TAMRONのサイトに、交換レンズが出来るまでの行程の一部が紹介されていました。

これは、ナツメ社発行の『プロが教えるデジタル一眼カメラのすべてがわかる本』の抜粋のようです。

交換レンズが出来るまで-製造工程を一部紹介(TAMRON)

pdfファイルを興味深く見せてもらいました。

レンズの接着にはUVを当てて硬化させるというところから、歯科材料の光重合レジンと同じような仕組みかな?とか。

ズームレンズでも、意外と組み立ては手作業なんだ、とか。

ガラス素材はけっこう曇っていて、研磨であれだけの透明度が出るんだ、とか。

わずか5ページの紹介でしたが、なかなか面白くて時間をかけて読みました。

こうやって手間ひまかけてレンズが出来ると思うと、販売されている価格はバーゲンプライスに思えてきます。

また、レンズに限らず自動車でもスピーカーでもデジカメでも冷蔵庫でも、工業製品って芸術的な仕上がりの良さに比べて安いですね。

でも、だからといって沢山デジカメを買ってたら、家族に不評かもしれませんけど。

ついでに、この本の内容に興味を持った方は、福野礼一郎さんの次の本も面白く読むことができるかもしれません。

   『クルマはかくして作られる 』

   『ホメずにいられない』

どちらも続編が出ている本ですが、初代の上二冊がオススメです。自動車関係の本ですが、日本のモノ作りなどの素晴らしさに、感銘を受けました。

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