シグマの「DNシリーズ」は、圧倒的な解像度を誇る「DPシリーズ」のDNAを受け継ぐレンズです。

公式ページの、「最新の光学技術を駆使し、Art ラインにふさわしい描写性能を実現しました」という説明を読み、撮影サンプルを確認してみました。

いやもう、髪の毛の質感とか素晴らしいですね!パナソニックの「20mm F1.7」の描写を見たとき以来の衝撃でした。

もちろん、高価なL単とかオリンパスのいわゆる「松レンズ・竹レンズ」とか、描写が優れたレンズは他にもいろいろとあります。

でも、このレンズ、実売価格が2万円を切っているんです。

先ほどのパナソニック「20mm F1.7」と画角が近い「19mm DN」なんて、描写はほぼ同等で実売価格はおおまかに言って半値でしょうから。

そのかわり、レンズの厚みはありますけど。

話を、「60mm F2.8 DN」に戻しましょう。現在3本が発売されている「DN」レンズの中で、唯一公式サンプルが公開されているのがこの「60mm F2.8 DN」です。

その写りの良さは公式サイトで確認していただくとして、実際に使っている方の口コミが気になって、レビュー集をつくってみることにしました。


60mm F2.8 DN レビュー(GAKU -岳-)

△35判換算120mm相当の中望遠となるレンズで開放からシャープでクリアな描写。
△シグマの3本の中でどれがオススメかと聞かれれば間違いなくこの1本です。
△レンズの性能が1番悪いといわれる開放からシャープネス、コントラストともに申し分ない描写です。
△ボケ具合が自然で十分実用的ですが、最短撮影距離が長いのが残念かな?
△シグマのミラーレスカメラ用レンズは3本とも優秀な描写でキットレンズからのステップアップにはピッタリなレンズです。3本全て購入しても5万程度と、とんでもなくリーズナブルなんじゃないでしょうか

試用レポート シグマ 60mm F2.8 DN(アサヒカメラ)

△60mmの画角は、35mm判換算でマイクロフォーサーズでは120mm相当に、ソニーEマウントでは90mm相当になる。特にポートレートや風景には使いやすいレンズである。
△描写性 非の打ちどころがない性能。開放F値に無理がなく、単焦点レンズのためか余裕を感じる描写。ボケも自然で、絞りによる性能変化もない。
△使用感・操作性 AFは素早く、動作音なくスパッと合焦するので気持ちがいい。フォーカスリングの幅は広いがローレットはなく、MF使用時には指がかりがなく操作感はいま一つ。しかし事実上、このレンズをMFで使う必然性はなく問題は感じない
△デザイン 金属鏡胴の仕上げが美しい。試用したのはシルバーだが、カメラボディーがシルバーだとまぶしい輝きだ。

SIGMA 60mm F2.8 DN(イタチの風景写真)

△外観はブラックの缶コーヒーみたいな感じでダサいけど触った感じは悪くないです
△レンズからカタカタと結構気になるレベルの音がしますが問題ないらしいみたいです
△ちょっと試し撮りしてみましたが開放からシャープで写りも良くて気に入りました
△付属のフードはArtラインシリーズの19mmと35mmと同じなのでちょっと短いです

60mm F2.8 DN m4/3用 買ってみた(七面鳥憮録)

△表面がつるつるしているのと、鏡胴の半分以上がフォーカスリングなので着脱がしづらい。
△見た目はオリンパスのカメラには合わないですね。どっちかというとパナソニックとかソニーとかのほうにあいそうです。
△E-M5で試し撮りもして来ました。結構軽快にとれて、オリンパス純正レンズに引けをとらない使い勝手かと思います。
△こういった状態の被写体だと盛大にパープルフリンジが・・・倍率色収差はあまりないんですけどねぇ。このへんは値段なりですね。
△2万を切るレンズとしては結構よく撮れていると思います。ボケも綺麗だし、パープルフリンジが出る以外特に逆光に弱いとか変な癖は見当たらないし。他にも19mmと30mmも気になりますね。

SIGMA 60mm F2.8 DN(デジカメWatch)

△このレンズはマイクロフォーサーズ機に装着すれば35m判換算120mm相当に、ソニーEマウント機に装着すれば同90mm相当と、いずれの場合でも中望遠域となる単焦点レンズだ。
△開放絞り値はF2.8でありレンズ構成は6群8枚。非球面ガラスとSLDガラスのレンズがそれぞれ1枚ずつ採用されており、それによって倍率色収差、軸上色収差およびコマ収差を高いレベルで補正しているという。実際に撮影した画像を見ても、その収差の少なさには正直驚かされる。
△また開放絞りでの撮影でも画質の低下に繋がるハロがほとんど見られず、非常にクリアな描写となるのがうれしい。
△AFの速さも気持ちよい。フォーカスはレンズ鏡筒の繰り出しのないインナーフォーカスタイプで、駆動にはメカ駆動ではないリニア駆動を採用している。
△特にコントラストAFでは望遠になるほど迷い易いものだが、今回使用したOLYMPUS OM-D E-M5との組み合わせでは、頻繁にAFを行なうポートレート撮影でも非常にストレスが少ない。

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