昨年、規格が発表されたXQDメモリーカードですが、先日発表されてニコンのD4に採用が決まっています。
ただ、現時点ではD4も販売されていませんしXQDメモリーカードの発売もまだですが、1月6日のプレスリリースでソニーが2月15日に発売すると発表しました。
業界最高の書き込み速度1Gbps(125MB/秒)を実現した“XQDメモリーカード”を商品化(ソニー)
今回、発表されたのは16GBモデルと32GBモデルの二つです。
この規格のカードを使用することによって、ニコンD4はLAWで最大100コマの連続撮影が可能だと、ソニーから発表されています。
なお、カードリーダーも専用のものが必要となりますが、カードリーダーも同時にソニーから発表されています。
コメント
当初の価格は、けっこうなお値段でしょうし、容量もCFカードと比べてアドバンテージはないのでプロ向けでしょうね。
しかし、新発売のニコンD4の連射性能(LAWで最大100枚の連続撮影)を十分発揮させるためには、このXQDカードは必要だと思われるのでスポーツ撮りをされるプロの方にはニーズがあるだろうと思います。
ただし、ニコンD4は高速なコンパクトフラッシュカード「UDMA7」に対応しているので、2月に発売されるLEXARの1000倍速CFの方が転送速度は速いような気がしますが、そのあたりはどうなのでしょう?UDMA7のCFカードなら64GBも発売されると思いますし、価格も多少リーズナブルな気もします。(今回発表の書き込みのものは速度1Gbps(125MB/秒)で、1000倍速のCFカードだと速度150MB/秒のため。ただし、今回発表されたXQDカードは「書込速度」、LEXARのCFカードは「読込速度」の発表なので単純に比較はできませんけど)
デジタルカメラのメモリーカードについては、様々な規格が発表されては淘汰されていったので、個人的にはずっと使うことができているコンパクトフラッシュカードでいいような気がします。いわゆる「コンデジ」向けにはSDメモリーカードが小さくていいのでしょうけど。
(SDカードは古い機種だとSDHCカードが使えなかったり、SDHCカードが使えてもSDXCカードが使えなかったりします。それに対して、個人的体験ですけどCFカードは古い10年くらい前のデジカメでも最新のカードが使えるので、互換性という点では抜群です)
さらに、既に発売されているFastCFだと転送速度はもっと速いわけで、どちらが将来残るのでしょうか?
ニコンD4は、XQDカードとCFカードのダブルスロットなので、どちらを使って撮っても高速連射が続くというのはプロの方にとって必要性があるだと思います。今回の製品発表はそう言う意味でタイムリーだと思います。
個人的には、将来普及するのがこのXQDカードなのかUDMA7のCFカードなのかFastCFがデジカメに採用されるのか、興味がありますね
製品情報 ソニーXQDメモリーカード
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