今日、久しぶりに、DxOMarkのサイトにアクセスしてみました。

すると、こんな記事が掲載されているではないですか!

The Nikon D800 is the new king of DxOMark with a score of 95

「95」というと、スグ「PowerShot S95」を思い浮かべるのはキヤノンユーザーの癖として置いておくとして、「DxOMark」のスコアで「95」というのは今まで見たことがありません!!

今までかなりスコアが良かったのは、「ペンタックス K-5」の83とか、「ニコン D4」の89とかがありましたが、90以上ってあったんですね。

ちょっとだけ解説すると、DxOMarkのサイトは、画像処理ソフト「DxOMark」を発売している「DxO Labs」が運営のサイトで、独自のテスト結果による「スコア」を公表しています。

個人的に注目しているのは「Overrall Score」と、「Low-Light ISO」です。

今回、ニコンのD800は、Overrall Scoreでトップに立ったということのようですね。

参考までに、D700と、ニコン一桁機のスコアを一覧にしてみました。

機種 Overall Score Low-Light ISO 有効画素数
Nikon D800 95 2853 ISO 3630万画素
Nikon D700 80 2313 ISO 1210万画素
Nikon D4 89 2965 ISO 1620万画素
Nikon D3X 88 1992 ISO 2450万画素
Nikon D3s 82 3253 ISO 1210万画素
Nikon D3 81 2290 ISO 1210万画素
Nikon D2Xs 59 489 ISO 1240万画素
Nikon D2X 59 476 ISO 1240万画素
Nikon D2H 40 352 ISO 410万画素

こうしてみると、「Overrall Score」の「95」はニコン機のなかでは抜きんでた数値ですね。また、「Low-Light ISO」は、ニコンの歴代フラッグシップ機で第3位ですが、トップに迫るスコアを有効3600万画素で達成しているところがスゴイと思いました。

ただ、DxOMarkのスコアは一つの指標にはなっても、すべてではありません。例えば、「Low-Light ISO」について、D800よりもスコアの低いキヤノンの5DMark3の方が、ISO1600以上の高感度撮影時のノイズは少ないようですから。

ということで、D800の「Overrall Score」がテストした全機種のなかでトップだったとしても、Phase Oneなどのデジタルバックと比べて画質が優れているかどうかは未知数だと思います。

ただ、同じニコン機のなかではトップのスコアということで、ニコンのデジタルカメラ史上最高画質ではないかなと思いました。

あっっ、よく考えたら「ニコンのデジタルカメラ史上最高画質」というのは別のデジカメかもしれません!

お気づきになった方もたくさんいらっしゃると思いますが、たぶん「あの」カメラでしょうね。

そのカメラとは、ずばり「NIKON D800E」です!!

ローパスフィルターの働きをキャンセルしているので、モアレとかが出なければD800よりも高画質だと思われます。

関連記事 D800E の「ローパスレス」

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