先日発表された「1 NIKKOR VR 6.7-13mm 」ですが、ニコンミラーレス用では初の「超広角レンズ」として注目です。
Nikon 1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6
外観や、レンズの焦点距離を見ているうちに、なんとなく似ているレンズが思い浮かびました。
同じくミラーレス用となる、マイクロフォーサーズ規格のオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm」です。たぶん、同じように沈同式だし、大きさも同じくらいでは?と思いました。
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
それで、この二つの超広角レンズについて、共通点や違いについて調べ、表にまとめてみました。
機種名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 |
1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6 |
焦点距離 | 9-18mm(18-36mm相当) | 6.7-13mm(18-35mm相当) |
F値 | F4.0-F5.6 最小絞りF22 | F3.5-F5.6 最小絞りF16 |
最短撮影距離 | 0.25m | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.1倍(35mm判換算 0.2倍相当) | 約0.06倍(35mm判換算 約0.16倍) |
絞り羽枚数 | 7枚(円形絞り) | 7枚(円形絞り) |
フィルターサイズ | Ø52mm | Ø52mm |
大きさ | Ø56.5×49.5mm | Ø56.5mm×46mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで、沈胴時) |
重さ | 155g | 約125g |
希望小売価格 | 税込74,550円 | 税込74,550円 |
備考 | MicroFourThirdsシステム規格 | 1 マウントレンズ |
比べてみると、まるで双子のようにそっくりだと感じましたねー。
まず、焦点距離は「18-36mm相当,18-35mm」相当ですし、フィルター径はどちらもØ52mm。
最短撮影距離「0.25m」も同じなら、絞り羽根枚数「7枚(円形絞り)」も一緒で、大きさもほぼ同じ。
(ニコンの方がスペック上は3.5mm短いように見えますが、ニコンの方は「全長」ではなくレンズマウント面からなので、基準のとりかたが違うだけで実際にはほぼ同じ?)
希望小売価格も、税込74,550円ということで、1円だって違いません!
ちなみに、オリンパスレンズの方は発売が2011年4月で、ニコンレンズの方は2013年3月です。
約2年経って、ほぼ同じようなレンズをニコンが発売するわけですが、センサーの面積が倍ほど違うのに、これほど似ているとは!?
なんとなく、ホンダのストリームのあとに、トヨタが「全長×全幅×全高」が1mmも違わないウィッシュを発売したときのことを思い出しました~。
ただ、「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm」は写りがすこぶる良好なレンズですし、「後発」のレンズですから描写は期待できそうな気がしますね。