ニコンの「COOLPIX S9300」と富士フイルムの「FinePix F770EXR 」は、ともに「18倍ズーム/20倍ズーム」のモデルとして人気の機種です。
今回は、この二つのデジカメの違いについてリサーチしてみました。
機種名 | COOLPIX S9300 | FinePix F770EXR |
センサー | 1/2.3型 CMOS | 1/2 CMOS |
1600万画素 | 1600万画素 | |
感度(ISO) | 125-3200 | 100-12800 |
レンズ(換算) | 25-450mm | 25-500mm |
F3.5-5.9 | F3.5-5.3 | |
液晶モニター | 3型 92万画素 | 3型 約46万画素 |
連射(1秒間) | 6.9コマ 最大7コマ など | 11コマ(サイズM.S) 8コマ など |
動画記録 | 1920×1080 ステレオ録音 | 1980×1080 ステレオ録音 |
内臓メモリー | 約26MB | 約30MB |
撮影可能枚数 | 約200枚 | 約300枚 |
大きさ | 108.7×62.3×30.6mm | 105.1×63.3×36.0mm |
重さ | 215g | 234g |
そのほか | 3D撮影 など | 前後撮り連写 など |
こうしてみると、ズーム倍率や望遠端におけるレンズの明るさ、そしてより高感度の設定ができることなどの点でFinePix F770EXR はアドバンテージがあると思います。
反対に、COOLPIX S9300 には、液晶モニターが92万画素というアドバンテージがあります。現在販売されているデジタル一眼レフは、92万画素以上の液晶モニターを搭載するモデルが多く、コンパクトデジタルカメラもいずれ多くの機種がそうなるだろうと予想されます。
実際に46万画素と92万画素の液晶モニターを比べてみると、46万画素でも不満を感じることはほとんどないのですが、さすがに92万画素だとかなりきれいに表示されます。もちろん撮影した写真には直接関係はないのですが、撮ってすぐに他の人に見せるのなら92万画素のモニターだと「きれい~」などと言われるかもいれません。(実際、モデルになった方に何度か言われたことがあります)
大きさについては、大差はないというかどっこいどっこいだとは思いますが、特に「厚み」は個人的には気になるところですので、主観でCOOLPIX S9300 にアドバンテージありと判断しました。
画質については、どちらの機種も公式サイトに作例が掲載されていますので、そちらをご参照ください。作例をじっくり見て、どちらのモデルも、コンパクトデジタルカメラとしては不満のない画質だと感じました。
COOLPIX S9300(Nikon)
FinePix F770EXR (富士フイルム)
ただ、作例に掲載されている被写体ですが、COOLPIX S9300 については風景や静物などで、個人的にはイマイチ画質判断がしづらいと思いました。
一方、FinePix F770EXR については、人物写真が掲載されていてスナップ写真がどのように撮れるかという参考になりそうです。
NIKONと富士フイルムの「作例」や「撮影サンプル」に対する考え方の違いかもしれませんね。もしかすると、COOLPIX S9300 を買われる方とFinePix F770EXR を買われる方とでは、何を撮るのかというユーザー層が若干異なるなのかな?とも思いましたが、どうなんでしょうか?
全くついでながら、COOLPIX S9300 の公式サイト「製品特長」のページに載っている最初の2枚の写真はハウステンボスでの撮影ですね(製品写真を除く)。なんとなく懐かしくなりました。
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