しまった!

デジカメ撮影での失敗談は数あれど、撮影出来ないというのは最もダメージが大きい。
理由は、メディアを持っていかなかったから・・・デス。
みなさん、そういう事ってないですか?
私は、あります。

その日は、陸上関係のイベント撮影が予定に入っていました。撮る人数は、だいたい100名くらいです。
事前に下調べをして、ここで撮ろうとか、レンズはどうしようかとか、いろいろ考えていました。

さて、当日の朝になって、メモリーカードが見つかりません!

いや、別のメモリーカードがあったのですが、中に画像が入ったままだと困るので、一応PCにデータを移したことを確認します。そして、CFを持って出かけた・・・つもりでした。

一眼レフを持って車に乗り込みました。途中の信号待ちの時に、試し撮りをしようとシャッターを切ろうとすると、なんとこんな表示が!!

 no CF

これから取りに帰ったら間に合わないし、かといって別のカメラがあったかな?カバンの中を確認すると、コンデジが2台入っていました。2台ともスリム(ポケットに入る程度)な高倍率ズーム機です。

「仕方ないからこのデジカメで撮ることにしよう」、そう決心して撮影場所に向かいます。

実は、以前も同じようなことがあったので、普段から複数のデジタルカメラを持って外出するようにしています。おかげで、撮影できないという最悪の事態はまぬがれましたが、デジタル一眼レフは使えませんでした。

さて、競技が始まってコンデジで撮影してみると、意外と気楽に撮れます。理由は、コンデジはピントが深いのでピンボケになることが少ないからと、気持ちの割り切りでしょうね。

困ったこと1

ただ、1枚撮ると、そのあと数秒くらい待たされるので一眼レフのようにテンポよく撮れません。大人数がタダーッと走ってくる場面では、1人を撮ると後の人たちは走り去っていくという感じでした。

これは、実際に撮影してみると分かるのですが、連射してもぜんぜん解決しませんでした。なぜかというと、すぐに連射が途切れて、もう一枚と思ってもそこで待ち時間が発生するからです。

かといって、何秒も連射し続けることはできません。コンデジの場合は、たとえ1秒間に10枚撮れたとしても、連続で撮影できるのは、わずか9枚だったりします。もちろん、どのカメラを使うかにもよります。

困ったこと2

ファインダーをのぞいての撮影ではなく、液晶モニターを見ながらの撮影です。正確なフレーミングは難しく、途中から、広く撮って後でトリミングするという撮影スタイルにしました。

画質はどうだったか?

液晶モニターでは、どれくらいの画質かはよくわからなかったので、PCにデータを写して液晶モニターで確認しました。すると、意外と問題なく写っていました。少なくとも多少トリミングしても「L版」にプリントする程度なら十分な画質だと思いました。

ただし、「順光」での撮影だと十分な画質だと思ったのですが、「逆光」や曇り空だとあまりパッとしない印象です。

いろいろ考えたこと

今回の撮影で、コンパクトカメラでもある程度は陸上撮影に対応できることが分かりました。

ただ、「広く撮って後でトリミングするという撮影スタイル」にしたためと、傾きを補正するため、画像処理後のトリミングは必須でした。そのため、保存用画像用に使える画素数は撮影した画像の半分程度になってしまいました。

そうなると、撮影するときの画素数は1000万画素程度は必要だと感じました。少なくとも500万画素程度では、仕上がり画像データを300万画素程度にするのは困難だったと思います。(すべての画像をトリミングしたわけではありませんけど)

また、望遠側と広角側のズーム域は十分なのですが、一眼レフのような素早いズームは無理でした。

一番困ったのは、撮影間隔が開いてしまうことで、待っているあいだに選手が通り過ぎようとする展開になってしまいました。

もしかすると、2台のデジカメを交互に使うと、ある程度これらの問題は解決したのかもしれません。
でも、三脚なしで両手に持って使うのは難しいと思って1台ずつ使いました。

ここで、ふと思い出したのは、カシオのデジタルカメラです。

先日記事にした、カシオのフラッグシップ「EX-ZR1000」は、「0.99秒の高速起動」「0.15秒の高速オートフォーカス」「最短0.26秒の撮影間隔」です。
特に、「最短0.26秒の撮影間隔」については、「連射すればもっと速く撮れる」くらいに思っていたのですが、意外とポイントとなる性能でした。

ということで、カシオのデジタルカメラを見直した一日でもありました。(当面、買えませんけど)

もちろん、本当はデジタル一眼レフでの撮影がベストです!

ただ、私の場合はPCにデータを移す際にメモリーカードを抜いてパソコンのスロットに入れ、そのままカメラに戻すことをせずに出かけてしまったということがありました。そういう失敗がないよう、大事な撮影をする時にはある対策をしています。それについては、別の機会に書く予定です。

関連記事 EX-ZR1000 (カシオ)

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