「PENTAX K-3」を発表（PENTAX）

リコーイメージング株式会社は、デジタル一眼レフカメラ「K」シリーズの最上位機種「PENTAX K-3」を発表しました。

「PENTAX K-3」はKシリーズ最高性能を目指して開発し、主要機能を徹底的に強化し、大幅な高性能化を実現していますとのこと。

発売日　2013年11月上旬

発売の形態　「PENTAX K-3 ボディキット」「PENTAX K-3 18-135WR レンズキット」

PENTAX K-3 Premium Silver Edition
（バッテリーグリップD-BG5 Silver、限定ストラップ付）

全世界2,000台限定 2013年11月下旬

高性能レンズ「Limited」シリーズのシルバーモデル等と組み合わせた際のマッチングを考慮し、カメラ本体とバッテリーグリップにシルバー塗装を施したモデル。

レザー調の限定モデル専用オリジナルストラップと、予備のバッテリーも付属。　

主な特長

○新型イメージセンサー
　有効約2400万画素の高精細画像APS-Cサイズ相当（23.5mm×15.6mm）
○新開発の画像処理エンジン”PRIME III”
○独自の手ぶれ補正機構”SR”本体内手ぶれ補正
○世界初！ “ローパスセレクター”機能
　露光中にイメージセンサーユニットをサブピクセル単位で微小駆動させることで
　光学ローパスフィルターと同様のモアレ軽減効果が得られる新機能
○自動水平補正
○構図微調整
○簡易天体撮影ができる”アストロトレーサー
○AF輝度範囲-3EV～+18EV
　（-3EVは他社フラッグシップなどと共に世界一のスペック）
○最高約8.3コマ/秒で連続23コマ（RAW撮影時）の高速連続撮影が可能
　（JPEG：L・★★★時は最大60コマ）
○明るさと倍率を向上した視野率約100％の光学ファインダー
　反射率をアップする新コーティングをガラスプリズムに採用し
　ファインダーの明るさをアップ
○記録形式にH.264を採用した1920×1080：60i/30PのフルHD動画撮影
○外部入力用のステレオマイク端子
○ヘッドホン端子
○新採用の高解像４K（3840×2160ピクセル）サイズでのインターバル動画
○スマートフォンとの連携が可能
○3.2型　約103.7万ドット（アスペクト比3:2）の高精細大型液晶モニター
○防塵・防滴構造の小型堅牢ボディ
　本体の上下および前後の外装にマグネシウム合金を採用
○20万回の作動テストをクリアしたシャッター制御機構
○デュアルSDカードスロット装備

主な仕様

コメント
ペンタックスの一眼レフ「K-3」は、一時はフルサイズで出るのではないかというウワサもありましたが、「K-5Ⅱ」と同じくAPS-Cサイズのセンサーを搭載しての登場です。
ただ、そのスペックはかなりのもので、今までの「APS-C フラッグシップ」を凌駕する性能といっても過言ではないと思います。
特に注目すべきは、「ローパスセレクター」機能です。
今までペンタックスは、「ローパスフィルターの有り・無し」で別モデルを販売していましたが、新機能を搭載することで１つのモデルに統合しています。
もともと、ローパスフィルターは、光をあえて拡散させることでセンサーに適切に光を導く働きをしていました。その「拡散」を、「露光中にCMOSセンサーを微少駆動させる」ことで行うというものが「ローパスセレクター」機能のようです。
確かに、センサーを微少駆動させれば、一点ではなく周囲に光が当たると思いますし、「駆動させる・させない」は設定で容易に変化させることが可能でしょう。
この機能は、「SRユニットを用いたモアレ低減機能」と説明されており、コロンブスの卵みたいな印象を受けました。
ペンタックスは、今までも「独自の手ぶれ補正機構”SR”」の働きを利用して、次のようなさまざまな機能を実現しています。
①視野率100％
②アストロトレーサー
③自動水平補正
④構図微調整
独自のアイデアで、デジタル一眼レフの新領域を開発していくペンタックスには、要注目ですね！

ニュースリリース　Kマウントデジタル一眼レフカメラ最上位機種「PENTAX K-3」を新発売

公式サイト　PENTAX K-3

価格情報　PENTAX デジタル一眼レフカメラ K-3（Amazon）
※現在（2013-10-08）、149,800円の表示で、「この商品の発売予定日は2013年11月15日です」と出ています。

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