高速AFを実現
○起動時間は約1秒
○最高約4コマ/秒での高速連続撮影が可能
○「インターバル合成」モードを搭載
(星や月の光跡を風景と一緒に記録したいときに有効)
コメント
根強い人気だった「GR Digital」が、以前からのウワサどおりAPS-Cサイズのセンサーを搭載して、一層の高画質化を図ったモデルチェンジです。
GRシリーズは、「最高のスナップシューター」とも呼ばれ、速写性に優れたモデルでした。しかも、高画質でポケットに入るスリムさ。ユーザーインターフェイスも「痒いところに手が届く」という評判もあって、使ってみて絶賛するユーザーの多いモデルだと感じています。
ただ、最近は大型(1インチ~フルサイズセンサー)を搭載するコンパクトデジタルカメラが数多く登場し、かつてほど画質面でのアドバンテージはなくなっていたように思います。
しかし、今回のモデルチェンジでライバルと肩を並べることができたと思いますし、既に発表されている作例を見ると、かなり高いレベルの解像感だと感じました。
しかも、少し大型になったとはいえポケットに入るサイズはキープしていますし、「インターバル合成」モードなどユニークな機能も健在です。個人的に気になっていた起動時間も、「約1秒」と、まずまずの速さを実現しているようです。
単焦点ということが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、「ズームレンズを搭載」することと「スリムさ&高画質」とは、ある意味トレードオフかもしれません。いずれにせよ、ファンの期待を裏切らないモデルチェンジだと思います。