まるで姉妹車のよう・・・ふたつのカメラを比べてみて、そう思いました。

オリンパスの「STYLUS XZ-2」

リコーの「PENTAX MX-1」

下の画像の、このふたつのカメラです。※画像はネットショップのものを使っています。

OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS XZ-2 1200万画素 裏面照射型CMOS F1.8-2.5レンズ ブラック XZ-2 BLK

STYLUS XZ-2

PENTAX デジタルカメラ PENTAX MX-1 クラシックブラック 1/1.7インチ大型CMOSセンサー F1.8大口径レンズ PENTAX MX-1 BK

PENTAX MX-1

ペンタックスブランドの「PENTAX MX-1」が発表されたときから、なんとなく似ているなと思っていましたが、いつものようにスペック等を比べてみると、ますますその思いが強くなりました。

機種名 STYLUS XZ-2 PENTAX MX-1
センサー 1/1.7型 CMOS 1/1.7型 CMOS
 有効1200万画素  有効1200万画素
レンズ(換算) 28-112mm 28-112mm
F1.8-2.5 F1.8-2.5
感度(ISO) 100-12800 100-12800
液晶モニター 3型 92万画素 チルト式 タッチパネル 3型 92万画素 チルト式
連射(1秒間) 約15コマ(高速連写) 約5コマ(連写) 連写H:約4.21コマ 連写L:約2.86コマ
動画記録 1920×1080(30P)ステレオ録音 1980×1080(約60fps) ステレオ録音
内臓メモリー 約39MB 約75.3MB
撮影可能枚数 約310枚 約290枚
大きさ 113×65.4×48mm 122.5×60×51.5mm
重さ(電池等を含む) 346g 391g
そのほか 2軸デジタル水準器 二軸電子水準器

似ているふたつのモデル

現在(2014-02-04)、少し大きめの「1/1.7型」のセンサーを搭載するカメラはそんなに多くはありません。オリンパスからは2機種、リコーからは1機種が発売中です。

その中で、レンズのスペックがどちらも「28-112mm F1.8-2.5」と、まったく一緒というのは偶然とは思えません!しかも、どちらも「3型 92万画素 チルト式液晶」です。

コンパクトデジタルカメラの低価格機においてはOEMによる姉妹機が、かつてかなりあったと思いますが、国内メーカーどうしの「高級機」では珍しいと思います。

もちろん、ボディデザインとか、細かなスペックとか、使えるアクセサリーなどには違いがあるようです。

また、写りを決める大切な要素である「映像エンジン」は、そのメーカー独自のものでしょうから、画質まで同等とは思いません。

大きな差がある実売価格

ここで不思議だなと思ったことがひとつあります。それは、これほどまで似通ったふたつもデジカメなのに、実売価格に大きな差が生じていることです。

現在の販売価格を、Amazonで調べてみました。

  OLYMPUS STYLUS XZ-2 ¥23,452

  PENTAX MX-1 ¥ 30,724

ペンタックスの「PENTAX MX-1」のほうが、7000円以上高い価格で販売されています。

他のショップでも、同様な傾向でした。

値段の差はブランド?それとも

こうした価格の差は、実は他の機種でもあります。有名なところでは、パナソニックのデジカメとライカブランドのデジカメとの間に同様な現象があります。

この場合はカメラメーカーとして古くから世界的に知られているライカブランドの強さだと思っていました。(ちなみに、一昔前は、パナソニックとライカとの姉妹機でそれほど価格差はなかったと思います)

ただ、同じ国内メーカーどうしで、ここまで差が生じるのは何が原因なのか興味があります。この値段の差は、ブランドの力の差なのか、それとも他の原因があるのでしょうか?

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