ニコンの子会社、ニコンイメージングジャパンは、一眼レフカメラの新たなフラッグシップモデルとなる、「ニコン D4」を発売します。

  デジタル一眼レフカメラ「ニコン D4」を発売(ニコン)

「D4」は、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと、ハイスペックなデジタル一眼レフカメラに最適化した新画像処理エンジン「EXPEED 3」を搭載し、高精細・高画質と同時に優れた高速性能を実現したニコンデジタル一眼レフカメラの次世代フラッグシップモデルです。

有効画素数は16.2メガピクセル。撮像感度域はISO 50相当からISO 204800相当までと極めて広く、幅広い輝度状態で高画質を提供します。

主な特長

 ・光学ファインダー使用時にも人物の顔認識が可能
 ・AF、AE、i-TTL調光、AWBなどの制御精度を一段と向上

 ・51点のすべてのフォーカスポイントがf/5.6に対応
 ・11点のフォーカスポイントはf/8対応
  (超望遠NIKKORレンズとテレコンバーター(2.0×)の組み合わせ使用時にも高精度なAFが可能)
 ・-2 EV(ISO 100・20℃)でも、すべてのAF NIKKORレンズでピント合わせが可能
 ・AF・AEが追従する約10コマ/秒※の高速連続撮影が可能

 ・30fpsのフルHDに対応
 ・動画撮影時の撮像感度はISO 200からISO 204800相当 
 ・ステレオ録音ができる外部マイク入力端子を搭載
 ・ヘッドホン端子を装備し、ステレオヘッドホンで音声の確認が可能
 ・動画最長記録時間は29分59秒

 ・次世代高速メモリーカード「XQDメモリーカード」、高速なコンパクトフラッシュカード「UDMA7」に対応
 ・XQDメモリーカードに対応することでRAW撮影時でも10コマ/秒で最大約100コマの連続撮影が可能

 ・無線LANでの高速転送を実現する新開発の小型ワイヤレストランスミッター「WT-5」(別売)に対応
 ・約40万回のレリーズテストをクリアーする高い耐久性
 ・カメラ内でIPTC(国際新聞電気通信評議会)情報の付加機能を搭載
 ・約92万ドット、広視野角、強化ガラス採用の3.2型液晶モニター

 ・10K(ケルビン)単位で設定可能なホワイトバランス
 ・静止画ライブビュー撮影時に撮影用ホワイトバランスとモニター用ホワイトバランスを個別に設定可能

 ・常用感度域は、ISO 100~12800
 ・ISO 50相当までの減感ISO 204800相当までの増感が可能

発売予定 2012年2月16日(木)

コメント

 D4登場の話は前からあったのですが、いつの間にか登場(個人的な感想)です。特長というか優れた点は豊富にあるのですが、動画撮影に長足の進歩があったことと、測距輝度範囲が-2EVとなったことは注目です。オートフォーカスのf/8.0対応といい、約40万回のレリーズ耐久性といい、スペック世界一が多々ある気がします。

 一つ一つの性能を見れば、他にも同じ程度のスペックの製品はあるものの、それらを全部実現しているのは圧巻!特に、ニコンはカタログスペックよりも実用性能を重視しているというイメージなので(主観ですけど)、どれもがキチンと働く性能なのでしょうね。

 それにしても、このD4が約1600万画素、キヤノンの時期フラッグシップ1DXが約1800万画素。どちらもフルサイズセンサーで、これだけの画素数ですから、高感度画質を求めるならAPS-Cサイズセンサーのデジカメは600~800万画素程度がいいのかも?(とはいうものの最低1000万画素はないと少々見劣りするとは思いますが)

公式サイト D4(ニコンイメージング)

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