春のハイキングシーズンですが、先日、長距離を歩きつつ撮影するという機会がありました。
ふだん、気合いが入ったときにはデジタル一眼レフを2~3台用意して車で出かけるのですが、さすがに徒歩でそれはキツイ!
複数持っていくどころか、デジタル一眼レフは他の人に預けて、コンデジで撮影しました。
それで、行く前にデジカメは何を使おうかと思いつつつチョイスしたのは、次の2台です。
一台は、画質の良さと速写性に優れたFinePixF11。
バッテリーの持ちのよさもあって400枚くらい撮りました。もちろん、バッテリー交換ナシです。ただ、ちょっと逆光に弱かったかな!?
でも、この機種はコンデジにしてはキレイに写せるし、500枚くらいは平気で撮れるしで、一眼レフを忘れたときの強~い味方です。
もう一台は、望遠に強いこととAVCHD動画(実際には AVCHD Lite ですが)を撮るつもりで、DMC-TZ7です。これで、動画と写真とを撮りました。
画質は、デジタル一眼と比較すると、やっぱりそれなりです。でも、L版にプリントする程度ならこれで十分ですけどね。
さて、終わってから撮影仲間にこのことを話したら、こう言われました。
「それって、ネオ一眼がイイんじゃない?」
はい、実はそのとおりかも・・・何もデジタル一眼でなくても、コンデジ2台でなくてもネオ一眼なら一台でオッケー。
ちなみに、「ネオ一眼」っていうのは、コンデジだけど一眼レフみたいな形をしたデジタルカメラです。たとえば、こんなデジカメです。
上のデジカメは、キヤノンの「PowerShot SX40 HS PSSX40HS」です。大きさは小型のデジタル一眼レフとさして違わないのですが、ちょっと調べてみます。
分かりました!大きさは、「122.9×92.4×107.7mm」です。
同じキヤノンの「KISS X4」が「128.8×97.5×75.3mm」となっていますね。奥行きが「逆転」しているのは、「PowerShot SX40」の方は「レンズ込み」の大きさだからです。
重さは、本体のみで「PowerShot SX40」は、約557gとなっています。
「KISS X4」は、本体のみで約475gですが、実際にはレンズを取り付けるようになりますから、それなりに重くなります。
かなり軽い「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II」でも200gですから、合計で675gと一気に逆転します。
しかも、「レンズの倍率」をそろえるというか「PowerShot SX40 HS PSSX40HS」の「光学35倍ズーム」に合わせようとすると、レンズ1本ではまかないきれません!
ダブルズームの「EF-S55-250mm F4-5.6 IS II」を持ってきても、14倍に少し足りないくらいです。望遠側は、「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」を用意しても22倍を少し上回るくらいにしかなりません。
わりと近いのは「EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM」~「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」~「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」」の3本を用意すれば、40倍ズームとなります。でも、重さや大きさもかなりのものになりますし、仮に揃えたとしても、レンズ交換という一手間が待っています。
ということで、一台ですますなら、レンズ交換をしなくてすむのがイイなら、「ネオ一眼」も悪くないと思います。
ていうか、私もネオ一眼は何台か持っていますし、一応は考えたんですよ。
望遠には強いし、一眼レフほど重くはないし、小さなコンデジと違って両づりストラップだから肩にかけておけば両手がフリーになるしetc.
ただ、電源ボタンを押してから撮影できるようになるまでに、ほんの少々かかる時間にイラッとしそうで、そういうのに秀でたコンデジを選びました、今回は。でも、どっちがよかったかな。
これをお読みになっているみなさんなら、ハイキングなんかのとき、どんなデジタルカメラを選びますか?
追記 この記事を書いたあと、いろいろ考えて、「スリム&高倍率モデル」がいいかなと思いました。具体的な機種は、次のようなモデルです。(Amazoneにリンクしています)
Panasonic デジタルカメラ ルミックス DMC-TZ30
FUJIFILM デジタルカメラ FinePix F770EXR
現在(2012-5)のトレンドとして、20倍ズームの小型デジカメが多数発売されています。上の2機種は評判もよく、野外での撮影に適していると思いました。
また、少し旧いモデル(といっても昨年10月の発売)で18倍ズームでよければ、Optio RZ18がリーズナブルです。最新の20倍ズームのデジカメが3万円前後の価格のようですが、1万円を切って販売されていますから。ちょっと大きめですが、手にした感じは以外と軽く、手ぶれ補正が強力なモデルです。ただ、動画は1280×720ですから、フルハイビジョン動画を撮りたいという方は別モデルをどうぞ。