以前、「LUMIX DMC-TZ30」と「FinePix F770EXR 」を比べてみましたという記事を書いて、魅力的な2機種の比較をしてみました。
そのときは、F770EXRの画質や前後撮り連射に期待し、後日に購入しました。
さて、あれから1年余り、後継機となった「LUMIX DMC-TZ40」と「FinePix F900EXR 」を比べてみることにしました。
機種名 | DMC-TZ40 | FinePix F900EXR |
センサー | 1/2.33型 MOS | 1/2 CMOS |
1810万画素 | 1600万画素 | |
感度(ISO) | 100-6400 | 100-12800 |
レンズ(換算) | 24-480mm | 25-500mm |
F3.3-6.4 | F3.5-5.3 | |
液晶モニター | 3型 92万ドット | 3型 約92万ドット |
連射(1秒間) | メカシャッター:約10コマ/秒 最大6コマ | 約11コマ/秒 連続5コマ |
動画記録 | 1920×1080(AVCHD)ステレオ録音 | 1980×1080 ステレオ録音 |
内臓メモリー | 約12MB | - |
撮影可能枚数 | 約300枚 | 約260枚 |
大きさ | 約108.3 x 58.9 x 27.7mm | 105.1×61.0×36.0mm |
重さ | 約198g(バッテリー等含む) | 約232g(バッテリー等含む) |
そのほか | Wi-Fi® GPS機能 | Wi-Fi® 前後撮り連写 |
どちらの機種も、着実に進歩しているようです。
液晶モニターは、以前と同じ3型ながら、「約46万ドット→約92万ドット」と高精細になりました。
また、Wi-Fi機能によって、スマホなどとの連携が強化されていますね。
どちらを選んでも、最新の高倍率ズーム機として不満はないと思いますが、動画形式には注意が必要かな?個人的にはAVCHD形式のほうがファイルサイズが軽くて、TVとの連携もカンタンなので好みです。
それと、スペック上は「LUMIX DMC-TZ40」の方がスリムというか薄型という点で光るものがあります。ただ、測定方法によってはこれほど差はないのかな?とも思いますし、実機を比べてみることをオススメします。どちらも、大振りな方ですが、上着のポケットなら無理なく入ると思います。
あとは、「FinePix F900EXR 」の方は「RAW形式」での保存ができる点がポイントですね。実は、旧モデル「F770EXR」を購入した最大の理由がコレだったりします。
もちろん、デジタル一眼とかミラーレスなら「できて当然」ですし、そちらを使うという手もあります。が、小さなコンデジでコレができるというのが魅力です。特に、室内で撮影してホワイトバランスを調整しようと思ったら、「必須」ですからねー。(JPEGでも、ソフトである程度は補正できますが仕上がりを考えると?)
他にも、S110とか「RAW形式」での保存ができるものはありますが、「高倍率ズーム」かつ「スリムモデル」では現在唯一の選択肢かもしれません。
結論
ということで、ズーム倍率とか動画性能とか画質についていえば、どちらもそこそこ満足できるモデルだと思います。スペックに表れない部分も含めて、前モデルから着実に進化しているようですし、価格もこなれつつあるのでオススメです。
特に、動画重視なら「LUMIX DMC-TZ40」、静止画を重視なら若干「FinePix F900EXR 」の方をプッシュしておきます。
価格情報
Panasonic ルミックス TZ40(Amazon)
FUJIFILM F900EXR(Amazon)
Anazor Choice ソニー Cyber-shot DSC-WX300
参考となる外部リンク
最新「20倍ズームコンデジ」は手持ちでもブレずに撮れるか? 5モデル検証
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