オリンパスのミラーレス機「E-PL5」が発売されて、1ヶ月あまりがたちました。

「自分撮りが容易な液晶モニター」「タッチパネル」「高感度撮影に強いセンサーの搭載」などが話題となっていますが、旧モデルの「E-PL3」との違いは他にもありそうです。

いつものように、表にしてまとめてみました。また、今回は旧々モデルの「E-PL2」も加えて比較してみました。

機種 E-PL5 E-PL3 E-PL2
発売日 2012年10月 2011年9月 2011年1月
有効画素数 1605万画素 1230万画素 1230万画素
ISO感度 ISO200~25600 ISO200~12800 ISO200~6400
液晶モニター

機能など

3型(16:9) 46万ドット 3型(16:9) 46万ドット 3型 46万ドット
可動式 タッチパネル 可動式
測距輝度範囲 不明 不明 不明
連射速度(最大) 8コマ/秒 5.5コマ/秒 3コマ/秒
連射枚数 圧縮率や記録画素数による (E-PL5は3コマ/秒だとカード容量まで可能)
メディア SDXC/SDHC/SD
動画 フルHD(MOV) フルHD(AVCHD) HD(1280×720)
バッテリー BLS-5 BLS-5またはBLS-1 BLS-5
撮影可能枚数 約360枚 約300枚 約280枚
大きさ 110.5× 63.7×38.2mm 109.5mm×63.7×37.3mm 115.4×72.7×42.0mm
重さ(電池等含む) 約325g 約 313g 約362g

2行目で挙げた以外で、大きく違うのは連射性能ですね。「E-PL3」もずいぶん連射が速くなったという印象でしたが、「E-PL5」は8コマ/秒ということで、一昔前のフラッグシップ並の連射性能です。

ただしこれには幾つか条件があって、「手ぶれ補正OFF」で、「ピントと露出は連写1コマ目で固定」の場合に8コマ/秒での連射が可能です。このあたりは、一眼レフのフラッグシップとは大きく異なるところですね。

ただ、連枝枚数はRAWでも「約15コマ」ということなので、それなりに使える性能だと思います。

OLYMPUS マイクロ一眼 PEN Lite E-PL5
OLYMPUS マイクロ一眼 PEN Lite E-PL5 レンズキット ホワイト E-PL5 LKIT WHT

OLYMPUS マイクロ一眼 PEN Lite E-PL3
OLYMPUS マイクロ一眼 PEN Lite E-PL3 レンズキット ホワイト E-PL3 LKIT WHT

外観の違いは、上の画像でご覧ください。(Amazoneのものを使っています)

「E-PL3」の方がケレン味のないすっきりしたデザインかな。

でも、「E-PL5」もグリップの取り外しが可能ですし、基本的には似たデザインですね。もちろん、しっかり構えるという視点からは、グリップがあった方が好ましいと思います。

ただ、「E-PL3」と似たデザインの「E-PM1」を使っていてグリップに悩まされたことは一度もありません。たぶん、ボディもレンズも軽いので、それほど力を入れて持つ必要がないからだと思います。

総じて、新しい「E-PL5」の方が「高感度性能」「連射性能」に優れ、「タッチパネル」にも対応しているということで、性能アップしているようです。

ただし、一点ほど気になるところがあります。他のサイトでも現在(2012-12)は触れていないようなので、あえて指摘しておきます。

それは、動画の記録が、「AVCHD」から「MOV」になっていることです。

「どちらが優れてる」とか、「どちらが使いやすい」とかについては、個人差があると思うのでここでは述べません。

でも、「AVCHD」で記録できると思って買われると、あれっと思われるかも。

あとは、実売価格をご覧になって、どちらを選ぶか判断されるといいと思います。

価格情報

OLYMPUS マイクロ一眼 PEN Lite E-PL5(Amazone)

OLYMPUS マイクロ一眼 PEN Lite E-PL3(Amazone)

現在は、レンズキットで倍以上の価格差があるようです。※2012-12-09(「63,266」「29,755」)

ここまで価格差があると、特に必要でない限り、新しいモデルの「E-PL5」を購入するのは待ったほうがいいかもしれませんね。

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