カシオ計算機は、“エクシリム”の新製品として、自分撮りやみんな撮りに最適な特長を備えたコンパクトボディの「EX-ZR50」を発表しました。
ニュースリリースより
・操作ボタン付きの液晶画面が180度開く、新設計のチルト液晶を搭載。
・縦でも横でも持ちやすいボックスフォルムを採用。
・縦持ち用のフロントシャッターと横持ち用の通常シャッター、2つのシャッターボタンを備えており、自分撮りやみんな撮りが手持ちで簡単に楽しめます。
・Wi-Fi機能を活用すれば、スマートフォンへ画像を送り、SNSで共有できます。
発売日 2014年9月12日
ボディカラー ホワイト ピンク ブラウン
ボディカラーの写真は、こちらのニュースリリースで。
※上とは違うページです。
主な特長
○自分撮りに最適な180度チルトする「チルト液晶」と「フロントシャッター」
○カメラに向かって手を振るだけで撮れるモーションシャッター
○よりキレイに自分撮りができる新しい「メイクアップモード」
○一枚の写真にまとめる「クイックコラージュ」
直近に再生した画像とその前後の画像4枚または3枚を自動的に一枚の画像に凝縮
○サクサク撮れる軽快なレスポンス
デュアルCPUと2つの画像処理回路などにより
1.2秒の高速起動
0.14秒の高速オートフォーカス
0.015秒のレリーズ・タイムラグ
最短0.26秒の撮影間隔を実現
○5軸方向の手ブレを高度に補正する「HS手ブレ補正」
光学式手ブレ補正(3段)と高速連写合成(最大9枚)の組み合わせで6段の手ブレ補正効果を得られます。
主な仕様
・センサー 1/2.3型CMOS 約1610万画素
・レンズ 25-250mm相当 F3.5-6.5
・感度 ISO80-3200
・液晶モニター 3.5型 約92万ドット
チルト式液晶(180度)
・連射 30枚/秒 15枚/秒 など
・動画 フルHD(30fps) モノラル音声
・撮影可能枚数 約280枚
・大きさ 99.6×59.5×25.0mm
・重さ 約202g(電池等含む)
コメント
カシオは、「自分撮り」ができるデジカメで、大きな反響を呼んだことがあります。
約2年前の2012年の記事ですが、よかったらご覧になってください。
『EX-TR150』発売日前に販売終了は、なぜ?
さて、今回の「EX-ZR50」の話に戻ります。
カシオはチルト液晶搭載のデジタルカメラ「EXILIM EX-ZR」シリーズを、同じく2012年に発売しました。
「初代」とも言える「EXILIM EX-ZR1000」、モデルチェンジした「EXILIM EX-ZR1100」そして最新の「EXILIM EX-ZR1300」と、特に女性を中心に人気の機種という印象を持っています。
そして、今回の「EX-ZR50」の大きな特長は、二つあると思います。
ひとつは、今までの「EXILIM EX-ZR」シリーズよりも、かなりコンパクトなボディを実現したことです。
EX-ZR50 99.6×59.5×25.0mm
EX-ZR1300 107.5×61.5×36.7mm
上のスペックをご覧になるとお分かりのように、横幅で約8mm、高さで2mm小さくなっています。
でも、一番注目すべきは、厚さの違いだと個人的には思います。
EX-ZR1300 の36.7mmというのはポケットに入れておくには、かなり「ゴツイ」と感じるであろう厚さです。
でも、EX-ZR50 の25.0mmは、ギリギリですがポケットに入れておいても邪魔にならない厚さでしょうね。
もうひとつの特長は、「フロントシャッター」ですね。
公式サイトの1ページ目をちょっと下にスクロールすると、自分撮りしている写真が掲載されています。これをご覧になると、「フロントシャッター」がいかに便利か、よく分かると思います。
そうすると、「EX-ZR50」っていいね!と思われる方が多いのではないでしょうか。
ただし、「EX-ZR1300」と比べて、弱い点も若干あります。
ポイントは2つ。
どちらも「薄型ボディ」を実現するためだと思いますが、ひとつはズーム域がほんの少し狭くなっていること。
EX-ZR50 25-250mm相当の光学10倍ズーム
EX-ZR1300 24-300mm相当の光学12.5倍ズーム
でも、実際に使って、気になるほどの差とは思いません。特に、意外に思われるかもしれませんが、望遠側の差は実際に使うとほとんど気にならないと思います。
もうひとつ「薄型ボディ」を実現するためだと思いますが、撮影可能枚数が少なくなっています。
EX-ZR50 約280枚
EX-ZR1300 約470枚
こちらについては、今回発売の「EX-ZR1300」がコンパクトカメラとしては驚異的に電池が持つ機種なので、「EX-ZR50」の撮影枚数がある意味「ふつう」だと思います。
さすがに、1回の撮影で400枚とか500枚とか撮られる方にとっては気になるかもしれません。でも、それくらいの枚数だったら、予備電池を用意すればいいので、問題になることはあまりないと思います。
ということで、今回の「EX-ZR50」は、自分撮りにとても便利でわりとオールマイティに使えるカメラだと思います。