個人的に「EOS KISS」を買い替える必要があって、たぶん「KISS X5」か、「KISS X7i」になるだろうと思っていました。

「X7i」の連射性能(5コマ/秒)は魅力だし、「X5」のお値段は比較的お手軽。キットのレンズが新しいから「X7i」のダブルズームはイチオシかな、などと考えを巡らせていました。

ところが、ここにきて意外なダークホースを発見!

それが、「EOS KISS X50」です。

この機種、いろいろ調べてみると、「KISS X2」をベースに動画撮影に対応させたモデルのようです。実は「X2」というのは、個人的には名機と思っていてけっこう気になっていたデジタル一眼レフなんですよ。

ということで、候補としてあがった「X50」なのですが、個人的に感じた魅力のポイントは次のとおり。

○「DIGIC4」による素直な画質
○約1200万画素という余裕のある画素数(もしかして高感度画質も良好?)
○画素数が少ないので画像データが軽い(jpgとRAWのどちらも)
○とにかく軽い
 (X7i 525g) (X5 515g) (X50 450g) 参考までに(X2 475g)
 すべて本体のみ
○意外と売れている
 BCNランキングで年間ベスト10に入っている
○バッテリーが長持ち
 (X7i 440枚) (X5 440枚) (X50 700枚) 参考までに(X2 600枚) 
○何よりお値段が安い
 現在(2014-01-06)、Amazonでレンズキットが 29,724円

逆に、ウィークポイントは次の点が気がかり。

○液晶モニターが低スペック
 23万ドットって、今どきコンデジにしてもほとんど見かけない
○連射が今どき3コマ/秒
 ただし、JPEGなら連続撮影枚数が約830枚と、ほとんど無限連射
○超音波等によるセンサークリーニング機能が付いていない
 自分で手動クリーニングはリスクあり

調べていくうちに巷での評判も気になって、口コミ情報やらレビューやらを集めてみました。


【新製品レビュー】キヤノンEOS Kiss X50(デジカメWatch)

△画素ピッチが広い1,220万画素センサーを採用
△この画素数でもA3ノビサイズのプリントが余裕で楽しめる
△むしろ、画素ピッチは当然大きいものとなるので絶対的な画質は有利といえる。
△映像エンジンはEOS Kiss X2時代よりも進化した「DIGIC 4」で、高感度域でのノイズレベルや低感度域での階調再現性などについては不足をまったく感じさせない。
△液晶モニターはEOS Kiss X5よりも一回り小さい2.7インチを採用。解像度は23万ドットとなる。解像感に関しては平凡な印象であるものの、コントラストは高く通常使用する分には不足を感じさせない。
△ちょっと辛く感じたのが連写速度だ。3枚/秒というスペックは、現在のデジタル一眼レフカメラの水準では少々遅く感じられる。
△1週間ほど使い込んでみたが、エントリーモデルとしてさほど不満を感じさせないカメラである。
△手軽なサブ機を物色しているEOS 7Dなどのユーザーや、家族みんなで使えるデジタル一眼レフカメラを検討している人に最適な1台のように思える。


CANON EOS Kiss X50 購入(Welcome to Takajun’s Video Room)

△EOS 5DMark2 と比較すると当たり前ですがとてもコンパクトです。 EOS Kiss X3 と比較しても小さいボディです。
△シャッター音はパコパコ音で、さすがエントリークラスですが、その他の機能はまずまず使えます。
△ただ、ライブビューでピントを合わせる場合、解像度が低いので特に動画はピント合わせ(マニュアル)に苦労しますので注意が必要です。


Canon EOS Kiss X50 初期 レビュー(かおるの日々雑感)

△まず、持ってみてですが、あまり手が大きくない私にとっては、このX50はこじんまりしていてしっくり来ました。
△グリップに関しては、素の状態なので、つるつるしていて、上位機種であるX5と比べると不安感はあります。コレは、コスト上しかたがないことでしょう。ただ、実際使ってみると意外と大丈夫だったりします。
△撮影サンブルです。すべて、AFの絞り優先(Av)モードで撮影してます。
△コンデジから一眼に変わるとここまで違うのかと言うのは正直、予想の上を行きました。
△「写真を取る楽しみ」から入るには十分なモデルだと感じました。
△センサーのオートクリーニング機能がないのでそこをつついている人も見ましたが、私は逆で、機械をいじるのはメンテナンスもまた楽しみの一つだと思っています。


EOS kiss X50試し撮り(hidejyのやっぱりへなちょこ)

△初めてのデジタル一眼なので他の機種との比較はできませんが、最下位機種でも自分程度には十分な性能だと思いました。
△画素数としては1220万画素と上位機種に比べると少なめですが、自分の使い方はパソコン中心なので、W4切り(もしくA4)より大きくプリントする事はないので必要にして十分です。
△気になったのは、ファインダーの視野率が約80%とかなり低く場合によっては撮った時と出来上がりのイメージが違ってしまったり、余計な物が写りこんでたりすること。ここらへんは低価格グレードの宿命ですね。
△それと、ファインダー、液晶ともに絞り開放の映像しか見えないので、絞り込んで被写界深度が確認できないのはかなりのマイナスポイントだと思いました。(ひょっとすると何かの方法で設定の仕方があるのかもしれませんが)

※ご存じない方も多いと思いますが、「絞り込みボタン」で確認できます。でも、確認したところ付いていないようですね。上級機種の「X5」でも付いていないのでしかたないかな。でも、使っている方はあまりいないかも。


一眼レフという存在(旅する撮り鉄Diary)

△一眼レフというものが身近なものに。そう思い始めたのは、このEOS kiss X50を使い始めてからでした。
△自身4代目のデジカメ。もう少し言うと、所有するデジカメの中でセンサーサイズが一番大きい。で、使いやすい。
△でも弱点を知ってしまい、使用しなくなっちゃって。
△「センサークリーニング非搭載」これは痛いですよ。2008年発売のE-520すら積んでるというのに。
△APS-Cの描写が気にいらず。結局フォーサーズのE-520に戻ったわけです。サブにマイクロフォーサーズのE-PL3。


軽快さが魅力のエントリーモデル キヤノン「EOS Kiss X50」(デジカメプラス)

△撮像素子はAPS-Cサイズ 有効約1220万画素CMOSセンサーで、画像処理エンジン「DiGiC 4」を組み合わせる。
△単純に画素数だけを比較すればEOS Kiss X5(APS-Cサイズ 有効1800万画素)に比べて見劣りしてしまうが、1200万画素あればA3ノビの印刷にも十分耐えられるほか、同サイズで画素数が少ないと言うことはその分だけ1画素あたりの有効面積が広いということでもあり、一概にスペックダウンとは言いにくいところでもある。
△動画撮影も可能だが、最大画像サイズが1280×720ピクセルまで、動画撮影時の露出制御もオートしかない(EOS Kiss X5は1920×1080ピクセル、マニュアル露出制御も可能)。
△連写が約3コマ/秒(JPEGラージ/ファイン時。RAW+JPEGでは約1枚)なのにはちょっと不満を覚える。上位機種であるEOS Kiss X5もJPEGラージ/ファイン時では約3.7コマ/秒なのでモデルの順位付け的には正しいのかもしれないが、最新の画像処理エンジンを搭載した製品としては貧弱なように思えてしまう。
△AF測距点は9点、測光分割数は63とEOS Kiss X5と同様であり、重量(X50は約450グラム、X5は約515グラム いずれも本体のみ)や撮影可能枚数(X50は約700枚、X5は約440枚 いずれもストロボ50%発光のCIPA基準値)など部分的にはX5を上回るスペックも有している。


カスタマーレビュー Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X50(Amazon)

現在(2014-01-07)、135件のレビューが掲載されています。


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