オリンパスの「XZ-1」は、F1.8-F2.5という明るいレンズを搭載したデジタルカメラです。

また、「1/1.63型」という大きめのセンサーを搭載し、「RAW記録が可能」ということでいわゆる「高級コンパクトデジカメ」のひとつです。


ライターの方などのレビュー

撮影性能を求める人にもデジタル表現を求める人にも魅力的――「OLYMPUS XZ-1」 (デジカメプラス)
△注目は112ミリ相当のテレ端でもF2.5と明るさを保っていることだ。キヤノン「Powershot S95」はワイド端こそF2.0だがテレ端ではF5.6と3段暗くなる。パナソニック「DMC-LX5」はかなりがんばっててテレ端(90ミリ相当)でもF3.3だが、F2.5にはかなわない。
△ハイエンドコンデジならでは1/1.63型と大きな1000万画素CCDが鎮座する。非公表だが、パナソニックのLX5と同じものかと。
△近距離撮影をする人は普段からマクロモードにしておくとストレスがたまらない。マクロ時でも無限遠までピントがあうから。
△NDフィルタを内蔵しているため、明るい場所で絞り開放で撮りたいとき、あるいはわざとシャッタースピードを落としたいときに使える。
△CCDが大きいだけあって高感度にも強く、ISO感度は6400まで対応だ。ただし、ISO3200に達すると画質がガクンと落ちる。高感度での撮影が多い人はこれを頭に入れておいた方がいい。
△常用感度でのクオリティは非常に高い。使用感もなかなかすばらしい。

【新製品レビュー】オリンパスXZ-1
~レンズが決め手の高画質コンパクト機
(デジカメWatch)
△とにかくレンズが大きい。前玉の口径はざっと27mmほど。E-PL2のレビュー用にとお借りしているM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II(前玉径は24.5mmほど)よりも少しだが大きい。
△広角端のF1.8、望遠端のF2.5とも、現行モデルの中ではトップの明るさ。旧機種ではパナソニックのLUMIX DMC-LC1(28-90mm相当F2-2.4)、ソニーサイバーショットDSC-F717(38-190mm相当F2-2.4)があったが、現行モデルでは本機よりも明るいレンズはない。
△「アートフィルター」も魅力のひとつ。
△少々首をかしげたくなる部分もある。例えば、絞り優先AEで絞りF4に設定している状態でコントロールリングを1クリック回すと、絞りがF3.2なりF4.5なりに変わるものと思っていたら、画面下部に絞りのスケールが表示されるだけ。…(中略)…1クリック目は「絞り変更モード起動スイッチ」になっているのである。
△動画の解像度がフルHDじゃないのはもうひとつだし、カスタマイズ性がほとんどないのも惜しい。とはいっても、カメラである以上、画質のよさが重要なのは間違いないところ。まあ、写りよければすべてよし。そう考えてもいいかなぁと思えるカメラであるのは間違いない。

明るいレンズにマニアが注目、オリンパス「XZ-1」はデジタル一眼を超えるのか?
(日経トレンディネット)
△このカメラが注目されているのは、何といっても明るいレンズを備えていることにある。前面から見ても、ボディーに対して大きな割合をレンズが占めており、存在感がある。あえてレンズを大きく見せるデザインにすることで「画質が高そうだ」と印象づける狙いもあるという。
△開放F値は28mm相当の広角側でF1.8と、コンパクトデジカメとしてはもっとも明るい。それ以上に意味があるのが、望遠側の開放F値がF2.5と、競合の高級コンパクト機と比べても1段以上明るい点だ。
△逆に、日中の屋外など光が十分にありすぎるシーンでも明るいレンズの魅力を生かした撮影ができるよう、光量を落とすNDフィルターが内蔵されている。
△コントロールリングと呼ばれる回転式ダイヤルが設けられている。…(中略)…だが、これらのダイヤルの働きや回転方向を変更するといったカスタマイズは残念ながらできないようだ。
△背面のモニターは液晶ではなく有機ELを採用する。3型で61万ドットだが、VGA(92万ドット)に相当する高精細な表示が可能だという。実際に撮影や再生をすると表示コントラストが高いせいか黒の締まりがよく、液晶では見づらくなることのある屋外でも視認性は良好だった。
△気になる画質だが、精細感は高く微妙な階調もしっかり表現してくれる。シーンによってはデジタル一眼に匹敵するクオリティーだ。
△大きな撮像素子を備えるデジタル一眼と比べると、青空の階調などは厳しいものがある。だが、コンパクトデジカメとして考えると突出した画質といえる。
△シャッターボタンのフィーリングは良好だ。レスポンスも悪くないため、動く人物などを狙ったところに配置したい場合でも、その要求にしっかりと応えてくれる。

ハイクラスコンデジ総チェック(デジカメプラス)
  ~他の機種と比べての大きさが画像でパッと分かります~


購入された方のレビュー

明るいレンズが魅力で購入したOLYMPUS XZ-1
△ネットでの評判や、実写サンプル、店頭モックでの操作感などを吟味して選んだのがこのオリンパスのXZ-1。一眼レフやミラーレスのようなレンズ交換はできず、高級コンパクトに分類されるカメラ。
△外装はアルミで質感は十分。モードダイヤルも高級感があり使っていて満足感が得られます。使い勝手も良く、撮影するのが楽しいカメラ。
△レンズが大きいので、重量ありそうに見えますが、重くは感じません。
△3.0型の有機ELディスプレイは晴天時の視認性が落ちるので、撮影後のプレビューは常時オフに。
△ズボンのポケットになんてことは無理な大きさ。酷評だった「F1.8」「HD」というロゴは個人的には我慢できる範囲内。
△付属のロゴ入りレンズキャップは脱着式のため、純正の自動開閉式レンズキャップ(LC-63A)を別途購入。電源ON時の手間がなくなり、デザインもかなり気に入っています。
△開放でも、絞ってもそれっぽい写真が出来てくるので、カメラ構えるのが楽しくなりました。明るいレンズのおかげで暗い所でも、手持ちでバシャバシャ撮っています。
△通勤時のカバンにしのばせておける大きさのXZ-1は重宝します。

★忌々しいったらありゃしない 【OLYMPUS XZ-1】★
△開梱した瞬間に「ムリ。返送しよう」って久しぶりに思ったプロダクト。
△なんとこれ、バッテリチャージャー無いんです。
  本体にUSBケーブル挿して充電するタイプ
△敢えて理由を叫ばせて下さい。
  充電中に本体が使えないじゃないないか!
△百歩譲ってケーブル充電を我慢したとしよう。
  これが他メーカーなら我慢できる。
  でも、オリンパスだけはやっぱりダメです。
  どれだけダメかというと、カルーチャ、コック(略)……ようするにゴキブリ並みに嫌です。
  なぜならオリンパスのUSBポートって、専用端子なんだもん!!
△ちなみにオリンパスはカメラ本体(交換レンズ類がある場合はそれも)のファームウエアのupdateも
  このコードを使ってPCにつないでやらないとできないんです。
  こんなウザいメーカー、珍しいですよね。
  滅亡したらいいのに。(メーカーじゃなくて専用USBケーブル方式が、です。念のため)
△現時点でのベストなAF設定はTRモード一択かな、と感じています。
  …(中略)…
  これは常時マクロモードになります。マクロモードと言ってももちろん無限遠までAFが効きます。
△TRだとAFロックと違ってコサイン誤差が起きない(合わせ続けるから)
  もっともシャッターチャンス重視の場合はやめておいた方がいいと思います。
  追随能力ははっきり言ってアホに近いんです。
△全体のデザインは、なんかこう、もうどうでもいいやってな感じです。
  レンズに向かって左下にある「F1.8」と右上にある「HD」のバッジは、
  はっきり言って発展途上国の印みたいな感じ。
  エアコン、とかパワーステアリング、とかパワーウィンドウ、とか自動車発展途上国だった日本車が
  誇らしげにエンブレムというかバッジをつけてましたっけね。
  あれと全く同じ臭いがぷんぷんして、クサいです。
△開封後、本体を触ってからのファーストインプレッション
  ええええ?って思っ たのが……
  三 脚 穴 です。
  1mmくらい本体から飛び出てるんですよ、これが。
  …(中略)…
  結論から言いますと「仕様」のようです。
  「いやいやいやいや!」
  私はMacの画面に向かって思わずツッコミを入れそうになりましたよ。
△レンズまわりのリングが大きすぎたのかもしれないけど、
  どちらにしろXZ-1のこの筐体は設計ミスだと思います、はい。
  というか、評価部隊は無能ばかりとしか言いようがないです。
  そもそもこれでOkだしたヤツが全部悪い。世が世なら切腹ものじゃなイカ?
  私が殿なら切腹じゃなくて打ち首を命じるけどね。切腹なんてもったいない。
△で、肝心の画質について
  これについては所詮コンパクトカメラなので、なんというかあまり細かく書く事がない
  (というか、書く気がない?)んだけど、結論だけ。
  「私が今まで購入したコンパクトカメラの中ではおそらく最高」
△残念なのは歪曲が予想以上に大きいこと。
△ものすごく嬉しいこと
 一眼「レフ」なら、もはやアタリマエについていてしかるべき機能。
 内蔵ストロボにコマンダー機能が付いている!
△ストロボにコマンダー機能がどれだけ素晴らしい事かというと……使った事がある人は
  わかるはずなので敢えて書くまい。
△ブツ撮りの場合、被写界深度がちょうどいい感じだったりするんですよ、
  XZ-1のテレ端。画像はそれなりに甘いですけど。
△AF性能について
  空を撮る時、雲にAFが合うかどうかを私は性能基準の一つにしています
  合わないカメラが多いんですよ、これが。
  その点XZ-1はなんとか合格点をあげられます。
△まとめ
  あれもない、これもない、なんだけど、使っていると結構魅力的で欠点に目をつぶりながらも
  ちょっと使い込んでみようかな、という感じで、なんか忌々しい感じのカメラ。
  それがXZ-1の今のところの感想です。


公式サイト

OLYMPUS XZ-1

OLYMOUS XZ-1 SPECIAL SITE

XZ-1×オリンパス社員 AMY XZ-1ってやっぱりいいねぇ ~デザインのお話~


おすすめの記事