タムロンは、ズーム倍率約18.8倍を達成した「16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO」を発表しました。

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ニュースリリースより

驚異的なズーム倍率約18.8倍を達成したデジタル一眼レフカメラ(APS-Cサイズ相当)用の高倍率ズームレンズを発売いたします。

タムロンは、1992年に大幅な小型軽量化を実現した高倍率ズームレンズを発売以来、高倍率ズームの先駆メーカーとして20年以上にわたり次々に画期的な高倍率ズームレンズを開発してまいりました。

現在、タムロンではAPS-Cサイズデジタル一眼レフカメラ用の高倍率ズームレンズとして18 – 270mmを発売しており、15倍ズーム、高画質、快適なオートフォーカス、手ブレ補正機構搭載、さらに大幅なダウンサイズを実現した画期的なレンズとして、全世界で高い評価を頂いています。

そして、この度、さらに広角に、さらに望遠にというお客様からのご要望に応え、全く新しい設計を採用し、これまでにない広角端16mmから望遠端300mmまでの幅広い焦点距離をカバーする高倍率ズームレンズを完成させました。

発売日 2014年4月24日

希望小売価格 87,000円(税抜)

主な特長

○広角16mm(25mm相当)~望遠300mm(465mm相当)の約18.8倍を達成
○ガラスモールド非球面レンズ3枚 複合非球面レンズ1枚
 LD(異常低分散)レンズ2枚 XR(高屈折率)ガラス1枚
 UXR(超高屈折率)ガラス1枚など特殊硝材を贅沢に使用
○高倍率化・高画質化を図りながらも小型化を実現
○AF駆動時の高速化と静音化を実現
○手ブレ補正機構「VC」を搭載
○レンズ内部に水滴が浸入しにくい簡易防滴構造を採用

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主な仕様

Tamron 16-300mm 主な仕様
焦点距離 16-300mm
明るさ F3.5-6.3
最短撮影距離 0.39m
フィルター経 φ67mm
大きさ(最大径 長さ) φ75mm 99.5mm
重さ 540g
マウント キヤノン ニコン ソニー

コメント

「究極の高倍率ズーム」というキャッチコピーがニュースリリースにありました。
現時点(2014-04)では、確かにそうかもしれません。
なんといっても、「25-465mm相当」などというズームレンジは、ネオ一眼くらいしかないでしょうから。

しかも、「手ぶれ補正」「超音波モーター」など、少し前まではカメラメーカーのレンズでしか実現しなかった機能を備えています。

さらに、「簡易防滴構造」となっていて、ある程度のマクロ撮影も可能(最大撮影倍率1:2.9)です。

まさに、「全部入り」といってもいいレンズだと思います。

公式サイトのトップには、「万能レンズの決定版」という言葉もありました。ずいぶんと自信があるように感じましたし、ニコンの「18-300mm」と発売日を同じにしたことも、偶然ではないように思われます。

個人的には、金色の飾りリングがなくなって、シンプルなデザインになったことが、うれしいところ。なんとなく、最近のシグマのレンズに似たデザインのようにも感じます。

ところで、「簡易防滴構造」というのは、ペンタックスのレンズで見かけた仕様なのですが、ペンタックスに対応したものは出さないのでしょうか?

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