Pentax MX-1 レトロデザインで高性能（ペンタックス）

ペンタックスは、レトロなデザインでF1.8からの明るいズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「Pentax MX-1」を海外発表しました。

PENTAX DEBUTS RETRO DESIGN CAMERA FEATURING FAST F1.8-2.5 LENS, 4X ZOOM AND CLASSICALLY CRAFTED BRASS BODY（2013-01-07：pentaximaging.com）

The MX-1 strikes the perfect balance between performance and classic

主な特長
○F1.8-F2.5の明るいレンズ（28-112mm 4倍ズーム）
○画素数を有効約1200万画素に抑えた1/1.7型の裏面照射CMOSセンサー
○真鍮（BRASS）を用いたクラシックなデザイン
　（RETRO DESIGN）
○3型 約92.1万ドット のチルト式液晶
○明るいレンズを活かせる最高1/8000のシャッター速度
○手持ち夜景スナップモード（複数の画像を合成）

主な仕様

コメント
まだ日本では未発表ですが、近いうちに発表・発売されるであろうコンデジです。
いわゆる「高級コンデジ」のひとつですが、「1/1.7型センサー，明るいレンズ」に加えて、クラシックな雰囲気で高級感のあるデザインだと思います。
なんとなく、オリンパスの「ＸＺ－２」に似ているような気もしますが、たぶん映像エンジンはオリジナルでしょうね。くっきり鮮やかな「ペンタックスカラー」は健在だと思います。

ところで、ちょっと気がかりなのは、シャッタースピードです。

海外の公式サイトでスペックを調べてみると、1/8000とかはエレクトリックシャッターのようですね。そして、どうやら「1/2000から1/4」が基本で最大30秒のようです。

Shutter speed: 1/2000 sec. – 1/4 sec., max. 30 sec. (1/8000 sec. – 30 sec. with Shutter Priority, Aperture Priority,Manual Exposure, and combination of electronic shutter enabled), Bulb

となると、他のペンタックスのコンデジと同じく1/4を越えてるシャッタースピード、たとえば１秒とか２秒とか、は設定できないのかもしれません。バルブ撮影ができれば花火撮影では特に支障はないのですが、USB端子でのケーブルレリーズが使えるのでしょうか？

また、もう一つ気になったのが、次のセンテンスです。

Noise Reduction: Yes, automatically applied if shutter speed is slower than 1 sec

シャッタースピードが１秒を超える場合にノイズリダクションがかかる仕様のようです。これは個人的には嬉しくありません。

なぜかというと、花火撮影をしていて困るのが、シャッターが降りた後でノイズリダクションのために待ち時間がかかるからです。

もう少し具体的にいうと、たとえば３秒シャッターをあけていたら、ノイズリダクションをかけるためにもう３秒ほどはシャッターを切ることができません！その間にも、次の花火が上がっていたら、チャンスを逃しますよね。

たぶん、そんな撮影は一眼レフですればいいのでは？と思われる方も多いとは思いますが、高性能コンデジに対する期待と思ってください。

余談ですが、以前、花火撮影をしていて終わった後で年輩の男性とお話ししたことがあります。その時に、「１回撮影したらずいぶん待たされて困った。いちおうクラス１０のＳＤカードを使っているのですが」と、話されていました。

はい、原因は「ノイズリダクション」というか、「長時間のノイズ除去」をＯＮにしていたからですね。そのことを話してあげてもよかったのですが、黙っておきました。

理由については、また近いうちにアップしたいと思います。

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