ソニーは、新開発の世界最多179点位相差AFセンサー(15点クロス)を搭載し、新AFアルゴリズムを採用することで優れたAFの精度と追従性能を実現した、「α77 II」を発表しました。
ニュースリリースより
本機は、野鳥や鉄道など動きの速い被写体や、一瞬の表情を捉えるポートレートなど、さまざまなシーンにおいてシャッターチャンスを逃さずに美しい描写で撮影でき、さらにAFが被写体を追従し続ける高速連続撮影(最高約12コマ/秒)で、狙った瞬間を捉えます。
新商品『α77 II』は、従来機『α77』からイメージセンサー、画像処理エンジン、AFシステムを一新しました。
広範囲かつ高密度にAFセンサーを配置した世界最多の79点位相差AFセンサー(15点クロス)は、被写体の動きを予測して狙い通りに正確に合焦するAFアルゴリズムを新たに採用することで、被写体を捉えて離さない、高速かつ高精度な捕捉性能を実現します。
ソニー独自の透過ミラーを採用した「トランスルーセントミラー・テクノロジー」と組み合わせることでAFを常時駆動させ、静止画・動画ともに常に被写体を捉え続ける高速なピント合わせが可能です。
さらに、新開発AFセンサーは薄暗い室内のような暗所でもAFの高応答性を実現しているため、低輝度(EV-2、ISO100相当)な環境でも撮影ができます。
また、中央にF2.8対応のセンサーを配置したことで、大口径レンズ使用時に高い合焦精度を実現します。
高速連続撮影時(最高約12コマ/秒、最大60コマ)もAFと自動露出(AE)が被写体を追従し続け、狙った瞬間を捉えます。
発売日 2014年6月6日
価格 オープン価格
主な特長
○世界最多の79点AFシステム(15点クロス)
○低輝度(EV-2、ISO100相当)な環境でも撮影可能
○AFと自動露出(AE)が追従し続ける高速連続撮影(最高約12コマ/秒)を実現
○従来機と比較して感度特性が約20%向上
○3軸チルト液晶モニターを採用
主な仕様
・センサー APS-Cサイズ (23.5 x15.6 mm)CMOSセンサー
・有効画素数 約2430万画素
・マウント Aマウント
・検出輝度範囲 EV-2 – 18
・ISO感度 静止画撮影時:ISO100-25600(拡張ISO50/64/80)
・連写 連続撮影優先AEモード時:最高約12コマ/秒
通常連続撮影時:最高約8コマ/秒
・電子ファインダー 2,359,296ドット
・液晶モニター 3.0型 1,228,800ドット
・内蔵マイク ステレオ
・大きさ 約142.6 × 104.2 × 80.9 mm
・重さ 約726g(バッテリー等を含む) 約647g(本体のみ)
コメント
キヤノンのフラッグシップ機「1DX」を意識したかのようなスペックという印象を持ちました。12コマ/秒というあたりです。
ただし、よく読むとオートフォーカスで追従てせきるのは8コマ/秒ということなので、価格なりのミドルクラスマシンといったところでしょうか。
同日に発表された「α7S 」がフルサイズで「有効約1220万画素」なのに、こちらはAPS-Cサイズで「有効約2430万画素」。なんとなく「逆じゃないの?」と思ってしまいます。