キヤノンは「動画撮影専用の35mmフルサイズ高感度CMOSセンサーを開発し、そのセンサーを搭載したカメラで撮影に成功した」と、発表しました。

キヤノンが動画撮影専用の35mmフルサイズCMOSセンサーを開発(2013-03-04:キヤノン)

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ニュースリリースの概要

○新たに開発したのはフルHD動画撮影専用の高感度35mmフルサイズのCMOSセンサー
○画素の大きさは一辺19マイクロメートル
○EOS -1D Xなどに使用されているCMOSセンサーに比べて7.5倍以上の面積
○画素部および読み出し回路にはノイズを低減するための新技術を搭載
○三日月の明かり程度(0.03lux程度)の低照度な環境でも鮮明な動画撮影が可能
○今回開発したCMOSセンサーでは8.5等星以上の暗い星の撮影が可能
○アスペクト比16:9

コメント
何はともあれ、リンク先の動画をご覧になってください。「えっ、ここまで写るの?」とワタクシなんぞは驚いてしまいました!

画素の面積は、「1D X」の7.5倍以上ということは、たぶん「コンデジとのデジタル一眼レフ」くらい高感度性能に差があると思います。キヤノンのフラッグシップ「1D X」は、画素数を前モデル(1Ds)から減らしてまで高感度性能を向上させました。それと比べても、別格といえる高感度性能ですね。

画素数は、たぶん200万~300万程度だと思います。動画だと、フルHDでも200万画素程度ですし、周辺の画素は撮影に使用しないとしても300万画素程度で納まりそうです。

旧い話ですが、かつてはAPS-Cで、わずか320万画素という EOS D30 というモデルがありました。そのD30で初めて撮影したときに、「もっと早く買えば良かった!」と、思ったのをおもいだしました。

今回のCMOSセンサーは動画用ですが、静止画用で、「フルサイズ・200万~300万画素程度」といったセンサーを搭載したモデルが登場したらと、想像してしまいました。

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