以前、「PowerShot SX260 HS」と「FinePix F770EXR」を比べてみましたという記事を書いて、2つのモデルの比較をしてみました。

そのときは、F770EXRの画質や前後撮り連射に期待し、後日実際に購入しました。

さて、あれから1年余り、後継機となった「PowerShot SX280 HS」と「FinePix F900EXR 」を比べてみることにしました。

機種名 PowerShot SX280 HS FinePix F900EXR
センサー 1/2.3型 1/2 CMOS
 1280万画素 1600万画素
感度(ISO) 80-6400 100-12800
レンズ(換算) 25-500mm 25-500mm
F3.5-6.8 F3.5-5.3
液晶モニター 3型 約46.1万画素 3型 約92万ドット
連射(1秒間) 14コマ/秒 3.8コマ/秒 7枚まで 約11コマ/秒 連続5コマ
動画記録 1920×1080 ステレオ録音 1980×1080 ステレオ録音
内臓メモリー
撮影可能枚数 約210枚 約260枚
大きさ 106.4×62.8×32.6mm 105.1×61.0×36.0mm
重さ 約233g(バッテリー等含む) 約232g(バッテリー等含む)
そのほか 5軸手ブレ補正 GPS Wi-Fi® 前後撮り連写

どちらの機種も、少しずつ進化しているようですが、基本的なスペックは以前と大差ないと思います。

ただ、上の表に出てこない部分で、注目すべきポイントがあります。

まず、「PowerShot SX280 HS」については、動画性能の大幅な向上があったという点です。新映像エンジン「DIGIC 6」によってノイズが減り、「5軸手ブレ補正」「60pフルハイビジョン動画」「高速化したオートフォーカス」などさまざまな改良が加えられました。

静止画についても、有効画素数を1280万画素に抑えたことで、比較的無理のない画質が実現されていると思います。

一方、「FinePix F900EXR 」については、撮像面位相差AFによる「世界最速0.05秒の超高速AF」と、起動時間1.1秒などの高速レスポンスが光ります。

また、「RAW形式」での保存ができるという点も特筆すべき事項です。「高倍率ズーム・スリムモデル」でこの機能があるのは、このシリーズだけだと思います。実は、旧モデル「F770EXR」を購入した最大の理由がコレだったりします。(室内で料理写真を撮ったりするとホワイトバランスの調整は必須でしょう)

ということで、どちらも比較的よくできたモデルだと思います。動画重視なら「PowerShot SX280 HS」、RAW保存が必要なら「FinePix F900EXR 」をプッシュしておきます。

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