東芝は、デジタル一眼レフカメラ向けのコンパクトフラッシュカード市場に参加表明をしました。

デジタル一眼レフカメラ向けCFカード市場に参入(2012-12-18:東芝ニュースリリース)

  当社は、今後成長が見込まれるデジタル一眼レフカメラ向けコンパクトフラッシュカード市場に
  参入します。第一弾として、世界最速クラス注2の「EXCERIA PROTM」を商品化し、16GB、32GB、
  64GBの3モデルを2013年春から順次発売します。

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予定されている新商品は、「世界最速の書き込み速度150MB/sと世界最速クラスの読み出し速度160MB/sを実現しました」とのこと。

また、「動画転送速度20MB/sを実現します。これによりハイビジョンの動画を高フレームレートで撮影してもコマ落ちのない録画が可能となります」という発表でした。

コメント
現在(2012-12)のデジタルカメラの記録メディアとしてはSDメモリーカード系が多いのですが、コンパクトフラッシュカードもそれなりのシェアがあります。

特に、中級以上のデジタル一眼レフにおいては、CFカードの採用比率が高いようですね。

CFカードのアドバンテージは、データ書き込み・読み出しの速さと、堅牢さを含む信頼性でしょうか。個人的な経験ですが、CFカードを使っていて、カードの破損とかデータ消失は今のところ経験がありません。また、1DMk2Nで両方のカードを使って連射すると、明らかにCFカードの方が多く連射できたので、性能差をまざまざと感じました。(※使っているカードの性能差によると思います)

また、古いデジカメでも新しいCFカードが使えないという経験は今のところありません。これがSDメモリーカードだと、ほんの数年前のデジカメでもSDXCのカードや、場合によってはSDHCカードすら使えず、2GBまでのSDカードを探さなくてはいけないことがありました。

東芝によると、「デジタル一眼レフカメラ市場は2015年までに現在の1.5倍に成長すると予測されており、搭載されるCFカードの需要も高まる見込みです」ということですから、CFカードはまだまだ現役で使えそうですね。

追記

予定どおり「EXCERIA PRO」が発売されました。

かなり高価なのか量販店では見かけないので、販売価格は、次のリンク先でご確認ください。

東芝 コンパクトフラッシュ EXCERIA での検索結果(Amazon)

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